夢の修行

明晰夢って知ってますか?
夢の中で「夢である」と認識するという、あれです。
私はたまにあります。

●この本を手に取ったきっかけ
いつも読んでいるナムカイノルブリンポチェの本だから。
ゾクチェンについて深く知りたかったから。
●この本への問い
眠りと死の違いは何だろうか?
夢を自在にコントロールするにはどうすればいいだろうか?
ナーローパの6ヨーガの体系との関連はどうなっているのか?


●得られた気づき・印象に残った言葉
 夢には二種類。
 「光明の夢」と「薫習の夢」

夢をコントロールする、その具体的な方法と意味について、書かれています。
禅に興味をもつ西洋人は多いけれども、
もう少ししたら、タオ、そしてゾクチェンが学問的にも流行的にも、
クローズアップされるんでしょうね。

理論や言葉は、月をさししめす指のようなものだ。
その先に視線をのばすことによって、明るく輝く月が見える。
視線を移すことがなければ、いつまでたっても、月は見えない。
指は、月を見るために必要なだけで、
それをいくら細かく吟味しても、自分で月を見ることにはつながらない。
月を見た後ではじめて、
指がどんなふうにして、それを指し示そうとしていたのかが、わかる。

禅、老子のタオイズム、チベットのゾクチェン、
共通する部分がありながら、それでいて違いのあるこの三つの体系。
きのう読んだ老子の話と同じ表現がありました。
●こんな方にお勧め
明晰夢について研究している方。
ユング心理学の好きな方
夢と現実の区別と意味について知りたい方。
死と眠りの違いについて考えている方。

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