一言変えるだけで!もっと人に好かれる話し方

話し方で人生が変わると本当に思いますか?
なぜ、相手に理解してもらえないのか、受け入れてもらえないのか、人間関係がうまくいかないのか…

とってもよい本。
基本的なことだけど、その基本ができていない自分に、
たくさん反省した。

好きな人に思いを伝えようとすることが 本当は一番の話し方のトレーニングだと思います。

あとがきにあったこの一文に、
全てが凝縮されている気がした。

●語彙を増やす

・八歳で言語構造が脳に出来上がるまでに、すさまじい情報をインプットするのですが、その際に材料となるのが親や周囲にいる人の言葉と絵本などです。大人になるにしたがって、新聞や映画などさまざまな外部情報から語彙を習得していくのですが、専門の研究書ばかり読み、あまり物語や小説を読んでいない人は、専門的な語彙力があっても、たとえ話が苦手です。もちろん、その反対もあります。ですから、私はいろいろなジャンルの本を読んだり、ラジオなどの音声を聞いたりして、たくさんの言葉をインプットしてもらうようにしています。ときに私は言葉に深みが出るように、小説を薦めるのです。「まるで○○のような」という比喩を会話に入れ込んだり、感情の表現が上手になるからです。

ココ、この本で一番自分の印象に残ったところ。
そうだ、幼い頃は色々な物語を読んだ。
でも、大人になってからは実用書ばかり。
私ももっと、小説を読むようにしよう。

●人前で話すときにあがってしまう場合は

・人と会う前に一分間、「なりたい自分」をイメージすれば改善します。子どもの頃は漫画の主人公になりきって、すぐに同化できたのです。子どもの頃にはできたことなのです。必ずできるようになるので、毎日続けてください。
・自分が恥をかくことを怖れて言葉が出ないのは、自分のために話そうとしているからです。自分が話す立場になったら「心をこめて話す」と決心することが、一番大事なのです。
・目の前の人のために話すのです。自分がかっこいいと思われるために話すのではないのです。

ここ、次に重要なところ。
とくに大勢に向かって何かを話す場であるとか、
お偉いさんとの商談などの前に、このことを思い出そう。

●自己紹介

・欠点を言うほうが、好感度がUPするのです。完璧な人は隙がなく、かっこいいかもしれませんが、相手を緊張させます。当然、「ステキな人だと思うけれど、私にはちょっと、一緒に長くいるのは、しんどいかな」と思われてしまいます。
・無視されたら? 迷惑だったら? と考えてしまう前に、声をかけないほうが相手に失礼と思うべきなのです。自分が傷つくことを怖がって、相手と距離を置くことが、もしかしたら、相手を傷つけていることになっているかもしれないのです。相手も同じように、無視されたら? 迷惑だったら? と思っているかもしれません。
・自分から声をかけて、先に名乗ることができる人のほうが、ある意味、自信のある人だと思うのです。
・以前会った方であれば、小走りに近寄って、「お久しぶりです。またお会いしたかったんです」と嬉しそうに言ったら、相手はどんな気持ちになると思いますか?お名前を知っている人であれば、「○○さんですか?今日お会いできるのを楽しみにしていました!」と言ったら、相手はどんな気持ちになると思いますか?きっと嬉しいはずです。少なくとも嫌な気にはなりません。

これは、リアルに接する時の自己紹介や、
街中で見かけた時のアクションの話だけではない。
ネット上でのプロフィールの書き方や、
ネット上で話しかけるときにも、十分に応用できる話だ。

●相手に興味を持って話を聴く

・その人の人生では、その人が主役です。だから、相手の物語に興味をもっていれば、どんどん会話がはずみます。人と会ったら、「物語を聞こう」という目的をもってください。
・人に好かれる話し方の原点である「聞き上手」というのは、「私が自分の情報を獲得するために一生懸命に聞くという態度」ではありません。相手に「この人は熱心に聞いてくれているな」とわかってもらえる態度です。
・受け入れるということは、彼女の言っている言葉を受け入れることではなく、彼女自身を、その人そのものを受け入れることができることなんだと気がついたのです。
・無口な人とのコミュニケーションは、待ち時間を持つことが必要とされます。相手が「カレー…」と言ったら、次の言葉が出てくるまで、待つのです。焦らず、イライラせず、先読みせず、とにかく相手の言葉を待つのです。

おそらくこれは、異性と接することで、
そして幼い子どもと接することで、ものすごいスピードで鍛えられる部分。
ただし、真剣に接すれば、だけど。

●感謝を伝えるときに

・「ありがとう」は、とりあえずの言葉として使いません。どんな行為にも感謝したいと思う心をこめて使うのです。だから、伝わるのです。
・物をもらったり、食事をごちそうになったりしてお礼を言うときは、メールではおきまりのように「ありがとうございます」と言える人は多いです。けれど次に会ったときに顔を見て、お礼を言える人はとても少ないのです。本当に感謝して言う人は、次に会う機会があれば必ず、「前にいただいたお菓子おいしかったです。ありがとうございます」と言えます。

ありがとうがアンカリングなのであれば、
この言葉を適当に使うことほど、もったいないことはない。
自分のイメージの世界を汚してしまうのだから。
言葉は、大切に使おう。

●自分が客になった時のあり方

・タクシーで「どの道で行きますか?」と聞かれて、「なんでも」と言う人と、「ありがとう。お任せします」と言う人とでは、人間性の違いを感じます。ウエイトレスさんが料理を運んできた。何も言わない人と、ウエイトレスさんを見て「ありがとう」と言う人。私がウエイトレスさんだったら、やっぱり「ありがとう」と言ってもらえたら仕事が楽しくなるはずです。

これ、本当に同感だ。
特に食べ物屋に入る機会はとても多いので、これはすぐに実践できる。
自分家客になると急に横柄な態度をとる人は、案外多い。
それは、ストレスを店員に向けて発散しているだけであり、
八つ当たり以外の何ものでもない。
逆に、店員に感謝できることは、自分の顧客からも感謝される第一歩なのだろう。

●NGワード

・相手への不快感や相手を責めたい気持ちがあるときは、ダイレクトにそれを言っていなくても、よけいな一言をついつい言っていることがあるのです。それはわざわざ言わなくてもいいのに、それを言うことで自分がスッキリしたり、会話に勝ち負けなどないのに、それを言うことで相手に勝ったような気分になるためであって、自分のストレスを解消するだけの、他者への思いやりがまったくない言葉です。
・「大丈夫だよ」の一言が欲しいだけで相談する人はたくさんいます。そんなときに、「過去においての成功率は65%で、今の経済状況から考察して…」なんていう分析もアドバイスもいらないのです。欲しいのは、あと一歩進むときに一緒に未来を信じてくれる人の存在と、その人から聞く「大丈夫だよ」という一言だけです。

後者のこれは注意しておこう
前者の「よけいな一言」については、よく職場で実際に言われることがある。
それだけストレスを掛けてしまっているのだなということを、覚えておこう。
爆発する前のアラートのようなもの。

●その他

・必ずやってくる明日が、文字通り「明るい日」になるように、「今」を切り替えて、わくわくしたほうがいいのです。
・本当は早口の人というのは、頭の回転が速いということです。話している段階で、その人の思考が先に行ってしまうから、どんどん早くなるわけです。
・「でもなんであんなに早口になるのですか?」「自分の留守電を相手が聞くわけでしょ?だったらそのために先方の時間を割いていただくのは悪いと思って…。できるだけ短く言わないといけないと思って焦って、つい早口になっちゃうんです」…早口の人は気が強くて、強引と思われます。強引どころか、相手を気遣って早口になっているのであれば本末転倒です。
・聞いていてあまりにしんどういとき、とくに自分以外の人もいて、その人も同じように、しんどそうで、ちょっと場がしらけているなと感じたときは、ちょっと高度ですが、相手を主役にしたまま愛亭のバトンを奪わずに、話をさりげなく遮ります。私はこれを、「瞬間移動」と呼んでいます。「それっと、もしかして会社の方も一緒に?」「ああ、そうなんだよ、課長の○○も一緒でね」「課長の○○さんって、すごいできる人ですよね~」と、彼の話から第三者の話に瞬間移動させます。

明日が明るい日 というのは、いい言葉をきいた☆

●意味内容ある相づち7パターン

「そう」系 そうそう、そうかな、そうかも、そうだね、そう思ってた
「すごい」系 すごい、すごいね、すごいじゃん、すごいよね
「本当」系 なるほど、たしかに、ほんとほんと、本当に、本当ですよね
「うそ」系 うそー、ダメダメ、うそばっかり、いや、いやいや
「いい」系 いいよ、いいじゃん、いいんじゃないですか、いいねいいね
「文末」系 でしょう、かもしれない、だよね、ですよね、ありますよね
「繰り返し」系 繰り返し、言い換え、完成

●共感の相づち

「そうそうそうそう」
「ああ思う思う」
「一緒一緒」

●一言に自信をこめる方法

1.ゆっくり
2.堂々と自信をもって相手の顔を見る
3.その一言の間は、まばたきをしない
4.言ったあとにちょっとうなずく(わずかにです、これは自分の言葉に自信があるときに人が無意識にする動作です)
「このサービスには本当に自信があります「うん」とわずかにうなずく」
「大変だったね、でも、あなたなら大丈夫だよ「うん」とわずかにうなずく」

このあたりは全てテクニックの話。
早口な自分は、「ゆっくり」というのを特に意識する必要がある。

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