お金のシークレット

人生を変える”感情”と”お金”の法則
本書と過ごす数時間に、あなたの成功のカギが隠されている

成功して不幸になる人々を読んだときのような感覚。
ダークサイドについて、よく理解できる。
あの本とあわせて読むとよいかも知れない。


●メモしたところなど
・お金で失敗するのは、お金とは無関係な目標をお金を使って達成しようとするからだ。
・押さえつけられた経験のある人ほど、お金で自立しようと求める傾向がある。
・ノーベル経済学賞を受賞した経済学者とそのほか数人の研究グループが、「幸福感」ともっとも強い相関関係がある人生の要素について調べた。幸福感ともっとも相関関係が強いのは結婚生活だった。
・「ノーシーボ効果」この薬には副作用があると患者に言ったり、患者が病気やその他の体調不良に陥る可能性が高いと警告したりするだけで、実際に具合が悪くなってしまう効果のことだ。
・フランスの女流作家ジョルジュ・サンドは、セックスをしたあとですぐに書き始めた。その一世紀前、同じフランスの作家ヴォルテールは、さらに時間を無駄にしないで、恋人の背中を机代わりにして書いた。
・外挿の誤り : 過去のデータに基づいて未来を予想しようして生じる判断の誤り
 外挿の誤りは、アンカリングの一種である。
・確証バイアス : 前から信じていたことや感じていたことに合わせて、実際のデータを捻じ曲げてしまうこと。私たちは自分がすでに好ましいと思っている選択を支持してくれる「客観的情報」だけを選び出してしまいがちなのである。
・支出は感情的な行為である。
・不快→標的化→絞り込み→正当化→不快
・復讐的消費
「あんなケンカをしたあとでは、一ダースのバラを贈ってくれるべきよ。だけどあなたがそうしてくれないから、私はたった今自分で新しい洋服を注文したわ」
・11世紀の宋(中国)で最初の紙幣が登場した。
・メディアダイエット : ムダ遣いにつながったメディアが特定できたら、それとは距離を置く。
・「あとで支払う」という詐欺の手口 : 年金制度は?
・「できる人」だと思われたい欲
口がうまく、一見知識が豊富でよく勉強しているように見えるセールスマンの手にかかると、自分の無知や無能さが恥ずかしくなり、相手のアドバイスに同意したりしたがったりすることで何とかとりつくろいたいと考える。
・私たちの間に、深く根を下ろした神話が一つある。「もっとも社会的に成功した人たちは誰よりも仕事熱心で、休みなく働き、家族やときには健康さえ犠牲にして高い成果を追求する」という神話である。この神話の問題点は、それがまったく正しくないということだ。
・古い物語を捨てるのは — -新しい物語を書かない限り — ほとんど不可能
・目標はSMARTに立てる。
 Specific(明確な)
 Measurable(測定できる)
 Attainable(到達可能な)
 Realistic(現実的な)
 Time-bound(期限が定まった)
・「しなければならない」「するべきだ」「必要がある」などの強制的な言葉は、自分以外に基準があることを意味している。自分の運命をコントロールできず、自分以外の力のなすがままになっているということが示されている。
・四歳のとき目の前のマシュマロの誘惑をがまんできた子どもたちは、思春期になったとき、より自信があり、自己主張ができ、学校での成績もいいことがわかった。たとえば欲望をがまんできた子どもたちは、そうでなかった子どもたちにくらべてSATの点数で大きく上回っていた。
・お金に関する基本方針をつねに目に見えるところに置く
 → 財布に貼ったり、PCの前に貼っておくのがよいかも
・あなたの考えを肯定してくれるとわかっている人に相談するのは、「白雪姫」に出てくる腹黒い王妃が鏡に意見を求めたのと同じだ。
・欲望と欲求を区別する。
・ブランド品は、商品についているロゴが違うものに変わったら、それでも同じ金額を支払うかどうか考えてみよう。
数年前自分が気づいたことがある。
自分の場合は、この本にある「復讐的消費」と似たような
「復讐的行動」をとっていたことがあった。
それはどういうものかというと、
復讐的な行為として、
「一千万を越える年収だったものを、一気に経済的にどん底まで自分を追い込む」
というもの。
そしてそれにより、あらゆる時間やプライベートを犠牲にして「仕事をすること」を
正当化し強制的に認めさせようとしていたのだ。
自滅行為である。
現在はこの復讐的な行為が無意味であることを理解しているけれど、
もう少し早くこの本にめぐり合っていればよかったなぁ と思う。

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