仕事は味方

幸せと人生と自分らしさは、仕事でつながる。

仕事ってなんだろう と思っている人に、とてもよい本。
とても読みやすくて、心に染み込んでくる。
田坂広志さんの「仕事の思想」に似ている。

●仕事

・子どものころ、最初に自転車に乗れた日を、今でも覚えています。…仕事は、あの日の自転車に似ています。最初は、うまく乗れなかったり、ころんだり、ぶつかったりします。一生懸命に練習していると、必ず、乗れるようになります。そして、知らなかった世界を、知ることができるようになります。そういう当たらしい世界に、生きることができるようになります。
・月曜日が楽しみって人。月曜日が憂鬱な人。どっちに、仕事を任せるだろう? どっちが、成長していくだろう?
・お客さんは、神様なんだろうか? お客さんとは、対立してしまうんだろうか? 世の中が教えてくれる関係性は、それしかなかった。世の中の常識と自分の感覚は、ずいぶん違う。だから、すごく迷った。自分の感覚のほうを信じるのは、勇気がいる。
「お客さんは大切な親友」だって思って、仕事をしていたら、なぜか、とつぜん、すべてがうまく流れ始めた。大好きな人を神様にする必要なんてない。大好きな人と、わざわざ戦う必要なんてない。お客さんは、仕事を通して、一緒に人生を生きている。
・仕事では、3年ぐらい、小さな分野で、徹底的に努力を積み重ねたら、喜んでくれるファンもできる。

私の親友はどこにいるんだろうか。
どこで、待っているんだろうか。

●人生

・「雪が降っても自分の責任」人生は、そう思えるくらいに覚悟をした人だけを、主役にしてくれる。
・自分らしくいたい。自分らしくありたい。そう、想ってた。でも、ふと、疑問になった。自分らしさって、なんだろう? ちゃんと考えてみると、よく分からなかった。そうありたいと思っているのに、そうありたいものそのものが、よく分からなくなってた。けっこう、ショックだった。
・人は、ある日、ふと、気づいて、一瞬で変わってしまうことがあります。一瞬で、成長してしまうことがあります。そんな時は、たいてい、何かの意味づけが、大きく変わった時です。

私もまた、自分らしさが、まだよくわからない。
わかるときわ、ただ受身でボーっと待っているのではなく、
今できることに、真剣に生きていれば、
責任をすべて引き受けていくようにすれば、
きっと、それが見えてくるんだろうか。
一瞬にして、目がさめたように、理解できるんだろうか。