ライフハックス 鮮やかな仕事術

最近よく耳にする「ライフハック」知ってますか?
やる気と時間を生み出すアイデア
モチベーション&効率アップ
知的現場の最新技術

●この本を手にしたきっかけ
この本の著者の、日経ビジネスオンラインの記事が興味深かったので。
●この本への問い
最近、持続できないモチベーションに悩んでいる。解決方法があるだろうか。
一度はかなりノッていたのに、一度離れたらなかなかできなくなってしまった。
どうしたらいいだろう。
どうしたら復活できるだろう。


●この本から得た気づき
今まで学んできた様々な成功哲学・メソッド(たとえばブレインダンプなど)について、細かくわかりやすく説明されていて、びっくりとした。
・脳のリソースはたくさんタスクを反芻することではなく、
 タスクを実際に処理することに使わなければならない(p27)
・「目標を立てる」とか「仕事の優先順位をはっきりさせる」などといった時間管理の方法は、
 生産性とはそれほど強い関連がないが、
 自分は時間をきちんと管理できているという実感は、営業マンや学生の成績に
 強く影響するという(p53)
・人間の知性の重大な特徴が、「常に予測をしていること」だというのだ。
 だからその予想が外れるとびっくりして、「はっと目が覚めた」ような気がする(p69)
・気の重い仕事ほど、離れずにしがみついていく必要がある。(p74)
・巨大で容易でないプロジェクトこそ、いったん手がけたら離れるのは極力避けるべきである。(p138)
・明日の自分に引き継ぐこと(p139)
 自分への引継ぎで欠かせないことは、気分や「モード」を引き継ぐことである(p140)
・手帳に他人との約束を書き入れておくだけではだめで、
 自分自身との約束も書き込む必要が出てくる。(p162)
その他、
 習慣は消去できるが
 技術は消去できない。
 技術の習得には失敗を繰り返すことが重要であることの、大脳生理学的な理由。
など。
この本、実は細かいテクニック本だと思っていたので、期待しないで読みはじめた。しかし、その内容は、テクニックよりもむしろ、実は心理学的な考察、脳の構造に基づいた説明こそがすばらしい。
●こんな人にオススメ
GTDや7つの習慣などが好きな人
実はテクニックよりも、そのテクニックがなぜ有効なのかを知りたい人

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