シニアカスタマー

マーケッター必見です。

●この本を手にしたきっかけ
ドラッグストア研究会で有名な松村さんが、ドラッグ以外のマーケットにも言及しているので、ちょっと興味が。


書名は「シニアカスタマー」 ですが、つまりは、「シニアマーケティング」 について書かれた本ですね。
以下の四つのカテゴリーについて、事例を踏まえながら、語られています。
・ソリューション
・ホスピタリティ
・マーケティング
・セールスプロモーション
●特に印象に残ったところと、得られた気づき
著者の松村さんご自身がシニア世代になることもあってか(すみません)シニアの目線で語られていて、とてもわかりやすかった。
 聴覚
 視覚
 味覚
 嗅覚
 触覚
それぞれが困難になると、具体的にビジネスをどうしていけばいいのか、まだ30代前半の若造の私にはわからなかった色々な発見がありました。これは、みんな読んでほしい本ですね。
そして、コピーライティングを学ぶ自分としては、
・シニアがどんな言葉に反応するのか、
・シニアはどんな言葉を嫌うのか、
その辺のことが説明されていて、とても勉強になりました。
●但し、ちょっと注意して読む必要があると思ったのは…
語られるストーリーや事例が、アメリカと日本のどちらのことなのか、混在して書かれているのが残念。
というのは、
 論理思考優位のアメリカ人 と 感情優位日本人
 個性重視のアメリカ人 と 協調性重視の日本人
とでは、ひとくくりに「シニア」としてくくれない面もあるだろうからです。
●こんな人にお勧め
マーケッター
シニアとなんらかの接点がある方(シニアの気持ちがわかります)

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