BABY IT’S YOU
この本を次のやり方で使う人は100人のうち0人か多くても1人だが、このやり方でやると「すごいこと」が起きる。
1) まず「すごいやり方」どおりに一字一句変えずにやってみる。
2) 実際に、まず自分自身に使ってみて、うまくいったら人にもやってみる。
3) うまくいかないときは、うまくいかない理由を探すのをいったんやめ、どうしたらうまくいくかを考える。
4) 決して急がない。
何がそんなにすごいの?
どんなことが書いてあるのか気になって手にとってみた。
多くのことは、神田昌典さんの書籍や、その他の成功哲学の中で学んだことだったけど、
その意味と仕組みが説かれていた感じがして、すっきりした。
なぜ、そうすべきなのかが、よく理解できた。
■問題に出くわしたら、「どうすれば○○できるだろう」の形で口に出してみる
問題を解決するために原因を見つけるのは大切なことですが、問題を起こした本人に「なぜ?」と聞いても本当の答えは返ってきません。知らず知らずのうちに、「自分は悪くない」という前提で答えるからです。
■岐路にたったときは、「尊敬する○○さんが見ていたらなんて言うか」と自問してみる。
迷ったときは、これに限る。
もっと活用しよう。
■されたくないことをされたら、その場で相手に「あなたがそうすると私はこう感じる」と伝える。
次の条件を満たした言葉が一番利きます。
1) 相手に復讐(説教)しない
2) 相手が「自分のアイデア」で行動を変えるようにする。
なんだか、子育て本を読んでいるみたいな感じだ。
でもこれ、相手が大人でも、本当に重要なこと。
■お互いにまず、紙に書いてから意見やアイデアを発表しあう = 声のでかい人にも負けない。
紙に書かないで意見を言い合うと、ついつい、声のでかい人や押しの強い人の言い分が正しいような流れになってしまいます。
私が、ほとんどの仕事のやりとりを電子メールにするのは、まさにこれが理由だ。
企業の多くがメールによってやりとりするようになって、かなりの人は救われているのかも知れない。
ただし、交渉や会議など、直接の対話が必要な状況もたくさんある。
結局そのときも、Agendaとパワポの資料をまとめていけばよい、ということになるのかも知れない。
■人の話は、真剣に「チクワ耳」で聞く
・意見をいう時…「私の主張では~」「私の考えでは~」を付けてから言う。
・他人の意見を聞くとき… 心の中で「彼の意見では~」を付けながら聞く
価値観を押し付けてくる人が周囲にいる場合に、とても有効な方法だ。
この本で一番ためになったのはこの部分。
英語では必ず主語をつけるけれど、日本語にはそれがないから、価値観を強制されやすいのかも知れない。
主語がないために、ある人の個人的な偏見が、一般化された断定的な真理のようにきこえることがある。
それを、避けることができるのだ。
■目標は変えても捨てても、そのまま持ち続けてもいいという前提でやる。
途中で疑問を感じたら、「もしこの目標のためにアクションを起こしていなかったら、いま同じ目標を立てるだろうか」と自分にたずねてみます。答えが「NO」だったら、目標を変えたり捨てたりすることにチャレンジします。
<がまん>
・社会で問題なく生活するために、自分の「したい」というフィーリングを抑えること
・「どうせ、自分の置かれている環境はこうだから」と無理やり折り合いをつけること。
・終わりはない
<耐える>
・自分のしたいことや価値観を守るために、まわりからの批判や収入の減少など、さまざまなリスクを一時的に甘んじて受け入れること。
・自分で望んですること。
・いつか終わりがくる。
目標の変更や、「がまん」と「耐える」ことの違いについて書かれたこれは、
先日読んだ、Dip(ダメならさっさとやめなさい)に通じるものがあるなと思う。
友人に頼んで次の質問を順にしてもらいます。
1) 1年後にどうなっていたい?
2) じゃあ、3年後にはどうなっていたい?
3) その状態になるのに障害になっていることはなに?
4) どんなやり方をして、だれかのどんな助けがあれば、その障害があっても望むような状態になれる?
うつ病になっている人を除けば、
定期的にこの質問をしてくれる人をそばにおくだけで、かなりのスピードで
目標を達成できるようになるような気がする。
さっそく自分は、妻にこれをお願いしよう。
よく考えたら、妻は頼まなくてもよく、1)と2)の質問をしてくれていた。
すぐに、3)と4)を加えてもらおう。