悪文

仕事で「文章を書く」ことって多いですよね。
あなたのそれ、悪文じゃないですか?

悪文―裏返し文章読本 (ちくま新書)

●この本を手にしたきっかけ
言葉の使い方に厳しい兄からもらった。
●この本への問い
私の書く言葉、私の書く文章は、
悪文だろうか?


●気づき
ことわざや慣用句の使い方、漢字の使い方などの表面的なものではなく、もっと深いレベルで、文章とは何か、悪文とは何か、それについて考えさせられた。
●心に留まったところ
・名文の反対は駄文、悪文の反対は良文。
 名文←→駄文
 良文←→悪文
悪文であっても名文である場合はあるし、良文であっても駄文である場合もある。
・悪文の3条件
1.書いている当人がよくわかっていない
2.読者不在の文章
3.何のために書いたのか、意図のはっきりしない文章
・いい文章を書くためには以下をはっかりさせること
「話題」の決定・・・何について書くか
「主題」の決定・・・そこで述べたい事柄の中心
「題材」の選定・・・肉付け
・南方熊楠の原稿構想メモに、マインドマップのような腹稿が記されていたこと
・悪文になることを回避するには何が必要か。まず定跡を知ることだ。
 そして、破る必要が生じるまで定跡を守りとおす忍耐力をそなえることである。
 しかし、時には定跡を破る勇気をもつことも必要だ。
 ただし、自分が今、何のために定跡を破ったのかという明確な意識をもつことが大事だろう。
 これもまた定跡の一つである…p63より
・文の長さは何字程度が簡単、難しいと感じられるか、その見極め方
・「のである」「からである」の多用をすると…
・ごめんなさい の元々の意味は「許せよ」であること
●こんな人にオススメ
メールやブログで文章を書く機会の多い人
コピーライター
論文を書く機会のある人
学生さん

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