内部被曝を避けるための保存版食材ガイド
「0ベクレル」の食卓を目指す人のためのバイブル
カード方式 全200品目の「安心指数」公表!
全国の魚種別漁場MAP
品目別セシウムの計測値
野菜別、肉別、魚別のそれぞれの危険度がわかって、かなりいい感じ。
とくに、寿司好きの私にとって
「動き回る」性質の魚がとても心配だったんだけど、
それが、魚別にエリアがひと目でわかるようになってる!
昨日、国の暫定規制値が1/5に厳しくなるというニュースをみたけど、
そもそも、検査をしていないところも多い。
ということは、規制値以上のものが口に入ってる可能性もあるということ。
市場に出ているものは安心というのは、信じられない。
そんな中、超オススメの一冊。
関東地方以東に住む人の必読書。
後半にあるカード式の食材別の資料は、切り取ってもちあるこうと思う。
そのすべての情報は、ここには引用しない。
引用は、データ以外の取材部分のみ。
●これからは食物内部に吸収された放射性物質に注意
・桃もセシウムが出やすい。皮をむいた状態で測りなおしてみても、値が下がることはなかった。実の表面についているのではなく、実の中にまで入り込んでいるのだろう。
・キャベツなら葉を何枚か剥げば除染できたが、時間が経つにつれ、農作物の中にまで侵入されてしまえば、その対策は通用しなくなる。きっと今後は、作物の表面に付着した際に検出されたような高い数値は出なくなるだろう。が、「数十ベクレル」程度の放射能汚染とは長らく付き合っていかなくてはならない。
洗う とか 皮を剥く という対策は、
これからはもう通用しない。
●検査の実態
・食べ物について、国は測定しないんです。都道府県に「測定しろ」と命令するだけなんです。すると都道府県としては、自分の地域が汚れていると言いたくないわけじゃないですか。だから測定する時には一生懸命洗って、それから「へたを取る」と称してほかりがこびりつきそうなところを広くえぐり取るとか、できるかぎり値が少なくなる操作をしてから測定しているわけです。それがだんだんエスカレートしていくから、都道府県の検査結果はどんどん「不検出」になっていく。汚染がきれいになっているから不検出になっていくんじゃなくて、測定値が出ないように検査していくわけです。しかも、すべての地方自治体が検査しているわけじゃない。検査をしていない自治体も山のようにある。
・今の検査体制は消費者のためのものではなく、何が何でも出荷したいと考える生産者のためのもの
・産地偽装されてしまえば消費者は工夫のしようがなくなる
・マスコミでは「風評被害」なる言葉をたびたび見かけるが、1ベクレルたりとも汚染していない食品が原発事故の影響で売れなくなったケース以外で使うのは誤りだ。たとえ暫定規制値以下であろうと汚染されていれば、それは「風評被害」ではなく「実害」なのである。汚染された食材に無理矢理「安全」のお墨付きを与えることは、長い目で見れば生産者の信用に傷をつけることにもなりかねない。
・ドイツの放射線防護協会 : 「評価の根拠に不確実性があるため、乳児、子ども、青少年に対しては、1kgあたり4Bq以上のセシウム137を含む飲食物を与えないよう推奨されるべきである」
暫定規制値が厳しくなったとしても、
検査していない地域があったり、
検査の仕方に問題があったり、
そもそもその規制値でも安全ではなかったり
安心は全くできない。
●選び方
・静岡のお茶から高濃度の放射能が検出されて騒ぎになった時に、やっぱり気がつかなければいけなかったわけです。つまり、福島と静岡を結ぶ「放射能ルート」上にある農産物は、あらかた被曝したということです。無傷ですむわけがない、と思わなければいけなかった。
・食材の産地にこだわることには内部被曝のリスクを減らす効果が充分にありそう その反面、産地不明の食材で作られた「出来合いの総菜」を無警戒に選び続けてしまうと、内部被曝のリスクは相当増大することになりそう。
・案の定、大阪市場に入荷してくる野菜の産地は、福島第一原発から遠く離れた西日本地域が大きなシェアを占めていた。
・移行係数は判断・選択する際の助けには大してならず、産地にこだわるほうがよほど理にかなっている。
千葉県産も、選べないな…。
●その他の問題
・福島原発のそばで放射能をまともに食らい、立ち入り禁止区域内に置き去りにされていた軽トラックや自家用車が、持ち出されて一般道を走り始めている。そんな車は、放射能で汚れた泥も纏っている。放射線を放ちながら走っているわけです。その車自体が、決して低レベルとは言えない”放射性物質”だといえるでしょう。そして、こうした車が他県のガソリンスタンドで洗車をして、放射能汚染を拡散させている。
・砂浜や岸壁といった波打ち際には、海に流れ出した放射能が打ち上げられるんです。その結果、海岸線一帯が汚染される可能性がある。いずれ「海沿いで放射線量が高いのはどうして?」と、騒ぎになることでしょう。
・加えて、水銀汚染やカドミウム汚染はいまだ「過去の話」とはなっていないことにも注意が必要だ。水銀汚染はいまや自然界の魚にまで及び、これを受けて厚生労働省は、妊婦にとって「注意が必要な魚」として、マカジキ、インドマグロ、クロムツなどは一週間に切身2切れ(1切れ約80g)まで、斤目代、本マグロ、メカジキなどは一週間に切身一切れ(同)まで、バンドウイルカに至っては二ヶ月に切身一切れ(同)までにするよう「摂食制限」を呼びかけている。
当たり前になると、危機意識が薄れていく。
パニックにならないよう、問題がないような異様な日常が流れているけれど、
それは、ある意味感覚が麻痺しているだけで、
危険そのものが遠ざかったわけではない。
戦時の大本営発表のように、自分の頭で考える力を失っているとしか思えない。
自分の身は、自分で守ろう。
特に、小さい子を持つ親なら、なおさらだ。
特に、外食をするときには、産地がわからないから、
この2章のカードは、大変重宝するだろう。