世界はバランスでできている!

The Gratitude Effect
一瞬で人生を変える1つの魔法
1億5000万人の人生が変わった!
世界的ベストセラー『ザ・シークレット』にも紹介された
『ディマティーニ・メソッド』の最高傑作がついに上陸!

訳している岩元貴久さんの紹介で手にとった。
確かにナポレオンヒル系統の成功哲学・自己啓発に足りないものを埋める、最後の1ピース。
日本人からするとこれは、タオイズムや仏教観。東洋の叡智そのものだ。


中庸 中道という言葉が頭に浮かんだ。
ディマティーニ・メソッドは、
東洋で解脱とか悟りに至る瞑想と呼ばれるものを、
心理学的な見地からシステマティックな体系と方法論に仕上げたもの、
という印象がある。
●神と偏在

・自分が持っていないものを他の誰かが持っていることなど決してありません。そのように見えるのは、相手が自分とは異なる形式でそれを持っているというだけのことです。
・GOD Grand Organized Design, Grand Organizing Designer, Grand Organizing Director
・「神が存在しない場所がどこか教えてくれれば、喜んでそちらに足を向けましょう」
・彼は失ったものは何もなかった。すべては形が変わっただけで、別のエネルギー状態になって存在していることを理解しました。
・信仰者の行動はときに無神論的であることがあります。彼らは神に何をしろと指図をします。「これが私の希望です」と祈ることがあります。彼らは神がその命令に従うことを期待します。こうしたことは愚かとは言わないまでも、無神論的です。

物理学でいえば、質量保存の法則。
神との対話にある内容とも、同じ。
●原則 : 二面性/二元論を理解する

・公の場でポジティブな面だけを見せようとすればするほど、プライベートでネガティブな自分になってしまうのです。
・私たちは、こうあるべきだという幻想を抱いてししまいがちですが、その幻想は現実にならないために悩みます。これを地獄と呼ぶのです。地獄とは満たされない自分の非現実的な期待によって自分たちが作り上げたものだと私は考えます。不満を持つとき、私たちは神学者が言うところの地獄を体験しています。そして感謝しているときは心の内に天国を持つのです。
・感謝の魔法を身につけると、心配や不安は幻覚にすぎないことがわかります。実際には、そのようなアンバランスは生じえないのです。常に、想像上の対極のバランスをとってくれる他の誰かが存在します。
・私たちが自分自身を鍛えて、この隠れた秩序と物事のバランスをはっきりと認識できると、ネガティブな出来事など存在しないことがわかります。そして、純粋にポジティブな出来事というのもないことがわかります。ただ出来事があるのみです。私たちが出来事を解釈してラベルを貼るまで、すべての出来事はニュートラルです。
・私は恩恵のない危機などないと信じています。誰かが悲惨なことが起こったとレッテルを貼ったからと言って、それが本当にそのとおりであるとはかぎりません。それは、その危機の裏に隠されている部分を見つけるのに十分な時間をとらなかったという意味でしかありません。
・人を指差すと、そのとき他の3本の指は自分を指しています。
・傑出した人物は、とかく非難の対象になります。
・感謝とは、愛、熱意、インスピレーションを伴いセンター(真ん中)にいる状態です。私はこれら4つを感情とは呼びません。感情とは人に何かを回避させたり、求めさせたりするものです。真の感謝は極性(電荷のプラス/マイナス、磁石のS極/N極など正反対のペアを持つ状態)とは無縁のものです。
・自分に都合の良いことだけに対して抱く感謝は、不完全でありどこか間違っていたりします。真実の感謝は、自分の価値観への支持と試練の両方を等しく受け入れるときに生まれます。支持と試練を同時に認識することが、私たちを感謝の魔法に目覚めさせてくれるのです。
・最終的には、許さなくてはならないことは何もありません。しなくてはならないのはそこに偉大な法則を発見することだけです。間違いとは私たちの解釈が起こした幻想なのです。
・地上に四季があるように、人の感情も熱情と冷静のサイクルを辿ります。

1.よいできごとに感謝できれば、よりそれを引き寄せる
2.日常の何気ないこと、当たり前のこと、忘れがちなことに感謝できれば幸せになる
3.つらいできごとに感謝できれば、それを終わらせることができる
●自尊心

・誰かに夢中になるということは、自分という存在への感謝を失うことを意味します。
・最も大切にしている価値観の分野では、私たちは自信を持っているはずです。それについてあなたは確信を持っているはずです。もし自信がないとしたら、それはあなたが他人の価値観に合わせようとしているか、重要でない価値観の分野で自信を持とうとしているかのどちらかです。
・世界で最もすばらしい人物があなたを訪問するという状況を想像してみてください。あなたはこの訪問に備えて、家の片付けをしたり掃除をしたり、部屋の装飾を変えたり、前に立てていた予定を変更したりするでしょうか?そうでないならかまいません。でも多くの人は、何らかの変更をするでしょう。ここで大事なことをお伝えします。自分のことを世界で最もすばらしい人物と考えてみて欲しいのです。他人ではなく自分です。だからこそ、その世界で最もすばらしい自分のために、しっかりと時間を割いて人生の計画を立ててみてはいかがでしょうか?

自分自身が神そのものである。
という考えを理解するべきなのだろう。
(ソーハム)
●直観

・感謝の涙は身体が意識に伝える「私は道を外れず、自分がやるべきことをやっているよ」というメッセージです。直観は、私たちがやる気を持てることに導いてくれます。
・私は、自分の心の声だと思うことを書きとめてはそれを毎日読んでいます。心の声を正確に把握するまでどんなに時間がかかろうと、その言葉を改善して自分のものにしていきます。それが自分をマスターすることだと思うからです。
・自分のインスピレーションをできるかぎりすぐに実行するようにしてください。自分の内なる声から得たインスピレーションや直観にすぐさま従わないでいると、感情が高まり始めたり自責の念にかられたりします。
・効果的な文章を自分の声で携帯型の録音機に録音したり、あなたの尊敬する人に頼んで録音してもらうと、何度でも聞くことができていいかもしれません。
・学習は、料理と似ています。料理の名称やレシピをどんなに読んでも、その味はわかりません。味を想像してもることはできますが、実際に口にして味わう以外に、その料理の味はわかりません。知識の習得も同じです。本を読んだり、セミナーで聞いても、その理解にはいたりません。本書に書いてあることは、人生を変える非常にパワフルなものですが、体験しないかぎり真の理解にはいたりません。

毎日読む、iPodで聞くということだけではなく、
質問を入れておいて、毎回自分に問うという使い方もよさそう。
すぐにはじめようと思う。
●ライフワーク

・社員が自社を評価せず、仕事に対して情熱を持たない企業に投資するのは危険だということです。これは、投資先企業を分析する上で最も重要なことの1つです。社員が感謝に満ちて働いている企業ならば、株式市場でその企業の株価は高値をつけることでしょう。どんな製品も特定のエネルギーを持っています。その製品が愛と感謝をもって製造されていない場合は、それとなくわかってしまうものです。
・面接「もし私があなたに500万ドル差し上げるならば、あなたはどのような人生を送りたいですか?」
・ファンタジー(幻想)を追い求めることと、自分の内なる願望によってもたらされる人生を追い求めることの違いについて知ることはとても重要です。あなたの人生は、何があなたにとって重要なことかを既に教えてくれています。そしてそれは決して間違うことはありません。これまでの人生で行ってきたことすべてが、あなたに何らかの方向を示してくれています。よく考えてみてください。少しの間、自分の人生を分析してみてください。これまでに人生があなたに教えようとしてきたあなたの使命とは一体何でしょう?もし人生に何事も畏れることがないとしたら、あなたは何をしたいですか?何を得たいですか?
・4つの感情(触発、夢中、好き、感謝)は人生の使命に沿って生きているかを知る指針です。
・もし何かに集中できないときは、自分が望む人生を歩んでいないことを直観が教えているのだということなので、そのことに感謝してください。また、それは自分が他人の価値観に従って生きようとしていることを知る指標ともいえます。

やはりここでも、ライフワークの話になった。
時間を忘れて集中できること。
それはなんだろう。
●お金

・富は、その人が大切にしている価値観を反映した形で持つことになります。あなたにとって最も価値が高いものが自分の子供であれば、子供があなたの富であり、あなたは自分の子供のためならいくらでも投資することでしょう。ただし、「お金」という形で富を持ちたいのであれば、お金の形での富が大切であると認めなければなりません。具体的には、お金をあなたの価値観の中で上位に置く必要があります。そうでないと、あなたの人生にお金がやってくることはないのです。「富」という言葉は、『お金」というよりはむしろ「望むもの」を持つといった意味になります。
・自分のことを尊重している場合は、まず自分のためにお金を使います。そうでない場合は、一番最後に自分のためにお金を使います。支払いの順番は価値観の優先順位と自然と一致するのです。
・勇気を持ち、自分に正直になり、立ち上がって自分は価値ある人だと言えるようになるまでは、自分のお金を奪っていく人を人生に招き入れ続けることになります。自らに自尊心を持つまで、このような盗人たちを招き入れ続ける状態が続くのです。
・請求書の支払いに銀行の小切手を書くたびに感謝することを学びました。私は早速それを実践することにしました。小切手を書くということは、その前に何らかのサービスまたは製品を受け取っているわけです誰かがあなたに提供してくれたサービスまたは誰かがお金を貸してくれたローンについても、そのことに感謝すれば、その支払いや返済のためにお金を稼ぐことがより簡単になるでしょう。感謝の魔法は、このようにエネルギーを変換して、支払いに必要な金額以上のお金を稼ぐことができるようにしてくれます。

いってらっしゃい、お帰り という意識はもっていたけど、
これからは、支払いのときも、
サービスに対する感謝を込めるというのも、加えてやってみよう。
そして、自分の価値観はどこにあるのか、再設計も大切だ。
●人間関係

・もし、あなたが毎日家族一人一人に感謝るすことをノートに書き留めるならば、家庭でのコミュニケーションはとても円滑なものになるでしょう。それは、あなたが自分に贈る感謝の魔法といえます。
・失うもの、失われるものなど何もありません。ただそれが姿を変えるだけです。誰かを愛するなら、その人は決していなくならず、ただ姿を変えるだけなので、あなたはその人の存在を感じることができます。
・私たちが敵とみなす相手に対して、彼らもその価値観に沿って自分たちと同じように世界に貢献してしいるのだと悟るまで、敵を引き寄せ続けます。この世界では、相対するものが必要であり、いわゆる敵対者というものは、まさに自分たちと同じくらい価値ある存在なのです。
・力強くいる人は、被害者になるようなことはありません。感謝の魔法は、あなたに力を与えるだけでなく、相手に攻撃する気をなくさせます。
・何かを失うことを恐れる気持ちは愛の表れではなく、依存症の兆候です。あなたがそれをまだ愛しておらず、まだそれに生活をコントロールされているのだと、禁断症状はあなたに伝えているのです。誰かまたは何かを真の意味で愛するとき、人はそれを失くすことを恐れません。あってもなくてもあなたが愛していることは変わらず、その存在を心の中で感じるからです。
・「夫が私の割りにいるような感じがします。まるで友達や息子の中に夫がいるみたいです」
 「ところであなたは、自分が死ぬとき、愛する人たちにいつまでも悲哀を感じて欲しいですか?」
 「今は別の形で存在する旦那さんに感謝して、旦那さんの生身の形への依存を断ち切ってください。人はついつい一定の形に執着してしまうので、そのために喪失感を味わうのです」

ノートだけでなても、現代であれば、もっと色々なツールがある。
さっそくこれは、習慣にしよう。
●メソッド

・太りすぎなのには、必ずそうなる隠れた動機があります。そこで私は「太っていてよかったことは何ですか」と尋ねました。初めは私の質問にショックを受けた彼女でしたが、自分がそれまで気づいていなかった理由が徐々に明らかになってきました。
・心理学者によっては、うっ積した感情は解放したり、表現したり、放出したりする必要があると主張します。それから、怒りは抑え込まずに吐き出す必要があるとも言います。私は、それらが真の意味で賢い方法だとは思いません。私は、これらの感情が本当に意味するところを、また何を伝えようとしているのかを理解して、不均衡な感情を引き起こしている源を解消するほうがより賢明だと思うのです。怒りが伝えようとしていることを知り、その感情の根底に隠れている秩序を発見して感謝の状態にいたるのです。

合気道のようなものかも知れない。
カウンセリングを行うすべての人が、
このディマティーニ・メソッドを学ぶ必要があるような気がする。

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