二歳で本が読める

わが子を優秀児にする早期読書

私も小さい頃、公文に通っていた。
高校生のとき、「数学は暗記だ」を読んで、
ますますこの公文メソッドがよいものだったと、確信した。
自分が親になった今、さて、娘にとってこれは活用できるかな。
ドーマン式とはどんな違いがあるか、
またどんな共通点があるか、
そんなことを思いながら、ページをめくってみた。


基本的にはドーマンメソッドと共通していると思う。
ただしそれに加えて、日本ならではの工夫がたくさん。
読んでよかった。
●工夫のアイデア

・お父さんと子どもの交換日記
・本で興味を示したものがあったら、すぐに実物を体験する機会をつくる
・どんなけわしい山も、ふもとの第一歩と頂上にたどり着く寸前には必ず一人で歩かせる
・壁に貼るだけでは風景と同じ。手に持って近くで見られるカードがいちばん

好感日記については、すぐにはじめたいと思う。
●歌の重要性

・童謡をたくさんうたう
・俳句や百人一首
・クラシックもいいが、歌詞に含まれていることばの獲得という側面も重視したい
・朝起きたときに寝床で聞く歌、パジャマに着替えるときに聞く歌、歯みがきをしながら聞く歌、それぞれ決まった歌をテープにかけて聞かせるのも一つの方法
・絵日記のかわりに写真を貼った日記

これは、知らなかった。
とても大きな発見だ。
さっそく、もっともっと童謡に触れる機会をつくりはじめた。
●改めて留意しておくべきこと・心構え

・しっかり理論的に自分の気持ちを話せることは「子どもらしくない」のではない。それより、考える力を育ててあげないで、一方的に叱ったり、いつまでも赤ちゃんのままでおいておくことこそ、「人間らしくない」扱い。
・本の中身より、お母さんの鼓動を聞かせてあげるのが、この年齢の子どもの読書
・子どもは本の中の好きな場面を覚えていて、たった一ページの大好きな場面に感動したくて、何回も何回も同じ本を読んでほしいがる
・まず親が机に向かい、鉛筆を持ち、学習する姿を見せること
・本を読んでいる途中のおしゃべりはどんどんする。思ったことを言わせて会話を楽しみながら読む楽しみに
・たとえ料理の最中でも「これ読んで」と子どもが持ってきたら、「あとで」と断らず、少しのあいだでも手を休めて読んであげたい
・読めたかどうか試すようなことはしない
・読んだ内容を理解しているかどうかテストするような態度は、子どもを本から遠ざけてしまう
・大人のペースで読んでしまうと、子どもにとっては内容をゆっくり楽しむ余裕がなくなり、本への興味につながらないことがある
・一人読みができるようになっても、最初は読み聞かせ八、一人読み二くらいの割合で

子どもを動物扱いしている親のなんとおおいことか。
飼育しているのではなくて、一人の人間と接しているのだということ、わかってほしいなと思う。
大人の暴力的な態度をみると、とても悲しくなる。
●その他

・幼児が「もう一回読んで」とせがむのは、自分の力でイメージの世界を構築しようとしている時期だから
・幼児のときに、本を読んだり、数学を解くことは、「教科を教わっている」のではなく、「数学」や「国語」という教科を媒介にして、学び方を身につけている
・たくさんのことばが含まれている動揺は、文字が読めない0歳児にとって耳で聞く絵本・生後六ヶ月までに童謡の働きかけを受けていた子どもは二歳四ヶ月、一歳までの個は二歳八ヶ月、一歳過ぎの子は三歳三ヶ月で一人読みができていたというのが一般的な状態

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