普通の人がこうして億万長者になった

一代で富を築いた人々の人生の知恵
日本の億万長者の条件とは

本田さんの本ということで、手にとってみた。
アメリカの億万長者の調査「となりの億万長者」の日本版というコンセプトらしい。
日本の億万長者はどうなのか。


●とくに印象にのこったところ

・子供に何を教えることが大切だと思うかは、その人自身の人生観や社会観が、すべて現れる。
・生まれてきた目的は、君の才能に隠されている。自分の才能を発見し、磨きをかけ、それを周りと分かち合いなさい。すると、君は、奉仕の喜びを得るばかりでなく、多くの人から感謝され、そして十二分の報酬を受けるだろう。

この二つが、化学反応を起こして、気づきを与えてくれた。そうだったのか…。
自分が娘にどう接していて、何を考えているのか。今自分が娘に感じているワクワクこそが、自分のライフワーク発見の鍵になる!

・私は、この社会には、「与えるものが帰ってくる」という法則があると思います。自分が持っているものを先に分かちあおうとする人には、分かちあった分だけ、自分のところに帰ってきます。しかし、先に自分が得ようとする人のところには、何も返ってきません。まず体を温めてくれたら、ストーブに薪をくべようという人は何も得られないのです。
・億万長者のの話を聞いていると、彼らが、仕事を単なるお金儲けの手段以上のものだと考えているように感じます。
・お金とは、お客様が、あなたを応援していることを表明する「投票用紙」のようなものです。あなたを応援してくれているから、あなたから買ってくれるのです。

稼ぐためにどうしたらいいか、という問いの立て方・脳みそエンジンの使い方をいったんやめてみようと思った。
自分の池に金脈を引き込む不労所得の方法と混ぜて考えてみると…「どうすれば、一回の自分の仕事が永遠に多くの人を喜ばせ続けることができるか」を考えればいいということになる。
●億万長者のタイプ

不動産タイプ : 自由に使える時間とお金を、最もたくさん持っている。
専門家タイプ : 比較的長い時間働く人が多い
会社役員タイプ : 時間と仕事の場所の自由が少ない。

自分の場合は、ビジネスオーナータイプか不動産タイプがいいと思った。
時間が自由に使えないのは、ダメだ。
●普通の人と億万長者の違い

<普通の人>
・「給料などのお金の条件や、働く場所や職場環境」などの仕事の条件をもとに仕事を選択
・「売り込む能力」や「ビジネスチャンスを見つけること」「積極的であること」を成功するために大切な要素と考えている
・運を自分の行動とは関係ないところで、確率のようにとらえている
・50人以上に応援されていると感じている人は、10人に1人もいない。
・パートナーを重視していない。成功にとってあまり大切ではないと考えている。
<億万長者>
・「好きなこと・得意なこと・喜ばれること」を仕事にする
・「誠実であること」「健康であること」「人よりもの勤勉に働くこと」「収入の範囲内で生活すること」「支えてくれる配偶者がいること」を成功するために大切な要素と考えている。
・運を勤勉に働くことや誠実であることの上に成功に作用しているものととらえている
・50人を超える人に応援されていると感じている人が、10人に3人の割合でいる
・パートナーとの関係を大切にしている。離婚率も低い。

借金がある状態からだと、どうしても仕事の選択の仕方が「お金の条件」になってしまう。これが悪循環のはじまりだ。だから何よりもまず、スタートが大事なんだなと、思う。また、普通の人が成功のために必要と思うことのほとんどを億万長者が重視していないことに驚いた。…自分はいったい何人に応援されているだろう?

・どの億万長者に聞いても、彼らは修業が大事だと考えているようです。その分野で成功した先輩に学び、成功するのに必要なスキルを身につけるのです。そのためには、一時的な収入ダウンも厭いません。ホンダの創業者本田宗一郎は、30代で大学の夜学に通ったそうです。
・普通の人は自分に投資することをあまりしないので、報酬が複利で増えません。自分の才能を磨くことに投資すると、銀行の預金が複利で増えていくように、あなたの市場価値も増えていきます。最初の数年は、まったく違いに気づかないかもしれませんが、長期間の運用によって、あなたの価値は飛躍的に高まります。

ここも近いことを言っている。お金よりも自己投資なのだ。仕事の選び方として給与を考慮せざるを得ないとしても、修業の時間をそれ以上にとることでカバーは可能だと思った。
というか、それしかない。
●目標設定の仕方

・ふだんのワクワクした感覚を大切にする「自然展開型」と明確な目標を立て、それに向かって努力する「目標達成型」のどちらの生き方も正しい。自分と違うタイプになろうとは思わないことが大切。
・困難な状況に陥ると、普通の人はいたずらに混乱して不安になるか、なんとかなると思って、ポジティブ思考になるかのどちらかです。億万長者は違います。彼らは、最悪の状況をまず想定します。その恐怖を感じ尽くして、覚悟を決め、全力で対処法を探すのです。中途半端にポジティブにならないことが肝心です。

このあたりのところは、世間に誤解され混乱を招いているところ。とくに気をつけて理解する必要があると思う。
表面的な教訓はどうでもいい。やはり必要なのは真実の声。これだ。
●ビジネスと人間関係について

・ある統計では、独立してビジネスをスタートさせるとき、大体100~300人ぐらいのお客様がいれば、十分成功できるそうです。簡単に計算しても、それが正しいことがすぐにわかります。300人のお客様が、一年間で、あなたから1万~5万円のものを買ってくれると考えてみてください。その結果、あなたが受け取るお金は、300万~1500万円になります。また、その300人が1~2人のお客様を紹介してくれて、同じように買い物をしてくれたら、あなたの売り上げは、あっという間に3000万円を超えるのです。
多くの人が、何千人、何万人もの人にお客様になってもらわなければ、成功できないと考えます。しかし、実際は、身近な100人ぐらいの人に、しっかり応援してもらえば、十分成功できるのです。
・億万長者たちが、人と出会うときは、その人を利用して自分が成功しようなどと考えていません。彼らは、人との出会いを、とても長い目でとらえています。その結果、相手からも信用され、縁ある人とは、次第に関係が深まっていくのでしょう。そして、お互い応援しあうような関係を長期的に築いていくのです。
・億万長者の人たちは、頼み上手でもあります。普通の人は、誰かにお願いすることに対して、ためらいを感じます。それは、相手から拒絶されることを恐れるからです。けれど、少しの勇気を持ってお願いすると、意外と多くの人が助けてくれるものです。億万長者は、そんな自分のプライドよりも、仕事を達成することや、それに関わる人たちが喜ぶことを、いつも考えています。

自分が今やっていることも、無駄ではないんだと、改めて自信がもてた。
石田さんが、広告なしの無収入時代に築いたメルマガをその後いっきに爆発させたのと同じで、自分もスケベな根性を出さずにこのまますすめていこう。
●メンターについて

・億万長者にとつてメンターとは、必ずしも実在の人物とは限らないようです。時には、本に書かれた言葉も、彼らの人生を大きく変えたようです。高い感性と、アドバイスを受け取る姿勢があれば、直接教えを受けなくても、自分の人生を進めるきっかけにすることができるようです。おもしろかったのは、自分の子供と答えた億万長者が複数いたことです。
・アメリカには、「ミリオネアにはいないが、ビリオネアは必ずお抱えの占い師がいる」という言葉があるほどです。(これは公にはあまり億万長者が語りたがらないことです)
・メンターは、探すものではありません。一生懸命試行錯誤しているときに、出会うものです。大切なのは、必要な出会いは、すべて100%のタイミングでやってくると信頼することです。自分がダメだからメンターが現れないのではなく、自分には、今、メンターが必要ないから現れていないだけなのです。「人生で起こることは、すべて最高のタイミングでやってくるという信頼」が心の安定をもたらします。
・多くの億万長者が口をそろえるのは、いい夫婦関係は、勇気の源だということです。困難な状況に陥っても、パートナーが「あなたならぜったい大丈夫!」と確信を持ってくれていることは、勇気100倍につながるでしょう。また、パートナーに愛されているという自信が、人間的な迫力や魅力になるようです。億万長者が富を築く過程で、安らかな家庭の存在は、とっても重要です。家が憩いの場所にならなければ、精神的にも不安定になってしまいます。パートナーとの深い絆があれば、忙しくて時間がないときでも、家族の平和が保たれます。いつも不平不満ばかり言うパートナーがいると、安心して事業に打ち込むことができなくなってしまいます。

私淑という考え方は正しいのだと、自分が縁を感じる色々な人との関係は、このままでよかったんだと、安心できた。

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