アナウンサーの話し方レッスン

一週間であなたもスピーチの達人!

ライティングだけではなくて、そろそろパブリックスピーキングも勉強しなくては、と思って手にとってみた。


●第一印象で相手の人柄を判断するとき最初にチェックするところは?(複数回答)
「シティリビング」2008/4/25号をもとに作成
・顔つき/ルックス21%
・口調19%
・雰囲気18%
・表情17%
・服装17%
・しぐさ8%
●言霊実験 = 声のパワーのテスト
1. 数人が後ろを向いている状況(できればあなたからの距離は同じくらいの人たち)で、その中の一人をターゲットに決める。
2. 名前で呼ばず「すみませ~ん!」とターゲットの背中に向かって呼びかける。
3. 声をぶつけたターゲットは振り向きますか?
ターゲットだけが振り向く = 言霊度100点
ターゲットを含め、他の人も振り向く = 言霊度80点
ターゲット以外の人が振り向く = 言霊度40点
誰も振り向かない = 言霊度0点
●パブリックスピーキングの訓練の必要性
みなさんは、幼い頃から毎日歩いているからといって、練習もなく競歩の大会に出たりするでしょうか? 話し方もそれと同じ。プライベートスピーチが「歩き」なら、パブリックスピーチは「競歩」くらいの違いがあります。スピーチのトレーニングなくしてビジネスの場で話すことは、練習もせず競歩の大会に出るのと同じようなことなのです。
●ハイコンテクスト文化とローコンテクスト文化
コンテクストとは、コミュニケーションをとるうえで、人と人とが共通して持っている基盤のようなもので、「言葉、知識、体験、価値観、嗜好」などのことです。ハイコンテクスト文化であればあるほど、論理的に一から十まで伝えなくても、お互いの考えがわかる、つまり「あうんの呼吸」で通じてしまう文化だと言えます。日本は世界でもトップクラスのハイコンテクスト文化です。
日本-中国-アラブ-ギリシャ-イギリス-フランス-アメリカ-スカンジナビア-ドイツ-ドイツ系スイス
●一般論と経験談
一般論と経験談を入れると、スピーチが「立体的になる」という効果があります。理想的になのは、気軽に聞かせる経験談をとっかかりに、聞き手を納得させるような、知識や数字などのデータを使った一般論へと発展させることです。
●冒頭の5秒で聞き手をとりこにするツカミ
1. びっくり「転」から入る
2. 笑い=なごみ、暖かい話題から入る
3. はてな? = 考えさせる・質問から入る