レバレッジ・リーディング

100倍の利益を稼ぎ出すビジネス書「多読」のすすめ
Leverage Reading
1日1冊のビジネス書を効率的・戦略的に読みこなす投資としての読書法
なぜ「速読」より「多読」なのか?

書店で、直感的に「この本は読んでおかなきゃ」という感じがして、手にとった。
いつもと違う感覚は、信じると、大抵いいことがある。
なぜだろう、今の自分に必要な、何が書かれているのだろう?
自分の潜在意識は、いったい何を求めているのだろう?
ワクワクしながら、ページをめくってみた。


「レバレッジメモ」が、自分が探していた内容だったのだと思う。自分の多読資産をどうしたらいいのか、あと一歩のところで悩んでいたものを見事に解決してくれた。前日に読んだ「一分間勉強法」も、この内容と見事に通じる。まさに潜在意識はこれを探していたんだなと、腑に落ちた。以後のこのblogの記録の仕方もかわってくるような気がする。
以下、線をいたところ
●多読の意義

できるだけたくさんの本を効率よく読むこと、すなわち、多くの人の成功のプロセスを吸収することが必要です。これにより累積効果が出て、「パーソナルキャピタル(自分資産)」の言わば「含み資産」がどんどん増えていき、条件反射的に実践で必ず活用できるようになるのです。
実際のビジネスがスポーツ選手にとっての試合だとしたら、ビジネスパーソンが本を読むことは、スポーツ選手にとっての練習にあたります。つまり、本を読まないビジネスパーソンは、練習しないでいきなり試合に臨むスポーツ選手のようなものです。一流のスポーツ選手ほど、日々のトレーニングを欠かしません。
みんなが本を読まないということは、逆に本を読むだけでその他大勢から突出できるということでもあります。
誤解しないでほしいのは、たくさんの本を読み、いろいろな人の意見を参考にするからといって、決して他人の意見を鵜呑みにするわけではないということです。むしろ、一人の人間の言うことだけに耳を傾けて丸ごと信じてしまわないためにも、なるべくたくさんの本を読むのです。多読には、考えの偏りを防ぐ効果もあります。
一冊のみを読んで、この著者の意見がすべてだと思い込んでしまう危険を避けるために、多読をするのです。ちょうど医療の現場で、一人の医師だけの診断に頼るのではなく、二人目、三人目の診断を仰ぐというセカンドオピニオン、サードオピニオンのようなものとも言えるでしょう。そして、最後の答えは自分で出します。大量の情報を取り入れつつ、主体的に取捨選択するということは、それだけ判断能力が養われることでもあります。多読術を続けるうちに、主体的な思考力がつくことは間違いありません。
一冊の本だけに書かれていることは、その著者個人の意見かもしれません。しかし、もし同じことを10人の著者が主張していたら、それはもう原理原則と呼べるのではないか。これがわたしの持論です。

たまに、多読を否定する人のネガティブな情報が入ってくるので、どう答えたらよいものか少しだけ気になっていた。その答え(応え)がすべてここに書かれていた。とても助かる。
●レバレッジメモ

本の内容を暗記する必要はありません。わたしは腺を引いた部分をパソコンに打ち込んで、メモを作ります。このメモはさまざまな本の中で自分にとって重要なポイントを集めた、いわば「究極の本」のようなものです。それを常に持ち歩き、ちょっとしたすき間時間にパラパラめくって眺めることで頭の中に焼き付けていきます。そして実践して身につけています。
誰の言葉とか、何という本に載っていたのかなど、出典はいちいちつけません。たとえば、この引用をもとに本を書くとか、発言者は誰かなどのデータを人に伝える必要があれば別です。しかし、このメモは基本的に自分だけが読むものですから、凝縮したエッセンスさえあれば事足りるわけです。
わたしの知り合いの方の奥さんは、本嫌いな旦那さんのために、ご自身でビジネス書を読んで重要ポイントをまとめ、「究極の本」を作って、旦那さんに読ませていたそうです。その結果、彼はビジネスで大成功を収め、ハワイで優雅な生活を送っています。
また、必ずしも本に線を引いた箇所を全部入力しているわけではありません。入力しながら、「ああ、これはいらないな」と思うこともある。そんなふうに取捨選択していくので、メモはさらに選りすぐった内容になります。そのためには、読み終わってすぐよりも数日寝かせてから入力したほうがいいでしょう。読んだばかりだと、客観的な目が持てないからです。

自分のこの “BookQuest”の使い方が、この本を読んで以後、変わった。
また、私と違って活字の苦手な妻に何かしてあげられることがないか悩んでいた。それも、「レバレッジメモをつくってあげればいいんだ」そうしている人がいるんだ、と思ってとてもすっきりした。さっそくやってみようと思う。

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