赤い盾 – ロスチャイルドの謎(4)

読みおわった。
感想は…


よくある、薄っぺらいユダヤ陰謀論、フリーメーソン陰謀論とは違う。
たとえば、
・ダイヤなどの貴金属に対する見方が変わる
・国家という単位でのものの見方から、別の見方にかわる
・オードリーヘップバーンやダイアナ妃に対する見方がかわる
・カラヤンやワーグナーやシュトラウスに対する見方がかわる
・シャルルドゴール空港のドゴールという人物がわかる
・マルチンルターがユダヤに対してしたことがわかる
・サルトルやマルクスの思想背景がわかる
・バチカンやイスラエル、モナコ、リヒテンシュタインという不思議な国の成立理由がわかる
・ファッションの発祥ではない、フランスという国の本当の怖さがわかる
・シェル石油とレディーボーデンの背景がわかる。
・戦争を民族と宗教の問題で片付けることがいかに短絡的かがわかる
・湾岸戦争やインドシナ戦争、ベトナム戦争の意味がわかる
・ブッシュとはどういう人物なのかがわかる
・男爵以上の貴族は21歳を超えると皆議員になれるというのが民主主義のイギリスという国がわかる
・ヨーロッパと世界大戦の本当の意味がわかる
・コロンブスやマゼランといった冒険家の意味がわかる
・世界の食料が五大穀物商社に握られていることの意味がわかる
・アラブとイスラエルの対立の本当の意味がわかる
・ネオナチズムを危惧するのではなく、ドイツ国民の意識の高さがわかる
・クラシック音楽と歴史的映画が100倍おもしろくみれるようになる
・奴隷”slave”の語源がわかる
・スイスに対する見方がかわる。永世中立ということの本当の意味がわかる
…と、あげればきりがない。
おそらく、学校から与えられた教科書と、
海外を含むマスメディアから与えられるニュースにしか触れていない多くの人は、
世界史観が全く変わってしまうだろう。
近代世界史の教科書なんて捨ててしまっていい。

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