いかに生きるか

震災後の新たな日本を拓く7つの言葉
いま、あなたが為すべきことは何か
2011年3月11日東日本大震災
あの日、我々の生き方が そして働き方が、
静かにそして確かに変わり始めた

3.11は、すでに風化しつつある感じもある。
東北と関東で人の意識に差が出ているぐらいだから、
東日本と西日本では、さらに大きな違いがあるのかも知れない。
読みながら、あの日のことを、思いかえした。

英語の「働く」(work)や
「労働」(labor)という言葉には
「苦役」という意味が含まれている。
しかし、
日本語の「働く」という言葉は、
「誰かを幸せにする」ということを意味している。
それは、実は、「仕事」という言葉も同様。
「仕事」とは
「仕える事」。

この感覚の違いが、日本人の日本人たるゆえんなのだろう。
いま、外資系の職場で働いている自分としては、
このことがとてもよくわかる。
そしてこの日本人の感覚が、世界に伝播していく。

しかし、やはり、我々日本人にとって、
ビジネスとは、
「ソーシャル・ビジネス」と
「ノン・ソーシャル・ビジネス」に
分けられるものではなく、
本来、ビジネスとは、
「社会貢献」のための営みに他ならない。
それゆえ、我々日本人が、
この「ソーシャル・ビジネス」言葉を聞くと、
あたかも
「白い白鳥」
といいう言葉を聞かされたような
不思議な感覚を覚えるのであろう。

ちょうど最近、ホリエモンが、
ツイッターで似たようなことをつぶやいていた。
彼にしてもまた、同じ感覚なのだ。
堀江氏を誤解している人は、いまだに多い。

どのような仕事をしているか。
それが、我々の「働き甲斐」を定めるのではありません。
その仕事の彼方に、何を見つめているか。
それが、我々の「働き甲斐」を定めるのです。

もし、この東日本大震災を体験して、
それでも、なお、この国が変わらないとすれば、
いつ、この国は、変わることができるのか。

きっと、3.11が、
時代の変化の大きな転機となる。
そして、人間の進化における重要な転機となる。
そんな気がする。
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