●この本を手に取ったきっかけ
「俺は、君のためにこそ死ににいく」という映画が気になって、昔、職場の同僚からもらった本を手にとってみた。この映画、B’zが主題歌うたってたり、窪塚洋介が出てるあれですね。
●この本への問い
自分が住む東京都の知事。この人っていったいどんな人?
2001年に書かれた本だけど、それでもいいから、
マスコミの目を通さずにみてみたい。
石原慎太郎って、三島由紀夫とも知り合いだったんですね。
●印象に残った言葉
「あなた方は本当に、眠っているライオンを起こしてしまうつもりですか」
どんなにふやけていても、何かのきっかけで人は一変することもあるし、特に私たち日本人は古来より戦闘的であるより和を尊ぶ民族として何万年も、最近の発掘調査では五、六十万年も前からこの列島に生息してきたけれど、ある瞬間に怒涛のように一点に向かって走り出す性情も持っている。岡崎久彦さんが今の日本を「眠れる獅子」と形容していたが本当にそうだと思う。いやそうあって欲しい。尖閣諸島に中国が香港と台湾まで煽ってボートで上陸するような不法行為をやったときに、あるときを境に潮がひくように撤退していったが、それは日本側のネゴシエーターの
「あなた方は本当に、眠っているライオンを起こしてしまうつもりですか」
という決め言葉が相手を硬直させたのです。
●こんな方にお勧め
・「俺は、君のためにこそ死ににいく」をみたい人
・石原慎太郎氏を右翼だと思ってる人。
・東京都民。
・日本は平和ボケしていると感じている人。
・いまだにアメリカ文化に幻想を抱いている人。
●追記
私個人的な感想としては、日本人は二極化してるんだと思います。
目を覆っている人(平和ボケ、思考停止してしまっている人)
目を見開いてみている人
でも、目を見開いている人が、必ずしも政治的な視点からモノをみるとも限らない。表現方法は、政治であったり文学であったりアートであったりビジネスであったり。それはまぁ、いつの時代も同じかも知れませんね。
右とか左とかって、もうそういう時代じゃないというか。
社会企業家とか、アーティストなんかも、
これもまた、ひとつのアツい活動です。