世界No.1カリスマコーチが教える
1冊の本をキッカケに、人は”まるで別人”のように成長する。
アンソニーロビンスの本を本田さんが訳していたんですね。
読んでみたら、これはNLPの本でした。
なんだか、ジェームススキナーの話をきいているような錯覚も。
同じ世界・お友達なんでしょうね。
とくに自分を変えるという観点で、
NLPの活用法が詳しく書かれています。
とくに、イメージの活用「スイッシュ法」とかアンカリングの具体的な説明は、身につけるまで繰り返し実践したい。
その他、以下、メモしたところ
●力
・「無限の力」とは、変化、適応、成長、進化する能力のことである。何があっても失敗せず、常に成功する能力のことではない。
・力 Power の文字通りの定義は、「行動する能力」なのである。
●信念
・ジョン・スチュワート・ミル「たった一人の信念を持った人間は、利害関係しかない九十九人の人間に匹敵する」
自分は利害や損得で動いていなかったか。
もう一度考えたみたい。
●コントロール
・「体重が増えたのは失敗だ」と思っているかぎり、何も変わらない。しかし、太ったのは何かの「結果」であり、修正可能だと思った瞬間に、ダイエットの成功は約束される。
・責任をとる者は力を持つが、責任を逃れようとする者は力を失うのだ。
●コミュニケーションについて
・人生の質 = コミュニケーションの質
・コミュニケーションは力である。いかなる行動も感覚も、何らかのコミュニケーションに端を発している。多くの人の考えや感覚、行動に影響を与えるのは、力という道具の使い方を熟知している人間である。
・コミュニケーションについて知れば知るほど、競争モデルには限界があることがわかってきた。
・言葉の合気道
合気道の名人と同じく、コミュニケーションの達人は、相手の意見に反論したり相手を打ち負かそうとしたりはしない。
・「しかし」を「そして」という言葉に置き換えてみたらどうだろう。「それはそうだ。そしてこれもまた本当のことなんだ」とか、「それはおもしろい。そして別の考え方もあるね」と言えば、まず相手に同意したことになる。
・ラポールを維持しながら、自分の信念を相手に伝え、相手を否定することなく使える三つの言い回し
「よくわかります。そこで…」
「尊重します。そこで…」
「同感です。そこで…」
●モデリング
・ただ、誰かを手本にするのはいいが、この人から少し、あの人から少しという具合に、目的を持たずに適当に選んでいくと、本当に重要なものを見落としてしまうから要注意だ。
確かに混乱しないよう、メンターやモデリング対象を厳選する必要がある。
●イメージの活用
・目をつぶって、リラックスし、思い出してみる。イメージが浮かんだら、テレビの画面を明るくするような要領で、そのイメージをどんどん明るくしていく。
・イメージを小さく、暗くして遠ざけると、気持ちに変化が起き、さっきの暗い気持ちがいくらか薄らいでいることに気づくはずだ。聴覚、体感覚についても同じように試してみるといい。
・あなたがやりたいと思って実行したことをA、これから本気で取り組みたいと思っていることをBとする。次にこの二つのイメージを同時に見る。頭の中に画面分割したテレビ画面を思い浮かべれば簡単にできる。そして、少しずつBの感覚を調整し、Aの感覚と一致させる。
ヨーガであるとか、カバラで使う方法の応用として自然にやっているところではあるけれど、これを手法として体系化しているところが、NLPのすばらしいところだと思う。現実的な成功のために活用できるという証だな。
●意味のリフレーミング
・誰かに不愉快なことを言われたら、… 最初から相手が違うことを言ったことにしてしまう。頭の中でその状況を追体験して、相手に謝罪の言葉を言わせることもできる。
・リフレーミングの技術を応用すれば、脳はそこから違う意味をくみ取るため、精神状態と行動も変わってくる。
このあたりも、とてもいいアイデアだ。
イメージの中で謝罪させるというのは、思いつかなかった。
これは「許す」という重大な心の成熟のプロセスにとってとっても効果的なはず。
●体の使い方
・生理的変化を伴わない感情というものはあり得ない。また、精神状態の変化を伴わない生理的変化もあり得ない。
・あれができない、これができないと訴えてくる人には、「できるようなふりをしなさい」と助言すればいい。するとたいていは、「どうしたらいいのか、わかりません」という答えが返ってくる。そうしたら、「どうしたらいいのかわかっているかのように行動しなさい。やり方がわかっているような立ち方をし、やり方がわかっているような息のしかたをするんです。今すぐにでもできるような顔をしなさい」と言う。
・こんな経験はないだろうか。この人は信用できないと感じているが、なぜそうなのか、よくわからない。その人の言うことは筋が通っているが、どういうわけかその言葉を真に受ける気になれない。そういう時、私たちは意識には上らない何かを無意識のうちに認識しているのだ。
・浅い呼吸をしている時は、視覚的に考えている。横隔膜から上全体で呼吸をしている時は、聴覚中心になっている。深い腹式呼吸は、体感覚中心であることを示す。
まさにこのあたり、ヨーガであるとか、マントラ瞑想の仕方ともつながる話だ。
どうも、視覚中心から、聴覚や体感覚中心のスタイルに持っていくところに、何かの鍵がありそうな気がする。
●VAK
・視覚人間は機関銃のように話し、声は鼻にかかっていて、ピッチが高く、ゆとりがない。低く、太い声で、ゆっくり話す人は、たいてい体感覚人間だ。規則正しくリズムをきざみ、明確で、響きのある声音の人は聴覚人間である。
・人間関係にはおもしろい力学が働いている。関係の初期段階では、四六時中、お互いに愛していることを態度で表し、語りかけ、触れ合ったりする。しかし、時間が経つにつれて情熱が薄れてくると、三つすべてを継続して行うカップルは希になる。果たして愛情が薄れてしまったのだろうか。決してそうではない。相手との関係に不満はないが、次第にエネルギーを節約するようになにるのだ。そうなった時、愛情をどのようにして相手に伝えるかと言えば、「自分が相手にしてほしいと望む方法」を選ぶのだ。
妻「あなたは口ばっかりなんだから。この頃は花をくれるわけでも、どこかへ連れて行ってくれるわけでもないし、私を見る目つきだって昔とは違ってしまったわ」
夫「目つきってどういうことだ。いつも愛していると言ってるじゃないか」
夫が聴覚タイプであれば、当然、妻には「言葉」で愛情表現するだろう。ところが、妻は視覚タイプである。彼女の脳は視覚的刺激 – たとえばすてきなプレゼント – によって愛情を感じるようにできている。2人とも「相手からもう愛されていない」と感じるようになるのだ。
・いわゆる落ちこぼれと言われる子どもたちのほとんどは、学習能力がないわけではなく、教師が教え方を心得ていないだけだ。生徒との間にラポールを築けず、それぞれの感覚タイプが理解できるような教え方をしていないだけなのだ。
NLP、仕事のことしか頭になかったけれど、
そうだ、夫婦関係や子育てにはとても応用価値の高いものだと、再認識した。
知っていたのに活用することを思いつかなかったなんて、
なんてもったいないことをしていたのだろう。
さっそく今日から工夫しようと思う。
●アンカリング
・まず、アンカリングしようとしている人を、目指すべき理想的な状態に導き、それがピークに達している間に独特の刺激を何度も与える。最高潮に達した瞬間に、身体の一部に刺激を与えること。早すぎても、遅すぎても、十分に高揚した状態をとらえることはできない。
・悪影響を及ぼすアンカリングに対する処置法
その第一は、反対のアンカリングを同時に行うという方法。
・アンカリングの「きっかけ」(良いものも、悪いものも)の一覧表をつくるといい。きっかけになるのは視覚的な刺激か、聴覚的な刺激か体感覚的な刺激かに注意しよう。そして、否定的なアンカリングは崩し、前向きのアンカリングは最大限に活用するのだ。
とくに子育てにおいて活用できると思ったのはここだ。
考えてみよう。
●その他
・ネガティブパターンにはまり込んでいる人の目を覚まさせるには、相手が思ってもみなかった反応をするのがよい。くすぐってみるとか、無視するとか、面と向かってガミガミ怒鳴りつけるとか。
・あなたなら、何回の「ノー」に耐えられるだろう。「ノー」という言葉自体にはなんの威力もなく、肉体を傷つけられるわけでも、精気を吸い取られるわけでもない。ただ自分がどう受けとめるかだけである。「ノー」という言葉を聞いて思考を制限してしまえば、待っているのは制限された人生だ。
・収入の10%を寄付し、10%は借金返済に充て、10%は投資資金として積み立てるといい。つまり収入の70%で必要経費を賄う必要がある。私たちは資本主義社会に暮らしているが、ほとんどの人は資本家ではない。そのため、思いどおりのライフスタイルを実現することがむずかしい。資本主義社会に暮らし、さまざまなチャンスに囲まれているにもかかわらず、なぜ祖先が苦労して構築してきたシステムを利用しようとしないのか。
このあたりも大変重要なことが書かれている。
自分もまだまだ実践中の身だ。