おとなになる本

Self-Direction Manual

アメリカの十代後半の人たちに向けて
Self-direction の大切さを伝えるために書かれたアサーティブトレーニングの本とのこと。
子どもが思春期に達したら読んで欲しいなと思う。
けどその前に…
既に40近い私自身が、まだまだ子どもなんだなと、
思ってしまった。気づいてしまった。


以下、ぐさりと 心に突き刺さった部分。

・あなたの中の理想主義者…この人は、自分の理想像にあなたを近づけようとする。あなたがこの人の要求に応えるためにいくら努力しても、それを認めようとせず、ただひたすら「もっともっと」と言い続ける。…でもそんな理想とは蜃気楼のようなもの。要求ばかりしているこの人とつき合っているかぎり、あなたは満たされない思いをかかえながら、あてのない旅を続けなければならない。
・たぶんあなたは、こんなことを言ったら相手が怒るに決まっているとか、ばかにされるに違いないとか、最初から自分でそう決めてかかっている。だからあなたは、必要以上に強い口調や、必要以上にふざけた態度や、必要以上に弱々しい態度で、自分の意見を言ってしまう。そんなことをすれば、もちろん相手はあなたが思ったとおりに、怒ったり、ばかにしたりする。でも、相手にそれをさせているのは、あなた自身なんだ。
・あなたは自分で犠牲になることを選択しておきながら、その代償を相手が支払ってくれることを期待している。あなたの満足や幸せは、いつも相手の手の中にある。自分の力で自分の幸せを獲得することのできないあなたは、ただいらいらと無力感をつのらせるだけだ。

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