お風呂ではじめる新生児からのスイミング
How To Teach Your Baby To Swim
ジャネットドーマンの講演会に行った時に購入したもの。
表紙裏には、ジャネットドーマンとスーザンエイセンのサインがある。
(彼女達のサインは、普通のサインではないところがポイント!!)
なぜかここ最近、娘が最近お風呂のお湯の動きを怖がるようになった。
その原因をさぐる意味もこめて、読んでみた。
3歳児までは、水中毒の危険なども指摘されているので、
リスクと効果の両方を天秤にかけた真剣な検討が必要ではあるけれど、
乳幼児がどのように泳ぎを学んでいくのか、
そのプロセスを理解するには、とてもよい内容だと思う。
以下付箋をはったところ
赤ちゃんの顔に向かって優しく息を吹きかけると、赤ちゃんは反射的に一瞬域を止めるというのです。赤ちゃんが水中で息を止めることができなければ、優しく息を吹きかけては、さっと水の中に顔を入れることを繰り返してみましょう。
確かに、息を止めるというのが、全ての基本でありポイントになりそうだ。
海では波やその音を怖がる子どももいるので、
最初は時間をかけてゆっくりと慣らす必要があります。
波の音を怖がる自分の子が特別ではないことを知って少しホッとした。
親子で参加できない水泳教室はおすすめできません。水泳教室に通うなら、親子で一緒に水泳を習うという方針が基本になっているプログラムを選択してください。
確かに、自分も子どものころに親や兄弟と一緒に水に入っていたら、もっと水泳を好きになっていたかも知れないなと思う。遊びのような要素がないスイミングスクールで「訓練」ばかりだったから、途中でつまらなくなってしまった。今でもあの時の寂しい印象を強く覚えている。
赤ちゃんに水泳を教える時に、水に浮く道具を使うことはおすすめしません。水に浮く道具を使用すると、水中という環境についての正しい情報が赤ちゃんの脳に伝わらないからです。水に浮く道具は、人工的な環境を作り出してしまいます。
そして、赤ちゃんの脳は、呼吸、バランス、協調性、感覚に関して、水に浮いた状態での情報しか受け取ることができなくなります。このような道具を一度使ってしまうと、そればかり頼るようになり、道具なしでは動けなくなってしまうのです。
これは理論的にとても納得できる。ボートに乗るときの救命胴衣などを除けば、確かにはじめから使う必要はないのかも知れない。それよりも、早く「自力で」浮かぶ技術を教えてあげることの方が本当の優しさかも知れない。これは、着替えや食事などの基本的な生活習慣を「自分自身で」できるように誘導していくことと同じだなと思った。過保護になんでもかんでもやってあげることは、甘やかすことになるのかもしれない。