子育てハッピーアドバイス 妊娠・出産・赤ちゃんの巻

ママとパパに会いにきたよ

このシリーズはバイブルですね。
全てのママパパにすすめたいのはもちろん、
僕らの親たち(じぃじ ばぁば)にも読んでもらうと
「常識のupdate」ができて、
すれ違いが減ると思います。

●パパの心得

・積極的なパパほど気をつけてほしいのは、子どもをかわいがるあまり、母親の育児の評論家にならないこと。母親としていちいちダメ出しをされたなら、母性を発揮することさえできなくなります。

イクメンとかイケダンとか、いろんな言葉が出てきた。
でも、子育てをする父親というスタイルを、
流行とかファッションのように軽く考える人が増えてしまうと、危険。

●子どもが求めていること

・平成22年に行われた、日・米・中・韓の比較調査において、「私は価値のある人間だと思う」と答えた高校生の割合
(「高校生の心と体の健康に関する調査」一ツ橋文芸教育振興会・日本青少年研究所)
  米国89.1%
  中国87.7%
  韓国75.1%
  日本36.1%
・私がぜひしておいてほしいと思うのは、自分の受けた子育てを振り返る、ということです。もっといえば、自分の受けた子育てを、一度はきちんと整理しておく、ということです。
・親がやってきたことも、すべて愛情から出たことで、どれも正しいことだったんだ、となってしまうと、ちょっと違うんじゃないか、と私は思うのです。
・泣くのは、何かを伝えたいというメッセージであると同時に、感情表現でもあります。赤ちゃんは、泣くことによって、怒りや悲しみを上手に発散させているのです。だから、時には思いきり泣かせることも大切です。それを何とか泣きやませようと思って、しかったり、反対に放置したりすると、赤ちゃんは発散させる手立てを失ってしまいます。いちばんいいのは、「気持ちを聞いてもらいながら泣けること」です。大人だって、ストレスがたまって悶々としているとき、共感してくれる人の前で思いきり泣けたら、気分が晴れるものです。

操作主義に陥らないように注意する必要がある。
思いやりを育むということと、子どもを抑圧するということは、全く別物だ。
まずアサーティブであることをベースに置かないと、大変なことになる。
交流分析の本質は、子どもと共感するというところにある。
表面的にあれを理解して「コントロールしよう」などとは思わないこと。
叩かなくたって、子どもを抑圧するケースはたくさんある。
消極的な暴力とか、共依存というやつだ。

●出産

・バースプランとは、産む側が出産施設に対して一方的に突きつける要求というより、納得いくまで話し合うためのたたき台といえるかもしれません。
・体に柔軟性を持ったほうがお産も進みやすく、産後のおっぱいの出もよくなります。お勧めなのは、肩回し、背中ほぐし、四つんばい、その場足踏み、フラフープのように腰を回す、などです。
・医療従事者の求める「安全なお産」と、母親や周囲の人が求める「安心なお産」は、決して別のものではない、本来は一つのものであるはずです。
・陣痛の波が来たら、「上手だよー!」と、赤ちゃんを励ますコト

●母乳

・すぐにミルクを足してしまうと、母乳育児率は一気に低下します。
・母親が出産後30分以内に母乳を飲ませられるように援助する。
・赤ちゃんが泣くたびに、ミルクが足りないと思って飲ませてしまう親御さんも少なくありません。今度は胃が苦しくなって、「何とかしてよー!」と、さらに泣き止まなくなってしまいます。飲ませる前に、赤ちゃんのおなかがパンパンになっていないか、ゲップはちゃんと出ているか、チェックしておくことが大切です。
・「1歳を過ぎたら、おっぱいは栄養がなくなる」などといわれますが、そんなことはありません。初乳よりは薄くなるものの、その時々に必要な免疫が含まれています。効率よく吸収され、胃にも優しいという点では、母乳に勝るものはありません。
・1歳を過ぎたら、断乳しなさいといわれました。→それは一昔前の話。卒乳の時期は赤ちゃんとお母さんに合わせて。生物学的には、3、4歳までおっぱいを飲んでいてもふつうだといわれています。卒乳でいちばん大切にしてほしいのは、赤ちゃんとお母さんの気持ちです。
・「うちの子はよく食べる」といっても、口に入れたのと、消化したのとでは違います。そのままの形でうんきに出てくるようなら、大きさや固さがまだ合っていなかったということです。つぶしてみる、食材を変える、などの工夫が必要でしょう。最近、便秘や下痢、夜泣き、機嫌の悪いことが増えてきた、というときは、少し胃腸が無理をしているのかもしれません。

時代遅れのファッションを気にする人は多い。
でも、時代遅れの常識・知識を気にする人は少ない。
「常識」はupdateしないと「非常識」になることもある。
親の世代に正しかったこと、親の世代に正しかった育て方は、
一度疑ってみる必要がある。

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