自分も相手も「大事」にする話し方・伝え方
「言いすぎちゃった…」や「伝わらない」でもう悩まない!
アサーティブな考え方をインストールする為に、
タイトル買いしてみた。
ただしこの本は、働く女性向けかな。
薄い本なので、30分で読めます。
本の最後にある、
今の自分をありのまま受け止めていること。
これまでの自分を全部リセットすることも、本当の自分を探しに行くこともないし、
これまでと全く違う新しい自分になることもないのです。
という部分に、アサーティブコミュニケーションの
全てのエッセンスが含まれているのだろう。
●パッシブ型の人の話し方レッスン
・最後まで、「。」まで話す
・語尾を曖昧にするのは、遠慮しているのではなくて、「最後まで言わなくても相手が察してくれる」という相手への甘えであったり、結論を出さない「逃げ」の姿勢とも考えられます。
・目の前に選択肢があるなら、きちんと選ぶようにします。「なんでもいい」は扱いやすいとは思われても、素直さや謙虚さのアピールにはならないのです。
・日々の小さい所から、選ぶ練習を始めましょう。コーヒーか紅茶か。目の前に選択肢があったら、選択する。その選択した理由をちゃんと自分で声に出して言ってみる。そうすれば自分の好きなものがわかるし、周りの人にもあなたのことを知ってもらえます。「どっちでもいいです」と人に選んでもらっていると、何かあった時、「あの人に選んでもらったから」と逃げる口実になりがち。
これ、大事だ。
自分も、自信がない時に語尾を曖昧にしていないか、注意してみよう。
そしてパッシブ型の人には、そうしてもらうように促がそう。
●アグレッシブ型の人の話し方レッスン
・人の話を最後まで、「。」まで聞く
・「だから」「そうじゃなくて」「つまり」と、相手の話の腰をバシバシ折ってしまいそうになるのを、グッとこらえて、少なくとも句読点の「。」がくる所まで、聞くようにします。相手から話を奪っていくから、相手も「この人は聞いてくれない」となってしまうのです。自分の話を聞いてくれない人の話など、聞いてくれる人はいません。相手の話は聞かないのに、自分の話は聞いてほしいでは、相互尊重になっていません。
反対に、これもある。
相手がパッシブ型だと、無意識にバランスをとってしまうのか、
対極にいってしまいそうになる。
真ん中に寄せるためには、
じれったくなって話を奪うのではなく、最後まできく。
●アサーティブ
・いろいろな人・考え方があっていい、多様性を受け入れるのがアサーティブです。
・人間だから、愛称とか個人的な好き嫌いはもちろんあっていいのです。全ての人を「好きになろう」なんて無理することはありません。
・依頼 : 状況に対して「私」がどう思っているか、どう行動するかを伝えます。→ 相手に何をしてもらいたいか、具体的に伝えます。
今の仕事、人にものを頼むことがとても多い。そして外資系だ。
だからなのかな。この三年半、
ものすごくアサーティブコミュニケーションの訓練になったような気がする。
色々な人から、色々なことから、学んだ。
●アグレッシブ型への対応
・「アドバイスどうもありがとうございました。すごく助かりました。でも××っていう言葉は、ちょっとショックでした。言わないでもらえないでしょうか」
・「意外にこのやり方も使えたよ」と部分否定、部分変更をする
無神経な人、感情侵犯する人、マナーのない人はまだまだたくさんいる。
私は、そういう時に、ケンカになるのがめんどくさくて、ついパッシブになってしまうことがある。
とくに、信頼関係のない相手だったり、日本語が通じそうにないなと思う場合。
でもここで、はっきりとNOをいって国境をつくらなければならない。
冷静に考えてみると、
相手がいかに悪いか・相手がいかに無神経なのかを理解させようとしたり、
どうにか勝って、説き伏せようと思うから、面倒に感じるのだ。
単に、自分がイヤなのだ、ということを伝えればいい。
それだけだ。
侵略されたまま放置するのは、主体性を放棄した日本国家みたいだ。
心の自由を、自ら放棄してはならない。
●例
×「そんな彼とは絶対に別れたほうがいいよ」→「あなたにそんなこと言われる筋合いないから!」
○「そんな彼とは絶対に別れたほうがいいよ」→「そう言い切られちゃうと、悲しくなるからやめてほしい」
×「まだ結婚しないの?もうお嫁に行っておかないと一生行けないわよ」→「うるさいな、放っておいてくださいよ / 叔母さんに関係ないじゃないですか」
○「まだ結婚しないの?もうお嫁に行っておかないと一生行けないわよ」→「ご心配ありがとうございます。結婚のことは自分でもちゃんと考えているので、大丈夫です」
・よく使いがちな「申し訳ないですが」も、それだけでは型通りな印象。何が申し訳ないのか、「Sorry for~」の「~」の部分をちゃんと伝えること。
「二度手間になって」申し訳ない
「納期が短くて」申し訳ない
・「Thank you for~」も同じ。何に感謝しているのかを伝えます。
「予定よりも早く仕上げてくださって」ありがとうございます
「忙しいのに会いに来てくれて」ありがとう
×「他にもあるかもしれないですが」「無理というわけではないのですが」
○「今、私どもでご提案できる一番のものをお持ちしましたが、ご要望に合いましたでしょうか」
日本という国では、まだまだ「アサーティブになると浮く」という風潮があるのかも知れない。
でも、わかる人にはわかる。自分が自分らしくあれば、
同じような人が周囲に集まってくるのだろう。
そして、本当の意味での「サムライ」が欧米人から尊敬されるように、
確固たる自分を主張する方が、結果的に認められるとに、なるのだ。