前回読んだ(1)の続編。二冊セットでオススメ。マンガだから一気によめちゃう。
185ページの「予防接種カレンダー」も嬉しい。
おばけというのは、見えないからこそこわいのだ。
どこからが危険なのか、あらゆる事態を想定しておくと
「不安」がなくなって、子育てがとても楽になる。
以下 メモしたところ
●心の発達 = それがもっとも重要
おしゃぶり – 子どものペースでやるというのは、実はすごく大切な意味があって、それを乳幼児期からしつけ優先で、「甘えさせちゃいかん!」「子どもの意のままにさせたらダメ!」と言うのは、それが子どもの自発性や周囲への信頼感をどれだけ損なうか、というリスクをじゅうぶんにわかっていない人だと思います。子どもが「抱っこして~」と甘えてきたり、おしゃぶりをしたりするのは、自分の心を守るために必要なアクションです。
例えば「おなかが痛いっていうけど、もしかしたら保育所で嫌なことがあるのかな」などと聞いてみる。なかなか答えないと思いますが、少し話してきたら、「どういうことがあったの?」「何が嫌だったの?」と具体的に聞いてみます。たまたま思いついたことなら、そのときで終わりますが、本当につらいなら、何回聞いても、同じ話題が出てくるはずです。そのつど変わるのは、そんなに大きな問題ではないことが多いです。意外とあるのが、「先生が怖い」です。保育所にも、やんちゃな男の子がいて、先生も何とか抑えつけないといけないと思っていて、ガンガン叱っている。そういうのを見ていると、実際にどなられているわけではなくても、敏感な子は、すごい恐怖を感じます。自分が怒られたらどうしよう、とビクビクするのです。それで、保育所がつらくなっていることがあります。
●耳 = そうじをしすぎない
お風呂のお湯が入って中耳炎になるというともありませんので、安心してください。ですから、赤ちゃんを入浴させるときも、耳をふさぐ必要はありません。最新の入浴法では耳を耳たぶで押さえません。中耳炎というのは、鼓膜の内側(中耳)に、細菌やウイルスが入ることをいいます。仮に外から水が入ってきても、水は鼓膜でブロックされ、内側には入ってきません。
皮膚から常に、あかがはがれ落ちているように、耳の穴でもあかがはがれ落ちています。それが耳あかの正体です。耳あかは基本的に外に押し出されていくようにできていますし、たった1日でたくさんたまるようなこともありません。むしろ、耳かきで耳の中を頻繁にいじると、傷ができてしまい、感染の原因になります。また、風呂上りに綿棒を使うと、特に耳の穴が小さい場合には、ぬれた耳あかをどんどん奥へ押し込んでしまって、耳栓のようになることがあります。
●皮膚
じんましん – ほとんどは数時間から、丸一日で治まります。消えてしまったものは、受信する必要はありません。ただ、2,3日続く場合や、出たり引いたりを数日繰り返すものは、一度、診察を受けたほうがいいでしょう。
左右対称の発疹は「中からの病気」で、非対称の発疹は「外からの病気」です。
●歯
口の中を虫歯菌から守る工夫
・食後にお茶や水で口をゆすぐ できないときは最後に飲むだけでも
・甘い物はダラダラ食べずなるべく一度に取る 食後のデザートに
・キシリトールなど、砂糖を使っていないお菓子を選ぶ
・繊維質の多い物は食べるだけで歯みがき効果がある 果物の糖は「果糖」といって虫歯菌のエサになりにくい
食事と一緒に食べたお菓子は、虫歯発生にあまり関与しませんが、間食で取ると虫歯になりやすいことがわかっています。
歯ブラシの毛先が広がってしまったものは、あまり効果がありません。新しいブラシなら1分で落ちる汚れが、広がったものでは10分かかっても落ちないのです。