The magic is in the child.
ドーマン研究所のやっていること、どれもほんとにすばらしい。
これを読むと、恐らくこれを参考にしてつくられたであろう、各社の「フラッシュカード」がいかに危険で、貧弱であるかも、理解できる。
ビッツとフラッシュカードの違いが、理解できる。
テクニックに走ってカタチだけマネしても、ダメなんだ。
自分としては、フラッシュカードと、テレビやゲームによる受動的な刺激って同じじゃないか?という素朴な疑問があったのだけれど、そのあたりのモヤモヤが、この本を読んで、少しすっきりした。
・子どもはみんな天才として生まれてくる。しかし最初の6年間のあいだに、大人たちが彼らを天才でなくしてしまう。
・成功の秘密は教材にではなく、子ども自身の中にある
・カラ・カプートのように、4歳半でプログラムを始めて効果を出した天才の例がある。
・水準の高いものを読み、らくらくと数学ができるなら、両親は世界最高の富や社会的地位をも超えるものを子どもに与えたことになる。それは富や社会的地位とは違って、ほかの人に奪われることはありえない。
・知性の定義
知性とは、物事の現実とその可能性との違いを見極め、現実と可能性との間の距離をどこまで縮められるか、という能力である。
・知識の10部門
生物/歴史/地理/音楽/美術/数学/人体生理/科学一般/言語/文学
・知識のメニューは幅広いものにすべき。カテゴリーの種類が多ければ多いほど、世界に対する視野は広がる。子どもを一つの方向に集中させることは、意図しない。世界の全体像を示したい。そのあとでどの方向を選ぶかは、子どもしだい。
・あなた自身にとって無味乾燥で退屈な事実は、子どもにとってもつまらない可能性が高い。
・何が成功で何が失敗か、それを決めるのはお母さん。
・現在の状態と過去の状態の違いに目を向け、つねに子どもを勝利者すべき。
・ゴールまでどれだけ離れているかではなく、ゴールまでどれだけ近づいたかを話してあげる。
・刺激的であることと無秩序を混同してはならない。
・これは○○じゃないでしょ と言ってはいけない。これは○○じゃないかしら と言ってあげよう。
・あなた自身が純粋な事実と自分自身の意見とを明確にわけているなら、子どもはあなたがそのどちらを語っているか、すぐに理解する。