できるビジネスマンは瞑想をする

確か、ロックノーブルの岩元さんがすすめていたように記憶している。
それで、手にとってみた。
自分も、昔から瞑想はしている。
ただ目をつぶって考えごとをするんじゃなくて、結構マニアックな瞑想まで。
ほかの人はどうしてるのか、ちょっと興味もあって手にとってみた。


読んでみると、この本はTM(超越瞑想)の紹介本だったのかな、と思った。TMが何であるかはある程度知っていたので、内容として特に大きな発見はなかったけれど、欧米人やビジネスの世界での実践者がいて、受け入れられやすいというあたり、古くて新しい感じだ。

欧米においては、瞑想は心身に良い効果を持つ、「技術」として認識されているという点だ。日本においては、瞑想が「宗教」と結びつけられがちであることを思えば、この点で大きな違いがある。欧米の人々は瞑想を「技術」だと認識しているので、ジョギングや体操を始めるような気軽さで、「私もやってみようか」と思うことができるのである。

古代インドの知識を体系としてまとめたものがヴェーダだったが、この貴重な文献は長い歴史の中で散逸してしまった。そのため、ヴェーダの知識は、代々の賢者たちから後継者へと、口伝という方法によって、細々と現代まで伝えられてきた。現在この知識は正統な継承者であるグル・デヴから、マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーに受け継がれている。マハリシは大学で物理学を学んだ人でもあり、教育者、哲学者としても知られている。そして、マハリシは、自らが受け継いだヴェーダの知識を再び体系的にまとめ、文献として再構築していったのである。そのマハリシが瞑想法として体系化したのがTMである。

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