脳のバグらせ方

脳がわかれば恋は作れる
好きな人はこうして惹きつける
How To Hack Their Brain : Priming for Seduction

コールドリーディングやNLPを勉強したと書かれている通り、確かになぁということばかり。
20代ならこれ使ってたかもしれない。

そして、恋愛だけじゃなくてセールスやマーケティングでも同じだ
ということに気づける人は、これ使ってるんだよねという感じ。

 

・恋愛に「恋愛時に取るであろう行動や感情(ドキドキ感じさせる等)」を取らせたり、感じさせたりすればいい。恋愛映画やドラマを、好きな人と一緒に見る「相手が映画のロマンチックな感情を脳内体験している時に、常にあなたがいる」と言うことを繰り返し相手に経験させることで、相手の中で「ロマンチックな感情」が起こった時に、無意識に「あなた」のイメージが想起されるようになります。

・至近距離から見つめ「見つめて、沈黙した後、何を言うか(どう振舞うか)」決めておき、沈黙が起きた時はいつでも実行できるように準備しておく
・多くの人は気まずい沈黙が起きることを嫌がります。なぜなら、自分のコミュ力がないために起きた沈黙だと感じるからです。しかし、一対一のコミュニケーションにおいて、気まずいと感じるのは、あなただけではなく相手も同様です。気まずい沈黙が起きた時にあなたが気まずそうにしていれば、相手の脳は「あなたのコミュ力がないんだな」と思いやすいですが、あなたが堂々と見つめれば、その沈黙は「自分のせいで起きた」と思ってもらいやすいということです。

・高まった緊張をあなたの行動でほぐしてあげることで、相手の脳で起こる「緊張→弛緩」と言う感情の変化の理由を、「あなたのことが好きだからだ」「あなたといると心地よいからだ」のように相手は好意として認識しやすくなります。

脳の錯覚を利用した暗示。
感情のアンカーを使ったトリックは、確かにパワフル。セールスやCM広告では多用されているけど、これを日常コミュニケーションで使うというのは反則技。知ってる人は知ってるけど…

 

・「想像してみてほしいんだけど」
・ダブルバインドの本当のすごさ = 相手の脳内に抱かせたいイメージを抱かせることができる
・人間の脳は相手の話したことを理解するために、無意識で相手の言ったことを頭で読み込み一度イメージしてみる必要があります。
・「健っていいます。マイブームは居心地が良い雰囲気のカフェを見つけることで、嬉しくて本とかPCを持ってきて一日中居座ったりしてます。おいしい果物ジュースが好きなので、メニュー数が多いと選ぶ時間がワクワクして幸せなんですよ〜」→あなた = 好感 という暗示の刷り込みを可能にするための、感情に関する情報がたくさん
・相手の記憶に自分のイメージを強く植えつけ、自分のことを想起してもらいやすくなる・・・自分にとって都合の良いワードとしてどんなものがあるか、一度洗い出してみる(「つい食べたくなる物」「つい行きたくなる場所」)

これはポジティブな感情に、さらにイメージを含ませた高等テクニック。
悪用してほしくないなぁ。。でもモテる人というのは多分、こういうのは仕組みの理解とは関係なく自然にやってたりする。
今できない人が、本一冊読んで使いこなせる人がいるかどうかわからないけれど。

 

・「俺と」「一緒に」「二人で」「軽く」「試しに」「正直に告白すると」
・脳の大脳辺縁系という部分、感情を司る部分は、主語や目的語を上手に理解できません。→「付き合う」「好き」

これもある意味前に書いたものと同じで、言葉に含まれた意味付け、その意味に含まれるイメージを使った暗示だな。

 

・「不思議な魅力があるよね」→「うーん、何て言えばいいかは難しいんだけど」
・「当たったら100万円あげるよ」のように、普段の会話に織り交ぜてクイズを出すなど、全部を教えない。

こっちはネストを作ってオープンにしておく手法で、NLPではよく使う。
潜在意識の理解という意味では、著者はミルトン言語なんかも結構学んでるんだろうな。

 

・里奈久しぶり!付き合ってくんない?
は?何言ってんの?笑
コーヒー飲みたくて。この前できた駅前のカフェ行こうよ?

・里奈久しぶり!付き合ってくんない?
は?何言ってんの?笑
いや、可愛くなったな!って思って。で、どうする? 付き合う?笑

・里奈久しぶり!付き合ってくんない?
は?何言ってんの?笑
昨日里奈と付き合ったら宝くじ当たる夢見たんだよね。とりあえず宝くじ買いに行こうぜ

・さすがだよね
何が?
無意識なんだ? じゃあ秘密にしておこっかな

・麻衣ちゃんってコンディショナー何使ってるの?
ジョーマローンのだよ! なんで?
ちょっと気になって。いい匂いだから同じの使いたいなって

書かれているテクニックを応用するとこういう形になるといういい例。
構造や仕組みがわかってる人からすると、それぞれのケースの意味がよくわかる。
確かに…こういう話し方は話し慣れている人が自然に使う。

 

・帰属意識をくすぐる = おいしいもの食べに行こうよ → おいしいものクラブ の活動しよ!
・決めつけて褒める / 決めつけてディスる / 帰り際に褒める「そういえば伝え忘れたんだけど…」
・相手が誘いに応じる言い訳を作る
・コスメポーチを入れてあり、そこには絆創膏、ティッシュ、朱肉、ボールペン、ハンドクリーム、充電コード、のど飴などが入っているので、他人のために何かをできる状況が舞い込んできやすいです。

この辺りも、応用の部類に入るのかな。
改めて、悪用厳禁の一冊だと思った…。

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