Dream : 2
自分の本
高橋歩のサンクチュアリの本ということで、読んでみた。
出版社を作ってしまうという発送に、脱帽。
…と、脱帽している場合じゃない。
今度はオレの番だ。
90年代に書かれたこの本、
電子出版であるとかコンテンツビジネスに関することは意識していない。
しかし、現代のコンテンツビジネスに置き換えると、ものすごいことがわかる。
今は、彼らが苦労してやってきたことが、さらに、
数万倍やりやすくなっている時代なのだから。
この時代にはあまり有名ではなかったPRのノウハウにいても書いている。
結構かれら、すごぃ努力をしていたんだなと、
頭に汗をかいて頑張ったんだなと、思う。
心に留めておくべき重要なマインドセットも
いくつもあった。
例えば
チャンスは誰にでも来る。チャンスは何回も行ったりきたりしているが、チャンスが来たその時に、見せられるものがあるか。ほとんどの人は、「作家になりたい」と言っていて、チャンスが来ても結局、その時書いていないから見せられない。「作品を持っている」 人は皆無に近い。いつ報われるかわからないチャンスに備えて、書き続けるパワーのある人だけが、チャンスをものにすることが出来る。
作品 という言葉を 商品 という言葉に置き換えてみればいい。
自分はそれを持っているのかどうか。
自分も、過去に何度もそのチャンスを逃してきた。
もう、逃さない。
音楽業界に「インディーズのレコードレーベル」が無数にあるんだし、出版業界にだってあっていいはずだ。まずは、自分の「インディーズ・ブック・レーベル」の「レーベル名」を決めて、名刺を持とう。
自分が胸を張って、「この本はサイコーだ!」と叫べること。まずはそれに尽きる。たとえ、世界中の全ての人が「この本、つまんねぇ」と言ったとしても、自分だけは「おまえたち、わかってねぇーなー」と笑い飛ばせるくらいの強さが欲しい。
これが全ての根底にある。
「本を創るための取材」という理由を持つと、好きな人や興味ある人に、アクセスしやすくなる。
本当にそう思う。
それを目的にしたっていい。
自分の本でデビューするために必要なもの。それは、「自分は超イケてる」と信じて疑わない勘違いと、面白いことを探し続ける好奇心、そして自分の大切な夢を叶えるための企画書だ。その企画書を出版社へガンガン送りつけよう。企画書を創る上でのポイントは三つ。「タイトル」「目次」「売れる理由」。
プロフィールのポイントも3つ。
現在[何に興味があるか]
過去[何をしてきたか]
未来[何をこれからやりたいか]
結局このあたりは、
コピーライティングやセールスページについての
重要なポイントをツいている。
その他にも、いい感じのノウハウがいくつか。
p58の「取材依頼書」のサンプルも、参考になる。
何かを依頼するときは…
1. 自分が誰なのか?
2. どんな本を創ろうと想っているのか?
3. 具体的に何を依頼するのか?
4. なぜ、「その人」に依頼しているのか?
5. 自分の連絡先
少なくとも、この5つをはっきり伝えること。
などなど、当たり前なんだけど
意外とできていないことも、書かれていた。