女たちはなぜ「口コミ」の魔力にハマるのか

副題をつけるとしたら
“サブリミナル・インプレッション”
かな。
前に読んだ「ことばに感じる女たち」と
同じ本だと知らずに買ってしまった。
せっかくだから、改めて読んでみた。


二度同じ本を読んだのに、付箋をはる部分はやっぱり違うのかな?
あとで比べてみよう。
この本で今回とくにインパクトがあったのは

・心理学や教育学では「自我の確立」ということばが語られますが、これは、もっぱら少年たちのためにある概念だと言えるでしょう。心理学も哲学も教育学も、男女脳の違いを知らなかった時代の男性たちがつくりあげた世界です。

子どもの心理について語った本は多いけど、
男女の性差が出てくる頃からは、
このことも考えておかないといけないなと思った。
今まで、考えてもみなかった。
その他メモしたところもいくつか。
●名前

・名前とは、その人のセルフイメージとパブリックイメージの両方をゆるやかに縛る一種の「呪」ともなってしまうのです。
・若い女性には、T音K音が持つ「滞りを解消する感じ」は、ひじょうに心地よく感じられます。
・女性たちはラ行の音を発音するとき、舌が花びらになり、自分自身が花になるのです。

自分の名前、そして娘の名前について、改めて考えた。
ちゃんと、もっと名前を大切にして、そして活用した方がよさそう。
呼び方なども。
●プロゲステロンが正しく機能しているかどうか

・セレクティブ層とマジョリティ層
・現在、女性の出産年齢が上がっているためでしょう、都会では明らかに「女性初心者」年齢が30歳くらいにまで上がってきています。
・エストロゲンとプロゲステロン
 脳に月のうち半分のプロゲステロンの鎮静作用が働かないと、なかなか「結婚して家事にいそしむのもいいなぁ」とか「子どもを産んで育てたい」とかいう、丸い気持ちにならないのです。

いわゆる怖い女、強い女の理由が、わかった。
どう接していけばいいのかも。
●その他

・舌で上あごをコッ、コッ、コッ、コッ、とノックする人。これは赤ちゃんがお母さんのおっぱいをしゃぶるのと、きわめて似通った動き
・「あなたみたいな大切なひとを、こんなところに30分も立たせたなんて、すごく悲しい。ほんとうにごめんなさい」
 「寒かったでしょ?ごめんね」
 「心細かったね?」
→女は、心細かった30分を償ってもらいたいのであって、「私」に心細い思いをさせたのに値する理由を聞きたいわけじゃない。遅れた理由を振りかざせば、その理由が「私」より大事だったのだ、ということになってしまうでしょ?
・女には、「正当性」は必要ありません。
・割り込みがかからない男性脳の浮気は、割り込みを無視しながらする女の浮気より、罪がないような気がします。
・女性脳は語感に敏感だから、「てにをは」の美しさを決して見逃しません。「てにをは」の美しい男で、モテない男を私は見たことがないくらいです。

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