さおだけ屋はなぜ潰れないのか

身近な疑問からはじめる会計学

こんなタイトルを提示されたら、気になってしかたがない。
さおだけ屋はなぜ潰れないのか だって?
なぜだ?
ずっとずっと気になっていて、今日それが解決した。
なーんだ、そういうことだったのかぁ。


マーケティングやセールスを学んできた身としては、
そのカラクリをしって、とてもすっきり納得できた。
さおだけ屋さんに学ぶことって、大きい。
このほかに「ベッドタウンに高級フランス料理店の謎」も、
私も前から気になっていたこと。
とてもすっきりできた。
以下、メモしたところなど
●節約

・1000円のものを500円で買う50%引きより、
 101万円のものを100万円で買う1%引きの方が重要
・毎日100円節約して、たまにパッと5万円使った場合、
 100×365-50000=▲13500円 となりマイナスになってしまう。

●upsell crosssell

・企業は「相乗効果の高い事業」「自社の技術を生かせる新規事業」を常に探している。

これは中途転職でも使える話だろうなぁ。
●会計学について

・会計は、文豪ゲーテが「最高の芸術」と称した人類の叡智
・会計は目に見えないものも数字にする学問。

感情を数字にする学問というのは、ないのだろうか。
●数字のセンス

・分析の基本型と極意
 1. まずは割り算をすることで「1単位あたりいくらか」を出す。
  そして去年と「比較」して力の流れを見る
 2. ある特定の数字を定期的におさえること。
・優秀な経営者には、会計は苦手でも、おさえるべき数字はちゃんとおさえている人が多い。
 その数字は、自社分析でいうと、原価を左右するある部品の調達価格であったり、
 重要な商品の在庫数量だったりする。
 また他社分析だと、ライバル店の商品アイテム数であったり、
 駐車場の駐車台数、バイトの時給だったりする。
 たとえば、不動産業者は、ライバル業者が広告に載せている物件の価格と同じ位に
 その売り出し日にも注目するらしい。
 どれだけ売り出し日から日にちが経って広告を出しているかで、
 売るのに苦労している度合いがよくわかるからである。
 他に「総戸数」と「販売戸数」も同じ。販売戸数が多ければ、
 売れ残っているということなので、値切れるチャンスがある。