しあわせ脳練習帖

私がリスペクトしている、そしてウォッチしている先生の一人。
黒川伊保子さん監修の本です。


ジェームズアレンの「原因と結果」の法則とか、野口さんの「鏡の法則」を、脳科学の観点から理解することが、できます。
たぶん、わかりやすくするためなのでしょうか、(男性が読むと/男性的に読むと)論理展開にちょっと飛躍があるような感じがします。でも、素直に読むと、直感的には、書かれていることが正しいような感じがする。そんな本です。
そしてどうしてそう思うのか、その意味こそが、この本それ自体に書かれています。
■メモしたところ

・「この人は!」と思う男子があらわれたら、まず握手
ヒトのフェロモンは揮発しにくいため、時間が経っても効果が期待できます。それを繰り返すうちに、男性脳は徐々にそのフェロモンのにおいを認識できるようになり、持ち主にちょっと近づいただけでもわかるようになっていくのです。

男性脳は女性に比べてフェロモンに鈍感。(女性は見えない距離でも感知)
触れて「なんかいいにおいのする子」と思ったら本能が感知しているかも。

・ビデオの時刻表示など小さくてもチカチカと点滅する光は、人間の脳下垂体に刺激を与えます。この刺激は、目を閉じていてもまぶた越しに感知してしまうので、寝る前には必ず主電源を落とすか、それが無理であれば、衝立などをして光源を目に入れないようにしましょう。
・セロトニンは朝、ある程度の光量を感じると出てくる仕組みになっていて、できれば朝5時台に起きるのが理想的。
・セロトニンという脳内ホルモンは、単純な喜怒哀楽ではなく、しみじみとうれしい」とか「しみじみと美しい」とか「しみじみと哀しい」などといった心の奥底から湧いてくる「しみじみとした情感」とそれによる満足感を作り出すのに関与しています。(アドレナリンやエンドルフィンによる一時的・一瞬のしあわせは反動がある)
・朝のセロトニンと、夜のメラトニンというのはセットになっていて、どちらか一方が出にくいと、もう一方も出にくくなってしまいます。

早寝遅起きはだめ。早寝早起きが理想。
しみじみとした情感(セロトニン)→満ち足りた幸福感

・低体温ということは、交感神経がうまく働いていないということ。それはイコール、脳が働きにくい状態にあるということなのです。食事のお供には温かいお飲み物を。特に朝食時には絶対のルールです。

朝からだが冷たい自分は、飲み物に注意しなきゃ。

・摂食中枢と性欲中枢が非常に近しいところにある女性脳の場合、甘いものを食べたときに感じる陶酔感というのは、性欲中枢がつかさどる恋の陶酔感とよく似ているため、非常に混同しやすいのです。それゆえ、頻繁に甘いものを食べることによって、恋の陶酔感を大体してしまうことがある。これを「代替行為」といいます。恋でしあわせになりたいなら、甘いものを控える。

胸がいっぱいで食べられない女性 というのは実は既に恋におちているかも。
そのために、摂食中枢が動かなくなっている可能性がある。

・「つらい」とか「痛み」で言葉を忘れるというのは、女性脳には向きません
痛ければ痛いほど、つらければつらいほど、「ヤル気が出る!」「戦おう!」とする脳内ホルモン、テストステロンが分泌される男性脳の場合には、修行のようなストイックな方法もアリなのですが、女性の場合、ストイックより大切なのは「官能的」であることです。
・器楽曲には、聴覚のみならず、普段の女性脳の使い方とは違う「空間認識力」で聴くものがたくさんある。(バッハとモーツァルトがオススメ)

女性脳というか、左脳と右脳のバランスをとるためには、
男性でもこのような官能的なことは効果があるように思えた。

・エストロゲン分泌期の女性は、ワクワクしたり、少し意地の悪い気分になったり、ときにはイライラしたりするのです。(男性のテストステロンは「不安になった時」や「感情が不安定なとき」に分泌)

生理中(排卵後)の女性は、イライラだけじゃないことを知ってびっくり。
とくに「ワクワク」も意識の高揚感のひとつ。

・年齢によって固有振動数が変化する。私たちの脳は、それぞれ「満年齢の正数倍」の音の振動数に反応する。そしてその固有振動数が切り替わるのが、毎年、自分の誕生日の朝7:20前後。誕生日に固有振動数が切り替わるということは、一説には、地球の自転と太陽の角度が影響しているのではないかともいわれている。
・だけど悲しいかな人間は、新しいモノにすぐに慣れるわけではありません。固有振動数だって然り。誕生日から次の誕生日までの一年をかけて、徐々に慣れていくわけです。だから…。新しい脳に生まれ変わったばかりの誕生日当日に、物事を決断するのはやめましょう。誕生日からしばらくは、モノの見方がズレているので、人生に関わるような大決断をするなら、誕生日から二週間以上経ってからのほうが賢明なのです。

これは、占いのメカニズムとも関係がありそうな話。