一冊の本と出会うとき、最高の人生がひらけていく。
読書スタイルを再考しようかと思って手にした。
●読書の効能
・忙しい毎日の中に、積極的に思索の時間を持てる人は、幸せです。心の平安がそこで得られるからです。社会的に大変だったり、悩みがあったとしても、読書をしている間は、それらと無縁でいられます。一日たった10分でもいいのです。思索することによって、人は深くなるのです。
・読書によって生き方のノリを変える。読書を自分の実生活に活かせるというのが、読書力のある人だといえるのではないでしょうか。
・折あるごとに、イメージのなかでメンターに人生相談をしてみましょう。「独立しようと思うんですが、どうでしょうか?」そして、本を開くと、大切なのは準備だということが書いてあったりします。ゲームのように、本をメンターにすることで、あなたの必要な情報を得ることができます。
・何かの分野について知ろうと思ったら、10冊の本を読めば、だいたい概要がわかります。ある程度の専門家になりたければ、100冊読むことです。
確かに、しばらく読書から離れていたら調子がよくない。
仕事が忙しいから集中力が落ちて、読書をする余裕もなくなってきたのかと思ってたけど、実は違うことに最近気づいた。
自分の場合、読書が癒やしの時間だったようだ。
だから本から離れることで、ますます心に余裕がなくなるという悪循環に陥ってた。
読書の時間は、著者との対話の時間だったんだ。
●読書をする人しない人
・これまでに、何千人という世界のお金持ちと出会ってきて思うのは、お金持ちの多くは、たくさん本を読んでいることです。豪邸の一室(たいていはリビングの隣)には、三方の壁一面に本が詰まったライブラリーがあって、素敵な知的空間になっています。その人が小さいころから読んできた本のコレクションがずらっと並んでいて、なかにはシェイクスピアなどの古典も混じっています。
・読書をする人の平均年収は、本を日常的に読まない人よりも高いというデータがあります。学ぼうという意識がある人は、向上心があるので、仕事でも結果が出しやすいのでしょう。
・アートなら、印象はの数名の名前、代表作ぐらいは知っておきたいし、現代アートの巨匠といわれる人たちの名前をスラスラ言えると、ちょっと教養があるように見えます。こういう種類の教養を英語では、リベラルアーツといいますが、欧米のエリート教育を受けた人たちは、家庭でも、学校でも、絵画、音楽、文化について話す習慣があるので、20歳を過ぎたころには、専門知識だけに偏らず、すべての分野に関して、一通りのことを知っているのです。
・親や先生から本を読むことを強制され、しかも、読書感想文まで書くようにいわれるのは、「文章を読むことと書くこと」の両方を嫌いにさせる課題のようなものです。もし、あなたに子どもがいて、本好きになってもらいたければ、やってはいけないことのひとつでしょう。読書嫌いでいることは、とてももったいないことをしていると思います。人生の英知につながれないわけで、現代でいうと、ネットにつながっていないのとほぼ同じことではないでしょうか。
古典とか一般教養の部分は、自分はとくに足りてない気がする。
偏りがあるので、このあたりも、食わず嫌いをしないで触れてみよう。
そして、少なくとも子どもたちが読書嫌いにならないように、という点でも
幅広く触れ合うようにしておきたい。
●言葉を知ること=自分を知ること
・たくさん言葉を知らないと、自分のことを表現することができません。たとえば、自分の感情を表現しようと思ったときに、本を読まない人ほど、ボキャブラリーが少すぎて、小学生のようになってしまいます。気分が悪いとか、イヤな感じがする、悪いなと思っている、ぐらいしか言えないのです。言葉の裏には、世界が広がっているのです。その感情を分析していくと、「罪悪感」という言葉が出てくるでしょう。その罪悪感にも種類があって、それが何なのかを見ていかないと、自分が何を感じているのか、はっきりすることができません。それはたとえば、「悔悟」というとりかえしのつかないことをしてしまったと後悔するような感情かもしれません。また、「良心の呵責」といった、モラル的なことかもしれないし、「後ろめたい」という気持ちかもしれません。そういうボキャブラリーがなければ、自分のなかにあるモヤモヤした気持ちを「イヤな気分だ」という言葉にしか集約できません。それが明確にできないと、いつまでたっても、気持ちは晴れないままです。言葉を知っていることで、自分のことが理解できるようになるとは、こういうことなのです。ふだん、自分の教養をひけらかす必要はありませんが、言葉を知っていることで、自分のことがよりわかりやすくなるというのは、知っておいて損はないでしょう。
・ボキャブラリーを増やすことで、内面だけでなく、世界に何が起きているかについても詳しくなります。それは、言葉を知ることが、あなたの認識能力を高めることになるからです。
このあたりは、家族みんなとシェア。
自己分析ができたり、本・つまりは先人に学べる環境がある限り、悩みは大幅に減らせると思うのに、
一人で悩みもがいている人って、とても多い。そうならないように。
たまに、本なんて読まなくても、と否定する人がいるから困るんだけど、
なぜ本を読むことが大事なのか、この部分がとてもわかりやすい。
●勧めてもらうこと
・お父さんにとって、お母さんにとって、「人生を変えるような本ってあった?」と聞いてみると、本がそう好きでもなさそうな両親が、数冊の本タイトルを言ってくれたりするのです。両親の読書体験を見ることで、あなたの人生の成り立ちも見えてきます。あなたの生き方は、望むと望まざるとにかかわらず、あなたの両親が原型となってできあがっています。
・私が20歳のころは、いつも人と会うたびに「あなたが若いころ読んで、人生が劇的に変わったという本を3冊教えてください」と聞くようにしていました。そして次の日に、本屋さんや図書館で探して、読み、すぐに感想文をお礼状代わりに書いて喜んでもらっていました。私にとっては、新しい世界を知ることができる、メンターも見つかる、ご飯をごちそうになれると、いいことばかりでした。
母にはちょっときいてみようと思う。
兄にもあるのかな。
●選び方も大切
・今度、本屋さんに行ったら、本棚を見渡してください。そして、そのなかのほとんどをあなたは読めないという事実を感じてみてください。毎週1冊読んでも、本棚数本ぶんしか、これからの人生で読めないのです。そう考えると、自分が読む本を厳選しないといけないことがわかると思います。
・本好きな人は、一度読みはじめたら、途中で読むのをやめるのはいけないことだと考える傾向があります。でも、この本はダメだと思ったら、もう先を読まないことも大切なのです。
・「ライターをつけますので、3時間だけお時間をとっていただけませんか?」と交渉し、その先生のインタビューを肉付けして、一冊の本に仕上げるという形でできた本が大量生産されるようになっているのです。
途中でやめられないというのは、まさに私だ。
ご飯も、残すという選択をとれるようになったのはつい最近。
時代がかわったのだから、本の読み方も変えなきゃな。
●外国語で読む
・70億人といわれる世界の人口のうち、日本語を理解できる人は、ほんの一億人ほどです。また、日本語は、世界で龍中している情報の1%にも満たないのです。そういう現実があるなかで、もともとの言語で書かれた本を直接読めるのは、とても有利だといえます。
・簡単な見分け方ですが、何を言っているのかよくわからない文章があれば、それはたいてい誤訳です。
・大学受験レベルまで学んだ人なら、たいていの本は、時間をかければ読めるはずです。しんどいのは、最初の20冊ぐらいで、それ以上読み込んでいくと、加速度的に読解力がついてきます。ふしぎなもので、読む力がつくと、聞く力も応じてアップしていきます。50冊ぐらいを英語で読みきると、映画も字幕に頼らなくてもわかる箇所が増えてきて、楽しくなります。
よし、まずは20冊。それから50冊を目標にしようか。
神田さんの洋書トライアスロンあたりで紹介されているものがいいかな。
ちょっと頑張ってみよう。
●その他
・一世代前というと、だいたい30年前でしょうか。ちょうど、それが時代の一サイクル前になります。そのころに流行ったものが、また流行ることがあります。それは、子供を30歳で産むとして、30年でちょうど一世代、人間が入れ替わるからでしょう。…ベストセラー・シリーズとなりましたが、私は、この本を書くために、30年前に売れた本を数十冊、中古書店から取り寄せました。
・何も作家になれと言っているわけではありません。あなたが知っていること、考えていること、感じていることを、誰かに教えてあげてほしい、ということを言っているのです。あなたの家族や友人たちは、それを求めているかもしれません。あなたの子どもや孫が、将来それを読むことになるかもしれないのです。あなたが学び得たこと、考えたこと、感じたことをぜひ表現してください。きっと、それが何かにつながっていきます。
著作がベターだけど、ブログでもいいから、とにかく何か表現しよう。
未来の自分の子どもたちに向かって書くと思ったら、やる気が出てきた。
ミスターXが、そうやって色々なコンテンツを残してきたように。