お金と時間と場所に縛られず、僕らは自由に働くことができる。

ダメダメな男だった私が、12時間で5億円稼いで気づいたこと。
ネットもリアルも関係なし!「人の悩み」を理解すればビジネスは永遠に続く。

ミスターXに学ぶ人として、
伊勢さんの本ははずせない。


●自分のビジネスを持つこと

・必要性と緊急性が高いことだけをやっていけば何となく、いまは最低限の人生を送ることができますが、いまの現状を抜け出して大きな成功をつかむことは不可能です。つまり、緊急性が低い「今日やらなくても問題がないこと」をすることでしか、人生の質を劇的に変えることは不可能なのです。いつもあと回しにしてしまう「未来の自分のためにできること」を今日できるかどうかが成功の分かれ目なのです。あなたにとってそれは何でしょう?
・少しくらい嫌なことがあっても、「この職を失ったら路頭に迷うかもしれない」という考えがよぎるものだけれど、そこで、ある程度でも起業の準備が進んでいると、何かのきっかけで「この際、踏み切ってしまおう」という、現状を抜け出すためのひと押しになるのです。
・「下請けのような仕事をしていたらダメだよ。自分の仕事をして、自分のお客様を持ちなさい」そう教えてくれたのも平先生です。
・次の3つの条件がピタリと合うことがとても重要になります。
– 1.自分が何よりも好きなこと
– 2.自分が誰よりも得意なこと
– 3.かつ人に必要とされること

緊急性の高い目先のことに追われて、毎日が過ぎている気がする。
この悪循環から抜けるためには、先送りをやめて踏ん張らなければ。
●難しく考えない

・私が驚いたのは、彼が実際に飛ぶ姿を一度も見せていないことです。それでもお客様は商品を購入し、ちゃんと真剣にトレーニング方法を学び、一生懸命鍛えているのです。
・そこで私達は「自分が人に何をしてあげられるか、で考えてみたらどうでしょう」と投げかけました。
・世界中でこの商品だけとか、史上最強とか、究極の奥義である必要は必ずしもありません。私はよく、「お客様の半歩先でいい」ということを伝えています。
・カラオケ店の店長さんをしている男性は、「カラオケ採点機で高得点を出す方法」という商品を出しており、これも多いときには100万円くらい売れています。つまり、超一流の研究所がすごいお金をかけて、最先端技術の粋を集めてつくった究極の商品なんていうものでなくても全然かまわないのです。

とくにこれエンジニアが陥りやすい点だなと思う。
確かに、難しく考えすぎなのかも知れない。
リーダーシップとか真剣さはもつべきだけれど、大企業と同じことをやる必要はない。
誰をターゲットにするのか、という点を考えればいいのであって、
USPを見つけるというのはそういうことだと、再認識した。
気追わずに。気楽に。
●お客様にかくべきこと

・では、お客様に何を聞けばいいのでしょうか。私だったら、次の4つを聞きます。
– 1.悩みと不安
– 2.恐怖
– 3.目標
– 4.手に入れたいライフスタイル
 基本的に人がもの買う動機はこの4つしかありません。お客様にどんな夢があり、どんな悩みがあるかを尋ねるわけです。
・とくに、私がよく使うのは「夜寝る前に、ふと考えちゃうことってありますか?」という質問です。これは、その人が抱える「恐怖」の正体に迫ることができる質問だからです。
・大ヒット商品になるものは、これらの要因が入っている場合が多いからです。
– 1.コンプレックスに関わること
– 2.ブームに乗っていること
– 3.お客様がお金を持っている層であること
– 4.やりたいことができない「ある要因」を取り除いたもの
– 5.緊急性が高い問題を解決したもの
– 6.ほかに提供している人がいないもの
– 7.いままでより時間を短くしたもの
・「ある要因」ですが、大きく分けて、
– 1.お金
– 2.スキル
– 3.時間
– 4.環境
 などがあります。

テストに出そうな(笑)超重用項目。
●結婚ステージ

・考えてみてほしいのですが、目の前にいる営業マンが「えっと、たぶん、うまくいけばそうなると思います」と言い出したらどう思うでしょうか? その人から商品を買いたいと思うでしょうか? そうではなく真っすぐにあなたの目を見て、真剣に「私にまかせてください。必ずできます。責任は私が持ちます」と言われたらどうでしょうか? この人にならお願いしようと思えるはずです。強い責任感と使命感を持って約束をする人になることが、成功の一歩目なのです。
・これは「恋愛ステージのビジネス」に対して、「結婚ステージのビジネス」と言っていいかもしれません。結婚ということは、もう簡単には別れられません。基本的には一生を互いに支え合って添い遂げることを誓い合う関係になります。だから、こちらも真剣です。

騙しとか売り逃げのビジネスは、絶対にやらない。
だいたいそんなものが長続きするわけがない。
●究極の理解のためのトレーニング

・相手の気持ちをそのまま手紙に書く
その人があなたにわかってほしい、理解してほしいと思っているだろうことや褒めてほしいと思っていることを書いていきます。同じように、奥さんが相手なら、「たぶんお前は俺よりも大変だと思う。子育てをしながら仕事もして、いろいろ心配事もあるだろう。でも、自分のことより家事や育児を優先してくれて、本当は不安を抱えているけれど、忙しそうにしている俺に遠慮して言えないでいるね。そうして自分のなかに、全部ため込んでしまっているんだろうね」といったような手紙になると思うのです。相手の気持ちを手紙に書くというのは、相手を100%理解する段階であることがわかってきます。
・最後に、その2つの手紙を相手に渡して反応の違いを見てください。すると、おそらく相手のリアクションは自分で読んだときと真逆になるはずです。感謝の手紙を受け取ると、それなりに感動してくれるかもしれません。でも、泣いたりはしないはずです。これに比べて、2枚目の相手の気持ちを書いた手紙は、1枚目とは比べものにならないくらい感動するはずです。直接的に感謝の言葉をかけられるより、自分が認められたいと思っていることを言われるほうが、人は感動します。なぜなら、それは自分の思いそのものだからです。これに対して感謝の言葉は、相手の思いなので、うれしいのはうれしいのですが、2枚目の手紙ほど心に響かないのです。
・そしてうっかり、相手の本当の気持ちを『究極の理解』で相手に接してしまうと、飲みの席だろうとカフェだろうと、相手が泣き出して困ることもあります。でも、カウンセリングでもなく普通に話をしているときでも、人は本当の思いをふいに突かれると、とても感動するものなのです。

「能動的聴き方」によるコミュニケーションにも通じる。
この手紙によるトレーニングは、会話によるトレーニングと併用して
かなり有効だろうな。自分もやってみよう。