彼と離れたくない!
さらに愛されるために貴女がすべきこと
女性の心理に関するこの本を読んで、
女性の接し方は子どもへの接し方と似ているなぁと、あらためて思った。
昔から、私が勝手に「三歳児理論」と呼んでいる理論がある。
それは、「彼女や妻は、三歳の女の子だと思って(敬意を持って)接する」というもの。
もちろんこれは、決して女性をバカにしているわけではない。
むしろその反対で、子どもに敬意を持っているからこそできること。
それと同じように、相手の女性の潜在意識や感情を尊重せよ
という意味なのだ。
●すれ違いの原因
・男性は過去の話をされると、もう取り返しのつかないことなので謝るしかありません。まさに男性が「責められている(攻撃されている)」と感じる状況です。話し合いを成立させたいのなら、男性に「自分は責められている」と感じさせなければよいのですから、過去の話をしなければよいのです。過去の話をするのではなく、未来の話をする。これが、男性との良好な関係を取り戻す方法です。(簡単なようですが、実際には未来のことを伝えるのは難しい行動です。女性は、話をしているうちについ過去のことを言いたくなってしまうからです。その気持ちを抑えて彼と前向きの話をするためには、まず「何を話せばよいか」を頭の中で整理しておき、そのことだけを話すように心がけるとよいでしょう。最初は「もっと言いたいことがあるのに・・・」と不満に感じるかもしれませんが、そのうち慣れてきます。
・仕事で忙しい彼だって、連絡がしたくないわけじゃないのです。楽しい会話だったら彼もしたいと思っています。でも、せっかく電話しても楽しくない会話になってしまうなら、したくない。だから、不穏な空気を感じると連絡してこなくなるというわけなのです。
これは、結婚していても、独身でも、同じ話。
復習のための記録。
●女性が努力したいこと
・愛情のグラス
グラスの深さ : 貴女が彼から受け取った愛情を溜めることができる量です
グラスの口幅 : 愛情を感じるアンテナの感度
グラスの口を広げるにはどうしたらよいのでしょうか? それは、彼の愛情表現に気づくことができるようになることです。男性と女性とでは愛情の示し方が違います。そこを理解すれば、彼の愛情表現に気づくことができ、自然にグラスの口が開いてきます。
グラスの深さを深くするにはどうすればよいのでしょう。 それは、彼を信じる力をつけること。愛情のグラスの深さ、これは貴女自身がどれだけ自分を信じることができるか、そのことを示しているのです。
・結婚している男性で覇気のある人は、多くの場合、奥さんがその彼(夫)を尊敬しています。いわゆる「あげまん」といわれる女性は、男性のこの「尊敬されたい欲求」をうまく満たしているんですね。
もちろん、男性側にも、努力とフォローは必要。
まずは、この心の動きを理解しておくことが大切。
そしてこれは、子育てにおいても共通する話。
愛されている自信、そしてその表現に気を使ってあげたい。
このことまた、将来のその子の恋愛にも影響していく。
●絶対にしてはいけないこと
・彼に「私のこと嫌いになったの?」と聞くことはしてはいけません。なぜなら、この行為は、彼を試すことだからです。その理由…男性がつきあっている女性から離れていくのは、彼女を幸せにできなくなったと感じた時です。
・女性が不安を解消しようとして彼を試してしまうと、その分だけ別れが近づいてしまうのです。貴女にとっては不安を解消するためかもしれない。しかし、彼にとって試されることは、つきあっていても貴女が幸せになっていない、という状態を示されることなのです。
・「どうせ私なんて…」とネガティブ発言をする人。こういうネガティブ発言をする人って、周りの人のフォローを求めていますよね。「そんなことないよ、○○ちゃんはかわいいし、みんなに好かれているから大丈夫だよ」と言ってもらうことを期待している。でも、自分が元気な時ならともかく、疲れている時に「どうせ私なんて…」と言われ、そのフォローをするたびに元気を吸い取られているような気持ちになりますよね。ネガティブ発言をする人は、周りの人から元気を吸い取っているのです。
・「試す」行動の中でも絶対にやってはいけないのが、「別れる」と彼に伝えること。「別れ」は、武器や脅しにはなり得ないものです。
・彼は別れを武器にされて要求をのむことによってフラストレーションを溜めることになってしまいますから、やはりダメなのです。
・どちらか一方が、相手の言うことを聞いてばかりという不自然な関係では、聞いている側が疲れてしまい、「もう、どうでもいい」と感じるようになります。
このことも、子どもとの接し方にあてはまる。
別れ に相当する「おいていく」「出て行け」「うちの子ではない」などは、
絶対に使ってはいけない言葉。
パワー(権力)による強制は、怒りしかうまない。
それによって一時的にいうことをきいても、
それは、心からの理解ではなく、子どもの絶望を与えてしまう。
●その他
・「見送る側が寂しく感じる」このことを理解するだけでも、寂しさは和らぎます。
・よく、結婚式のスピーチで「結婚してからが大変。これからは忍耐が必要だろうけど、頑張れ」みたいなことを言うおじさんがいますよね。きっとご自身が苦労をされた経験からアドバイスしてくれているのでしょう。ところが、私の周りで結婚した人に話を聞くと、「あの話、ウソだね。たしかに多少の忍耐はいるかもしれないけど、それ以上に二人でいると楽しいよ。こんなに楽しいなら、もっと早く結婚しておけばよかった」と言う人のほうが多いです。