変な人が書いた成功法則

尊敬する平さんイチオシのひとりさん。
ということで、いつかこの人の本を読んでみたいと思っていた。


平行して読んでいる ”神との対話” を読んでいるような、錯覚を覚えた。
通じるものがある。
いじめの暴力の問題は、学校の仕事ではなくて警察の仕事だと言い切っているところとか、
一夫一婦制が意味するもののとらえ方とか、
また、会社経営に関する考え方のところでは、
自分がかつて学んだ某組織とも通じるものがあって、
懐かしい感じもした。
それにしても、平さんは斎藤さんを信奉してる理由が、よくわかった。
かなり、似ているというか。
●法則

・神様は言葉ではそれを教えてくれません。この世に起きる現象として、それを教えてくれるのです。
・飛行機は、空気抵抗があるからこそ、大空を飛べるのです。もし、パイロットが空気抵抗が怖いからと言って、速力を落としてしまったら、飛行機はそのまま真っさかさまに落ちてしまいます。ところが、ほとんどの人は、この抵抗を避けようとして、周囲から悪口陰口をたたかれないようにと、エンジンのパワーを自分で緩めてしまいます。失速してしまいます。でも、それではいけないのです。あなたがこれから上昇するためには、その抵抗が必要なのですから。
・あなたにある知恵が浮かんだとしたら、その知恵はもともとあなたの中にあったのです。
・昔は、電気がありませんでした。でも、本当は以前から電気というものは存在していました。ただ、電気の法則がわからず、電気の使い方を知らなかっただけ。
・偉くなったときには、喜んで、浮かれていてはいけません。神様が実力以上に持ち上げてくれただけなのです。神様に持ち上げられたとき、そのときは必死で自分に実力をつける努力をするのです。

既にあるのに認知されていない法則というものが、確かにある。
ここで考えなくてはならないことが一つ。
法則を知らない時代にあっても、
信じることでその恩恵をうけている人がいたということ。
空気抵抗を恐れて失速してしまわないようにしようと思った。
そしてやり方を変えなさいというメッセージを正しく受け取ろうと思った。
●人間関係について

・「この人はこのままでいい。このままの人をどうしたら好きになってあげられるか。私はこの人に何をしてあげられるか」と考えるのです。そう考えるようになると、相手が変わるか、あるいは縁が切れます。それがわかるまでは修行です。
・他人に自己重要感を与えることができないのは、自分が完璧な人間だという自信がないから。

●男女について

・男の浮気と女の買い物は一緒です。男は浮気をやめられないし、女は買い物をやめられません。たとえば、男が五万円を手にしたとします。自分の好きなように使っていいとなったら、男はそのお金を女遊びに使うでしょう。でも、女の人が五万円手にいれたとして、男遊びをするでしょうか。そんなことはしません。そのかわり、洋服を買いに行くでしょう。色情というものは、女は洋服や指輪に、男は女に向けられるのです。つまり、男の浮気は「いいセーターがあったから買った」にすぎないのです。
・そもそも男にとって、女はアクセサリーだということを知っていますか。男はたとえ、油に汚れた仕事着を着ていても、連れて歩いている女性がきれいな身なりをしていれば、「ああ、この男性は、これだけの女性がホレるだけの見所がある人なんだ」と世間は見てくれます。
・「恋」という字は、変わる心と書きます。
・あなたが最高だという愛は、そんなにちょくちょく移り変わるものなのです。それを前面に押し出して、大事な娘をもらいに来られたら、親はたまったものではありません。
・本当は一夫一婦制で得をするのは男性なんです。世の中には大体男と女が半分半分。一夫多妻制にしたら当然女が寄り付いてくれないという男が現れます。だから一夫一婦制にして、男一人に女一人というようにして、男には平等に妻が与えられるようにしたのです。一夫一婦制は男性のエゴで生まれた制度だと言っても過言ではないのです。

このあたりのことを批判を恐れずに言い切れるあたりが、
この人のすごいところだと思う。
そして自分も、同感だ。
●その他

・子供の将来について「心配だ、心配だ」とボヤいている親がたくさんいます。でも、よく考えてみてください。心配するということは、子供のことが信頼できないということなのです。親にも信じてもらえない人間が、はたして社会に出てうまくいくでしょうか。それより、「私はあなたのことを信じてるよ。大丈夫だよ」親のこのひと言が、子供を大きく伸ばすのです。
・私は、本気で200歳まで生きると信じています。「人生50年」と言われてきたとき、「私は100歳まで生きる」と言って笑われた人が、今100歳以上になっています。

●お金について

・たとえば、五億の売り上げがあって、なんとか経営がうまくいっている会社があるとします。その一方で、業界トップの企業は100億の売り上げがある。売り上げが五億の会社は95億の損をしているということなのです。
・一万円もらったときに3000円残すような人がお金を残すのです。

お金のない時代から寄付をすることの理由のひとつを、この話が示している。
常に余剰をもつ習慣というか、満ち足りているという現実を当たり前にするために、重要なこと。
ただし、同意できない部分が、ひとつ。
同意できないというか、書き方の問題なのかも知れないけれど↓

世の女性たちは、仕事より家庭を大切にするマイホームパパを褒めたたえます。でも、そのマイホームパパは、本当に家族を守ってあげることができるのでしょうか。

そもそも、ひとりさん自身が他のところで書いているとおり、精神的な満足と経済的な満足の両方を得ることは可能なはず。マイホームパパ or 仕事バリバリこなして家庭を守る という貧しい二択の観念にしばられてはいけない。家族を大切にするマイホームパパでありながら、同時に仕事もバリバリこなすという、両方を得る選択だって可能であると、自分は信じている。

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