女脳

ひらめきと勝負強さの秘密
女脳の潜在力に感服!!

将棋は、本当に好きで、好きで、小学生の頃からずっとやっていた。
高校時代は毎日授業もさぼってやっていた。
最近は、相手がいないので、全くてやっていないけれど、
私の思考に大きな影響を与えているのは事実だろうと思う。


以下、付箋をはったところ。
●男女の違い

・「共感回路」というのがあって、相手が痛みを感じているときに、自分の脳も痛みを感じているかのような活動が生まれます。男性の場合、相手がルール破りをして「こいつは悪いヤツだ」と思うと、その共感回路を一時的にシャットオフできるのです。だから相手が痛みを感じていても、それに共感しないでいられる。でも女性は、相手がルール破りをした悪人という場合でも、依然として共感しつづけることができる。

清濁併せ呑む度量というものは、女性的な共感力と関係があるのかも知れない。
●棋士に学ぶ脳の使い方

・感想戦 – 失敗を感情論や倫理観ではなくロジカルに説明できるように反省
・メタ認知 – 直感の手を指すというときでも、この手に対して自分がどういう感覚を持っているかということを、常に把握しようとする
・直感やひらめきのような脳の働きは過去の経験の量に比例することは間違いない。他の人が指した場合と自分が実際に指した場合では、脳の使い方は当然違う。
・一流の人には共通している – 他人との比較ではなくて、自分の中の倫理観が強い人が結果として強くなる。他人の目や世間の評価が気になる人は、結果として良い結果を残せない気がしますね。

実践で将棋が強くなっていったプロセスを、人生やビジネスにそのまま応用できると考えると、ちょっと色々なことがわかってくる。またあの感覚を思い出すために、将棋をしてみようかな、と思った。
●記憶と創造性の関係

・「記憶」には二種類あると感じています。過去の出来事や思い出は「ああいうことがあったな」と意識的に思い出せます。でも、直感やひらめきは、自分では意識的には思い出せない記憶なのではないかと思うのです。要するに以前に経験していたり、一度ならず考えたことがあったり、または似たような体験がある、それらを体で覚え込んでいて、必要なときにふと思い出せる種類の記憶ということです。
・「記憶力のいい人は必ずしも創造的というわけではない」という言い方がときどきされますが、「記憶力がいい」ということが単純に「何かを正確に覚えている」ということを意味すると思っているから、記憶力と創造性は関係がないと思われてしまう。しかし、脳の記憶力というのは、実は「記憶の編集力」であり、「記憶の編集力=創造性」というのが、脳の研究をしているわれわれが強く思うことです。
・ひらめきが生まれるためには、異なる多様なものが脳の中にインプットされていなければいけなくて、多様性を育むのは継続することなんですね。その一方で、単に多様なものが蓄積されていくだけでは足りなくて、それを「新しく結びつけたい!」という強い意欲も必要です。ひらめきや創造性が「経験×意欲」という掛け算で決まるというのは、そういうことです。
・若いときに創造的な人が多いというのは意欲が強いからで、もし歳をとっても意欲をキープしていれば、理屈からいうと歳をとった人のほうが創造的なはずなんですよ。

「記憶の編集力と創造性の関係」…とてもいいキーワードを得られた。学校のお勉強を否定する人が多い。でも、記憶の編集力が高いために学力がある人でなければ、本当にハイレベルな学力はつかないともいえる。学力が高い人には二種類のパターンがあるということを知っておかなくてはならない。
●その他

・部屋の片付けをしていて古いアルバムやおもしろい漫画本が出てくると、それを読んでしまう性質というのは、物の整理よりも脳の中の情報の整理を優先させているだけ。漫画本を読みたいというのは、何らかの理由があるんですよ。ひょっとしたら、いまの自分の人生に役立つヒントが得られるかもしれないじゃないですか。心の中で起こっているダイナミックスを大事にして、それに寄り添う
・できないと思うと、脳の中にリミッターがかかってしまうんです。できるとわかった瞬間に、リミッターがはずれる。

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