富と幸福を約束する「ジュガール」
印僑大富豪の秘密
気になってたサチンさん。そしてジュガール。
あのインド人のあの行動力はいったいどこから来るのか?
これを読むと、もうそろそろ監査とか管理とかISOとか、
そういう時代はおわりにきているような気がする。
ベンチャーでやっていた、やるべきことをただやる、その姿勢が重視される。
私も、そろそろ仕事のスタイル、こっちに舵をきろう。
やっと、自分のやりたいことができる時代になりそうだ。
●ジュガールとは
<ダウンロードPDFより拾ったジュガールの定義>
・ありあわせのもので実現する創意工夫
・独創的なソリューションを即興で生み出すたくましい技術
・ヒンディー語で「革新的な修正」の意
・中国では「自主創新(ジージューチャンジン)」、ブラジルでは「gambiarra(ガンビアラ)」(ポルトガル語で「次善の策」)、アメリカでは「DIY(do-it-yourself)」、アフリカでは「jua kali(ジュア・カリ)」(スワヒリ語で「照りつける太陽」、野心的な企業家の意)、フランスでは「systemeD」(Dはdebrouillerの略で「何とかする」という意味)と呼ばれています。
私のなりの解釈としては、
ジュガールとは、
内部統制やコンプライアンスによって、規制や規則と手続き、管理のための管理にがんじがらめになってしまった大企業の管理主義への反発、
であると思う。
言葉を変えれば、ベンチャースピリット(発展途上国スピリット)
ベンチャーの中では当り前のように行われていることを、
言葉として改めて定義付け、認識しやすいようにしたもの、という感じ。
だから、ジュガールとは、何か真新しいことが書いてあるわけではない。
でも、特に大企業が忘れてしまったことがたくさん書かれてあり、
読むと元気が出る。
●ジュガールによって得られるもの
・このように決してあきらめずに目の前の問題を解決しようとする習慣が身についてくると、交渉しただけで値段が半額になったり、あきらめずにちょっと相手と話し合ってみただけでビッグビジネスが実を結んだりといった「得したこと」「うまくいったこと」が次々に身辺に起こるようになります。つまり、あきらめてしまうことによって、これまでの自分がいかに損をしていたかが身に沁みてわかるのです。
・ジュガールを使いはじめて自信がついてくると、ハードルの高い問題を前にしたときでも、「自分ならできる」という勇気が湧いてくるようになるのです。私はこの「自分ならできる」という感覚を「セルフ・エフィカシー(自己効力感)」と呼んでいます。このセルフ・エフィカシーは、ジュガールの本質を理解するうえでたいへん重要です。なぜかといえば、「自分ならできる」という感覚を持っていると、その人の持つ潜在能力がどんどん引き出されていくからです。本当に、この感覚があるのとないのとでは大違いで、セルフ・エフィカシーを大きくふくらませていける人は、ジュガールを使うことによって自分の可能性の扉を次から次に開いていくことができます。
私があの場所で学んだことは、まさにこのジュガールだったんだな、と思う。
事実「固定観念を捨てろ」が合言葉だった。
貧弱な環境で何かを成し遂げるためには、結果を出すためには、
管理やコンプライアンスなんてものは無縁だった。
必要なのは、ただただ、柔軟な発想と行動力。
資格も実績も報告書もなかった。
●ジュガールのMinset
・低迷する景気を「もうダメだ」と捉えれば”もうこの商売をやめて別のことをやろう”となります。「まだいける」と捉えれば、”不景気のいまただからこそ儲かるアイデアがあるかもしれない”という逆転の発想になります。つまり、どんなことであってもいろんな見方ができ、その視点次第でソリューションが変わってくるわけです。視点や捉え方次第でピンチをチャンスに変えられる可能性が広がってくるわけです。
・インド人だったら絶対にあきらめないでしようね。値段交渉は自分が納得する値段になるまでねばり強く交渉します。お菓子が売り切れになってしまっても「じゃあ、明日○時に来るから予約でつくっておいてほしい」とか、「これまで期待して並んで待っていたんだから、割引クーポンのひとつくらい出してほしい」などと、自分にためになる交渉をするでしょう。「そのままなにもせずにあきらめる」という行動パターンはインド人の辞書にはありません。
・ジュガールでは、相手と自分の間に”壁”をつくりません。たとえ相手のほうに壁があったとしても、それを乗り越えてつながっていこうとします。いわば、ジュガールにおいては、どんな厳しい状況下で、どんな予想外の相手と話をすることになろうとも、充実したコミュニケーションがとれることを理想としているわけです。
・一人の日と信頼の絆を結んだなら、その人から自分の仕事や人間関係にとって重要な意味を持つ人を紹介してもらう。そしてその人と会ったなら、またしっかりと信頼の絆を結んで、また別の重要人物を紹介してもらう。そうやってつながりを深めながら人脈を広げていくわけです。
自分が何をしたいのか、自分の欲求が何か、
自分がどんな結果を求めているのか、
それを理解していないと、ジュガールは使えないとも言えるし、
多くの日本人は、たぶんそれがわかっていない。
そして、失敗すると怒られるという抑圧が、さらに萎縮させる。
インド人は、まったくこの反対側にいる。
ハングリーな状態で生きているから、文字通り、
「どうにかするために、なんでもやってみる」
目的に向かってストレートに突っ込んでいける。
●ジュガリーになるには
・子どもは自分の欲望に忠実ですから、欲しいものを少しもためらいなく口にします。自分の抱いている夢についても、決してフタをして抑え込むことはありません。
・これからは、必要とあらばどんどん自分を前に出して、率先して「出る杭」になっていかなければなりません。必要に応じて抑制機能を解除して、主張すべきときはしっかり自分を主張し、アピールするときはしっかり自分をアピールしていく方向にシフトしていくべきです。
・多くの日本人は”向こうの迷惑にならないか”という心配を過剰なまでにふくらませすぎです。どうしてそんなに怖がるのか、私には不思議です。あるいは、”相手の迷惑になる”というのは、本当は”断られたらどうしよう””力がないと思われたらどうしよう”といった不安の表われであって、その不安を先延ばししたいがための口実なのかもしれません。でも、そうやってだらだらと不安を先延ばししているくらいなら、いま思い切って相手のふところに飛び込んでしまったほうがすっきりすると思いませんか?
・それに、たとえ飛び込んでうまくいかなかったとしても、失うものはなにもありません。失うものはないにもかかわらず、「飛び込む」か「やめる」かで迷っているなら、いますぐ「飛び込む」を選んだほうがいい。でも、「飛び込む」を選んで実行に移してみれば、必ずそこに何かの変化が生まれます。目の前の状況が進展したり、自分が人間として成長したりといった変化が生まれるのです。
結局のところ、ジュガールの精神をもっともよく理解しているのは、
遊んでいるときの、子どもたち。
大切なことは、子どもに学ぼう。
そして、大人の側が、間違えた観念によって、生来のジュガリーである子どもたちに、
変なことを教えてしまわないように、子どもから奪ってしまわないように、
気をつけなくてはいけない。
私も、自分の子を、気がねをする子どもとか、失敗を恐れる子どもに
してしまわないよう、注意点検しよう。
子どもは、親が社会とどう接しているか、それを見て、そのまま学びとる。
だから、まずは子どもにどう接するかというより、
私がジュガリーになることが大切だ。
・会話力を身につけるには初対面の人や見ず知らずの人とコミュニケーションを積極的にとらなければ鍛えられないものなのです。”天性の人たらし”と呼ばれるような人たちも、そうやって修練を積んでいることを私は知っています。たとえば、私は飛行機に乗ったときに、いつも隣の人に話しかけるようにしています。”いきなり話しかけたらヘンな人に思われないだろうか”などと躊躇していてはいけません。そういうときは誰しも話し相手を求めていることが多いもの。そして、意外な共通点が見つかって話が盛り上がることも多いものです。実際、私は飛行機で隣り合わせた人と意気投合して、それがビジネスにつながった経験も持っています。
・交渉や駆け引きをする機会が少ないのであれば、日常の生活でそういう機会を積極的に持つようにすればいいのです。なかでも、私のいちばんのおすすめは「値切り交渉」です。たとえば、家電量販店に行って、店員さんと値下げ交渉をしてください。広い世界のなかで考えたら、交渉ひとつせずになんでも手に入ってしまう国のほうがよっぽどおかしいのです。ジュガールを身につけたかったら、そんなくだらないプライドや見栄など捨ててください。愚直に取り組んでいけば、交渉の場を支配下に置き、自分で落としどころをコントロールする楽しさを味わえるようになります。
・あなたは、自動車の運転免許取得で実技教習を受けるとき、技術を早く習得するためにいちばん大切なことは何だと思いますか? それは教官の言うことを素直に聞いて実行することなのではないでしょうか。
・自分の特徴や傾向のいい部分を”自分が打ち出すべきキーワード”として、どれくらい深く自覚できているかがとても大事なポイントになってくるのです。
関西に住んでいたからか、あるいはちょっと特殊な仕事をしてたからか、
お店で価格交渉をするのは、私にとっては自然なことにはなっている。
(妻は私が価格交渉をするのをみて驚いていたが。)
でも、私も忘れてしまったことの方が多い。
例えば子どもの頃は自然にできていたこととして、
知らない人にどんどん話しかけるということ、
思ったことをどんどん口にして要求として出していくこと。
大人になった今も、もっともっと意識してやってみよう。
今日、この瞬間から。
・ネガティブ・パラダイムに入るのを防いで、ポジティブ・パラダイムに入っていくためには、自分に入ってくる情報を取捨選択する必要があると考えています。テレビや新聞が流しているネガティブな情報に関しては、意識的に目や耳を塞いでください。嫌な気分にさせられる暗い情報を知ったところで、ろくなことはありません。
・人はつき合っている仲間に影響されます。だから、なるべくネガティブな人と交流するのを避け、自分がインスパイアを受けるようなポジティブな人と積極的に交流するようにしましょう。
・「1日5回はポジティブな会話をする」「1日3つのポジティブをつくる」「1日1冊ポジティブな本を読む」といったように、自分なりの目標をつくって取り組んでいくのがおすすめです。
私は新聞やテレビはみていないが、
最近ではネットニュースも、広告のように勝手に飛び込んでくる。
それに、TwitterなどSNSの使い方についても、注意が必要。
いいことだけをシェアしRTしていきたい。
●その他
・ヒンズー教に「心が変われば態度も変わる。態度が変われば行動も変わる。行動が変われば習慣も変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わる」という格言があります。
これは、シェアしよう。
ゴロがいいというからではなく、
結果が出るには、浸透するまでに一定の時間が必要だということ。
この時間をいかに早めるかというのは「習慣化」を
いかに早められるか、がカギになるように思う。