タオ

道は無い・・・それが道(TAO)だ
「老子」全81章の全訳創造詩

技術書を読んでロジカルな世界に触れたり
マーケティングの本を読んで現実の俗っぽい世界に触れると、
反動なのだろうか、精神世界の本を読みたくなる。


漢字だらけの難しい解説書が多い中、
この加島祥造さんの本は、とてもわかりやすくて、いい。
この方の創造詩ということで、
学術的な意味で純粋に老子そのものを読みたい人や、
神秘的な意味、瞑想技法について知りたい人には向かないかも知れないけれど、
老子の雰囲気をつかみたい人には、
とてもよい本。
●この本から学んだこと
第30章「自分を守る」(p84)に

戦うことなんて、ほんとに自分を守る時だけでいい。
暴力に反対して命を守る時だけでいい。
だからタオの人は
自分を守る力を誇らない。
なにかに勝っても驕らない。
争うのは
やむをえずする時だけのことだ。
そして目的をとげたって得意にはならない。

と、ある。
逆に言えば、自分を守る時の戦いは、
タオイズムでも肯定していたのだ、ということなのか。

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