ウェブマスターになったら読む本。
●この本を手にしたきっかけ
前の職場のウェブマスターに「いい本だよ」と薦められた。
●この本への問い
帯に「学べて、使える!ブランド構築のための秘伝」と書いてあるが、この本では、ブランド構築のためにウェブをどう使えばいいと考えているのだろうか?
●この本から得た気づきなど
ブランドは、あらかじめ設計・計画されたシナリオに基づいたユーザー(顧客)の満足体験によって構築される。
自分で意思決定をして、自分でビジネスをする自分にとっては本章はただの復習という感じになってしまったけど、p150~p155のキノトロープ社のヒアリングシートは、なかなか。ジェイエイブラハムのマーケティングのセオリーを、ウェブマスター向けに書き直したような感じ。
●蛇足
この本の半分は、企業という組織の中で「要件をどのように聞き出すか、調整するか、合意をとるか」という点について詳しく書かれていた。自分で自分のビジネスをするビジネスオーナーだとか、インターマーケターにとっては当たり前の話ばかりだけど、ひとつの企業の中でウェブマスターとして働くとか、ウェブの仕事をして、クライアント企業担当者と調整をする必要がある人とか、そんな人は、知っておいて損がないこともたくさん。
2005年の本だから一部の情報は古いかも知れないけど、まぁまぁいい感じ。
●こんな人にオススメ
ウェブ担当になったけど、何から手をつけていいかわからない人。
HTMLやCSSのことはわかるけど、ビジネスや商売のことを考えたことがなかった人。