悪用はいけません。
●この本を手に取ったきっかけ
心理学は、学問として知るだけではなく、
日頃のコミュニケーションや自分自身のセルフコントロールに生かしたい
というのが私の考え方なんです。
実際のテクニックはどうなっているのか、
それを知りたくて読んでみました。
●この本へ問うこと
催眠術をかける方法って、具体的にはどうやるのか?
●得られた気づき・印象に残った言葉
非常に興味深い。
メトロノームを使う方法、実は中学生の頃にそんな瞑想をやった覚えがあります。
そして覚醒法として書かれているのは、
ヨーガでいう屍のポーズ(シャバアーサナ)そのまま。
他にも、
・ある行為をトリガーに、覚醒後の行為を誘導する後催眠暗示、
・催眠をかけたこと自体を忘れさせる、健忘暗示、
・夢を自己分析やセルフコントロールに応用する、催眠夢暗示、
とくに、チベットの瞑想技法・・・生起次第、窮境次第におけるそれや、
ヨーガの瞑想テクニックに通じるものを感じました。
テクニックをみることで、逆にその意図するところ、
目的とするところが少しみえた感じがします。
いくつか応用して使えるものもあったので、ちょっとやってみよう。
ただしこれ、他人にやるのは危険ですね。
潜在意識にダイレクトに情報を入れてしまうわけですから。
使い方を間違えると危険です。
●こんな方にお勧め
催眠のメカニズムを、具体的に知りたい方。
セラピーに行くのが怖くてためらっている方。
●追記
CD−ROMが付いていたのですが、
これを一人で聴いていると、そのまま催眠に入ってしまいそうで怖い。
「誰か横に覚醒させてくれる人をおいてききましょう」
なんて注意を言われると、余計に怖くなりました(笑)