確実に金持ちになる「引き寄せの法則」

1日3分で奇跡が起こる

ジェームズ・アレンと並び称される成功哲学の祖、
ウォレス・ワトルズの一冊。古典中の古典。
ナポレオンヒルも彼に学び…という説明があった。
重要なことは、いつもシンプルだ。
この本も150ページ程度とシンプル。
わかりやすく、とても読みやすかった。

●成功哲学の源流と原則

・宇宙一元論は、すべての東洋思想の基盤になっています。さらには、デカルト、スピノザ、ライプニッツ、ショーペンハウアー、ヘーゲル、エマーソンらの思想の根幹にもなっています。ヒンズー教に期限を持つこの思想は、ここ2000年の間に、ゆっくりと西洋社会に浸透してきました。この理論についてさらに詳しく知りたいのであれば、ヘーゲルやエマーソンの著作を読んでみてください。
・与えられた恵みに感謝を捧げることで、人は「形のない物質」と完全に調和できる。感謝の気持ちによって、人の意識は「思考する物質」と一体化し、その思考を「形のない物質」に伝えることができる。創造力を発揮する唯一の方法は、深い感謝の念を抱きつづけ、「思考する物質」と一体化することである。

ヘーゲルは興味があったけど、エマーソンもそうなんだ。
ちょっと読んでみようかな。
それにしても、西洋の哲学、成功哲学を学ぶより、
ヴェーダやウパニシャッドをキーワードにした方が早いのかも。

●思う能力

・思いどおりに行動するには、思いたいように思う能力を付けなければなりません。
・実際にそれらに囲まれて暮らしているところ、そしてそれを自由に使っているところをイメージしましょう。イメージがくっきり具体的になるまで集中し、「すべて自分のもの」という気持ちに浸りましょう。心の中で持ち主になり、自分のものだと確信できたら、今度はその感覚を維持してください。
・スラムの貧しい人々や児童労働の惨状などを伝えた新聞記事や書籍は、意識的に避けましょう。貧しさや苦しさの暗いイメージを心に広げてしまうものは、一切読まないようにしてください。そういう知識を身に付けても、彼らを救うことはできません。貧しい人を助けたいなら、あなた自身が裕福になって、貧困から抜け出せると証明してみせることです。
・過去に何らかの金銭的問題があったとしても、そのことを考えたり口にしたりしてはいけません。両親が経済的に苦労していたとか、自分は昔は貧乏だったとかいったことを話すのも禁物です。そういうことをすると、あなたの意識は一時的に自分を貧乏人だと見なしてしまうことになり、富が引き寄せられてくるのを妨げます。
・世界は破滅などしません。実際はその逆に、繁栄という神の意志に近づいています。すばらしい世界が生成されようとしているのです。
・何をするにも、繁栄のイメージを伝えなさい。そうすれば、誰もが、あなたと関われば自分も豊かになれると感じるでしょう。ビジネスになるかどうかを抜きにして、会う人すべてに「あなたを発展させてあげられる」という繁栄のイメージを伝えてください。こうしたイメージをあいてに伝えるには、自分が「豊かになりつつある」と確信し、その信念をあらゆる行為にこめる必要があります。

思考は現実化する。というのはだんだん理解されてきた。
けれど、どう思考したらいいのか、
どうイメージしたらいいのか、
そのあたりを説いているものは、西洋にはまだ少ない。
この辺、チベットの北伝系の教えがとても参考になる。

●無限の富。競争から創造へ

・あなたは、創造者です。すでに創造されたものを競争で奪う必要はありません。奪ったりしなくても、ちゃんと手に入ります。あなたは、創造するために生まれたのです。競争をするためではありません。
・いったん競争意識にとらわれたら、そこから抜けだせるまで、創造の力は失われてしまいます。しかも、すでに引き寄せられはじめていた創造のプロセスまでストップしてしまうことでしょう。
・あなたは、他人のものを欲しがるのではなく、「形のない物質」に働きかけてあなた自身が造りだすのです。富は無限にあります。
・競争原理によって豊かになる人が増えれば増えるほど、他の人の状況は悪化していきます。しかし創造によって豊かになる人が増えれば増えるほど、他の人にとっても状況は好転していきます。

欠乏マインドは捨てる。豊かさマインドで。
富は無限にある。この言葉がすべてを表している。
宇宙はもともとは真空状態において不二だったのだ。
存在している富も、すべて空から生じたものだ。
とすれば、それは無限だ。

●欲求の肯定

・遊び、歌い、美を愛で、真理をうったえ、ファッションや美食を楽しむことは、神自身の欲求にほかなりません。豊かになりたいというあなたの願いは、自らを表現したいというあなたの中の神の願いです。あなたの役目は、願望(神の望み)を実現することです。
・あなたがやりたいと思うことは、必ずできます。なぜなら、それを「したい」という願望があるということは、あなたに、それをやれる力があるという証拠だからです。欲求とは、「内側にある力」が表出したものにほかなりません。能力がなければ「したい」という欲求は生じません。すでに高い能力が身に付いていようがいまいが、「どうしてもこれがしたい」という強い欲求があるなら、それを成しとげるだけの能力があるということです。後は正しい方法でその力を伸ばし、活用していけばいいのです。
・「世界は発展途上にある」と思ってください。一見悪く見えることは、未発達な状態にあるだけだと考えてください。どんなときでもすべてはよい方向に向かっているという視点を持って話しましょう。進歩を意識しない話し方は信念の否定を意味し、否定すれば信念は失われます。

要は、ソーハム・シヴァム ということ。
ヒナヤーナの否定の考え方は、捨てた方がいい。

●環境の変化

・何をするにしても、今の仕事や環境で始めるしかありません。現在のあなたの周りにいる人やものに対して行動するしかありません。環境が変わるまで行動するのを待ったりせず、行動で環境を変えていきましょう。今いる環境に働きかければ、もっといい環境に移れます。
・今いる場所におさまりきらないほど大きくなったときに、はじめて、あなたはステップアップできます。その場所でやり残している人は、当然、その場所より大きくなれません。
・毎日、その日にできることを「すべて」やってください。
・必ず出世する人は、今の仕事が役不足になっていることに加え、こうなりたいという明確なビジョンを持っています。そして、なれるのだということを、知っており、必ずなってみせると強く決意しています。そして自分自身が前進するために、与えられた役目を超える力を発揮しています。決して雇用者を喜ばせるためではありません。
・失敗は、決めたことが小さすぎた結果です。失望せずに求めつづけていれば、もっともっと大きな富があなたに引き寄せられます。

与えられている環境には意味がある。
存在しているものには意味がある。
私は、今いる場所におさまりきらないほど、
大きくなっているのだろうか。
進化しているのだろうか。

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