忘れてしまった高校の数学を復習する本

高校数学ってこんなにやさしかった!?
高校のときに理解できなかった人
趣味で数学をやってみたいという人
大学生も、高校生も
全く忘れてしまった人でも楽しくやり直せる本!

こういうのほんとに助かる。要点を思い出せた。
予想通り、当時の計算演習が不足してるところはすっかり忘れてた。
それにしても、、、
複素数やベクトルが参考程度にしか書かれてなかったり、
行列にいたっては全く記述がない。
もしかして今の高校数学では習ってないとか?

・趣味で数学をやってみたいという人もいるでしょう。将棋や碁とおなじように、数学とつき合うのもいいと思います。ちょっとした、知的楽しみになります。数学は、天才の知識の集大成みたいなところがあります。昔の人が編み出してくれた方法をわれわれがまねする。将棋や、碁の定石みたいなところがあります。数学も、この定石を身につけないと、できるようになりません。この方法がいやだ、この考え方は嫌いだというと、絶対にできないのです。ここでも、社会経験が豊富で、心にフレキシビリティがあるほうが有利です。
・最近、本当に数学が必要になった人、時間ができたので、ちょっと数学でもかじってみたい人、子どもの教育は、いまのままでいいのかしらと思っている人

数学の公式が将棋における定石だ という話、高校生の時にききたかった。
そうすればもう少し楽しく勉強できたのに。

・相乗平均は、極端な値が資料に中に入っているときに、その影響を小さくする役割があります。ただし、n乗根をとらなければならないので、計算が難しくなります。相乗平均のほうが、現実を表しているように見えます。
・現実に起こる現象で、x^2=-1となる数を想定するとうまく説明できることが多く出現してきました。例えば、水の表面にできる渦とか、飛行機の翼のまわりにできる空気の流れの断面などを、複素数を使って、数学的に把握することが可能になっています。

複素数ですら現実を説明する道具になっている。
人の心は数式で表せない というひとつの比喩、何かを勘違いしているような気がする。
おそらく「抽象化」という意味においては、
人の心(感じ方)も、一般的な法則を拡張していくことで、
ある種の数式に表せるように思うのだ。
マーケティングで使われる統計学や多変量解析などは、まさにそれだと思う。

・ピタゴラスの定理は直角三角形についてのものでした。では、これを直角三角形ではない三角形にも使えないでしょうか。その一つの答えが、ここで学ぶ「余弦定理」です。(a^2=b^2+c^2-2bc cosA)

数学はすべて、抽象化・一般化の思考なのだなぁということに、改めて気付いた。
私の場合「なぜ」「なに」「どのように」の3種でいうと「なぜ」派なので、
数学の授業のときにもっとこういうことを教えてもらえれば理解が深まったし、学習意欲も出たんだと思う。
今の学校教育は、そこまでの心理学的なケアをしてくれない。

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