「3人で5人分」の仕事を無理なくまわす!

いまこそ働き方をゼロから見直す絶好のチャンスです!
「欠員補充ゼロ」時代の職場術
大量定年退職、メンタル不調、育児休業、介護休業・・・。
人は増えないのに、仕事ばかり増える職場で「結果を出す」21のアイデア

この人好き。主張はとてもシンプルでわかりやすい。
講演でも本でも対談でも常に一貫して同じ事を話しるわけだけど、
世の中に浸透するまで、繰り返し繰り返し努力し続ける
というその姿勢に、頭が下がる。


●残業のデメリットを科学的に

・東京大学の島津明人准教授によれば、「人間の脳が集中力を発揮できるのは、朝目覚めてから13時間以内」だそうです。さらに、島津准教授は、「集中力の切れた脳は酒気帯びと同程度の、さらに起床後15時間(ここの例でいえば21時)を過ぎた脳は、酒酔い運転と同じくらいの集中力しか保てない」と述べています。
・厚生労働省の調査によると、残業時間が月60時間以上になると血圧の上昇がはっきりと見られ、80時間以上になると心筋梗塞の発症が高まると報告されています。

こういう情報は、どんどん啓蒙して広めて生きたい。
●工夫

・私たちの会社では、社員全員がかならず年間に4日連続で休む日を設定しています。そうなると、仕事を引き継ぐ必然性が生まれますので、自分の業務をマニュアル化せざるをえなくなります。使う予定のないマニュアルを本気で作る人はいませんので、動機づけさせるわけですね。
・ANA(全日空)では、メールルール、ワークルールを細かく作成しています。その一例を紹介しますと、「午後5時以降に送られてきたメールは、翌日受信扱いにする」というものがあります。
・私たちの会社では、緊急度、重要度マトリックスで優先度の高い仕事と時期をそれぞれが書き出して、誰が今何の仕事をしているのかがひと目でわかるようにしています。
・仕事の優先順位がつけられるようになると、自分1人でこなせない仕事は早めに誰かにお願いしたり、上司に相談したりすることができるようになります。これによって、ミスやトラブルを未然に防ぐきっかけにもなるのです。

組織とか部署としてではなくて、個人的な仕事という意味でも、七つの習慣でいうところの
緊急度重要度を書き、これを好評するというのは意味があるかも知れない。
残業要求が発生しないような、予防措置として。
また、客先の管理職には連続休暇の文化はあるけど、これを自分が実践するのもよさそう。
●捨てるべきマインドセット

・相手の要求どおりの対応をやめたら受注がこないということは、レスポンスが速いことや無理を聞いてくれること以外にその企業の付加価値はなかったということです。
・日本の導入している方式では、月末や年度末といった、期間で成果を見ますから、深夜に及ぶ残業時間をいくら投入してでも、山の高さを一番積み上げた人が一番高い評価を得るということになります。
・未消化分を残業で取り戻すのはやめましょう。

このあたりの古いマインドセットを持っている人たちを、
いかに逆洗脳していくか、がポイントなのだろう。
世代交代による自然な価値観の変化を待っている時間は、もうない。

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