銀行口座380円が2億円になった理由
書籍化決定直後、インターネット界の起業家たちからクレームの嵐!
「こんなすごい情報が格安定価で出るなんて!」
アフィリエイトの世界の巨匠。
アフィリエイターを名乗る人はたくさんいるけれど、石田さんは数少ない本物の一人だと思う。
ある時期、この人ののメルマガはずっとウォッチしていたことがある。
畑岡さん、田渕さんのメルマガは解除しても、
この方の哲学的な文章が好きで、ずっと読んでいた。
あとは、アフィリエイターとしては
近藤さんとhideichiさんぐらいかな。
とくに、会社勤めをすることと不労所得を作ることについての、
「川とスコップ、池とペットボトルのたとえ」が、
強烈なイメージとして、自分の脳に焼きついた。この部分だけでも、読む価値がある。
また、家庭の位置づけに対する考え方に、深く深く共感した。
平さんの話で、どうもこの部分だけが唯一納得できないところだったのだけど、
成功者の中で、自分と同じことを考えている人がいたことがとても嬉しい。
その他、薄々感じていたとおり、色々なこと
… ライフスタイルや価値観、今までやってきたことなどが、自分に重なった。
とても似ていると思った。
ということは、自分も石田さんのようになれるはずだと、
強い確信とイメージにつながった。
ありがとうございます。
すばらしいモデリング対象が、一人増えた。
とても嬉しい。
●ベースにあるもの
大学時代、一番興味を持ったのは、哲学とか現代思想だった。たくさんの本を読破した。自分なりの世界観を打ち立てたい、という欲望があった。時代は村上春樹の全盛期。フランス語ができないにもかかわらず、フランスの前衛的な思想を勉強し、マルクスの思想なども吸収した。さらに、精神分析学、経済学、人類学、神学、美術批評などあらゆるジャンルの「知」を貪欲に九州した。浅田彰、中沢新一などニューアカデミズムというものにどっぷり漬かっていた。当時学んだマルクスの資本主義分析が今の僕の社会哲学的な土台である。
彼もまた、大学の4年間でたくさんの書物を読書したようだ。
とくに、哲学や現代思想。
●基本的なMindSet
二項対立を否定する
どちらか一方という考え方自体を否定する。思考が閉じるからだ。閉ざされた思考がもたらすのは閉ざされた人生。「人生のひとつの目的」とか「ひとつのゴール」で使用される「ひとつ」を嫌悪する。人生というのは多方向的に切り開いていくときが1番楽しいのである。
「Catch Me If you can」のディカプリオ少年のように、人は「理想とする自分になりきること」 = 「理想とする自分を演ずること」によって、それまで気づかなかった自分の能力に目覚めることがある。信じられない力を発揮することがある。
Catch Me If you can さっそくツタヤで借りてこよう。
●起業について
とにかく、会社をやめたら、毎月入ってくるものがなくなる。だから預金残高を最低、300万円は確保してから独立するか、もしくは、確実にお金が入ってくるルート、最低20万円の収入ルートを築いてから独立しよう。300万円というのは25万円の12か月分である。一年間無収入でも25万円あればなんとか家賃あるいは家のローンを返したり、子供の教育費を払ったらしても生活できるであろう。
個人事業主として独立して1年間に税務申告前で1000万円稼いだとしても、実際それは年収500万円のサラリーマンが最終的に処分できる所得と変わらないということを認識してほしい。サラリーマンは、社会保険、雇用保険、労災保険などで手厚く保護されているからだ。さらに法人に所属しているという信用があるから、住宅ローンも簡単に組める。しかし個人事業主として独立するや、これらあなたを守っていた防御壁がいっせいに崩れる。生身の身体として社会に放り出されるわけだ。だからサラリーマン時代に自分が年収1000万円を越えていた、という場合、最低でも2000万円を稼がなくてはいけない。これを取り違えると痛い目にあう。サラリーマンは、「社会的な信用」という目には見えない大きな「収入」を給料以外に得ているのである。
このあたりの感覚を、過去に自分は読み誤ってしまった。
そして甘さを捨てた。もっと早く石田さんに出会いたかったかな。
●ビジネスの姿勢について
基本的にメルマガ広告は殿様セールスで攻めること。発行人のあなたに最大の権限がある。だから僕は広告主に対し、広告掲載料金の後払いには一切応じていない。法人であろうと、前払いでお願いしている。嫌ならお引き取りください、このスタンスだ。不思議なことに、「お引き取りを」というと、3分の2がこちらの条件をすべて飲み、広告掲載を申し込んでくる。
メルマガ発行人が金を稼ぐことを目的にすれば、メルマガは見違えるように質が良くなる。
他人にものをお願いする場合は、必ず本名でお願いすることはビジネスマナーである。あなたは社外メールにニックネームを書いて発信するだろうか?それはない。相手に失礼だからだ。それと同じことである。
メールマガジンは、発行者が何らかの情報を集めてそれを一方的に読者に伝えるものではない。それは貧乏メルマガだ。金持ちメルマガは、常に自分の中の「振動」を読者に伝えるのである。あなたのハートの深いところで小刻みに震える「振動」を増幅させ、外部に接続させる装置、これがメールマガジン、人生を逆転させるメールマガジンだと言えよう。
このあたりは、コンテンツビジネス全般、いやビジネス全般に言えることだ。
ビジネスとは、単に仕入れて売る、だけではない。
売り手の思いを伝える手段だと思う。
●家族について
僕の場合、土日に仕事を入れたことは、2000年に独立して以来、ほんの数件の例外を除いて、ほとんどない。仕事より家庭を優先することは、成功するための最大の原則だと思う。僕は働くことが嫌いである。嫌いなことを家庭より優先するとは、家庭の存在を否定することだ。仕事より家庭を上に置くこと、これが原則。だから今は仕事をうまく行かせるには家庭は少々犠牲を、なんて思ってはいけない。
僕は、平日も会社を夕方6時には退社することにしている。家に帰り、2人の子どもを風呂に入れ、一緒に夕食を取り、9時には子どもと一緒にベッドに入る。そして朝の4時頃起きて、7時まで仕事をし、その後出社する、というパターンを繰り返している。逆にいうと、土日は100%家族サービスにまわすから、平日に密度の濃い仕事をしなくてはならない。いや正確にいえば、「家族サービス」という言葉自体、矛盾を孕んでいる。それは父親が家族に対して与えるサービスではなく、それこそが、理想の現実である。
基本的なライフスタイル(時間割)も、家族との関係も、今の自分と同じだ。
あとは、中身。7時~18時の使い方だな。
きっと、方向性は間違っていないのだ。
安心して、このまま突き進もう。