幼児の育脳教育

3歳までのビッグチャンスを逃すな

●この本を手にしたきっかけ
エチカの鏡をみて、この久保田カヨ子さん、久保田競さんの書いたものを読んでみたくなった。


●この本から学んだこと

1~2歳頃の間に遊ぶ場所をせまくすると、行動できる世界をせばめてしまうため、脳を使うことが少なくなります。このことから、3~4歳になって知能が下がってくるという報告もあります。

広めのところに引っ越しました。でも、もっともっと広いところで遊ばせたいと思いました。今の時代、危険がたくさんあって常にヒヤヒヤしています。広い広い広場など、危険のないところに遊びに行こう。

「ぼくがやる」「わたしがするの」「わたしがさき」「ぼくの」・・・したくなくても、できないことでも、まず名のりをあげる時期が、やる気を飛躍的に早く身につけるチャンス。この機会を逃さない。
ちょっとその子には難しいと思うものの場合は「まだ無理だと思うけど、やってみる?」ともったいぶって、時には半信半疑にさせます。できが悪くても、でき上がったものが使いものにならなくても、何度もやれば器用になるものには、賛辞を惜しみませんでした。
大いにしたいことをさせて、親の計算通りの成功と失敗をさせてください。身のほどを知らせる、良い機会です。ほめ言葉と誠実な批判が、子どものやる気を育てます。「まだ早い、しないで」という言葉に、素直に従うことができると、うまくできるためには努力が必要だ、ということも分かり、積極性を失うことはありません。

わがままを放任して許すことと好奇心を育むことの関係について悩んでいたけれど、これで少しわかった。結局部下の育成、マネジメントと同じなのか・・・というのが私の結論。

背もたれのある椅子生活は、子どもの成長に合わせた椅子に座らせているか否かが問題です。お子さんが身体に合わない椅子に座って生活をしているうちに、背骨に歪みが出てくることもあります。親から離れて幼稚園などの生活が始まり、その影響を修正しないままにいると、だいたい10歳頃に背骨の歪みが見つかります。
横に寝転んで本を見ている時も注意してください。左右の焦点距離が微妙に違っているので、左右の目の度数が異なり、眼鏡矯正をしなければ正しい像が結べなくなってしまいます。玩具だけに気をつけるのではなく、遊ぶ環境や机、椅子といった遊ぶための家具も選んであげましょう。

姿勢のこと、気にしていなかったので今日からすぐ注意してみることにしようと思った。そしてまずは、親である私自身の姿勢から直さなくては。子どもはそれを見て真似するのだ。

二足歩行がいつ頃できたか・・・早く歩けることは発達が良いといえます。つまり脳の発達が良いのです。
昔はオムツをいつまでに取るかが大問題で、歩けるのにオムツが取れないのは親の怠慢として見られたものです。オムツが早く取れるのは、子どもの脳の発達が良いといえます。「ちょっと待って、トイレに行こうね。パンツを早く脱ぐの、がまんしてね」。この何でもない声かけが、辛抱する、我慢するという、自らを抑制する高度な脳の働きを促すのです。

わが子はひとまず人並みには育っているのだと、安心。そろそろトイレトレーニングだぁ。

においを嗅いで覚え、嗅いでいる感情は、本人が嗅いで体験していくものです。押し付けてはいけません。これが感性教育です。
赤ちゃんのうちから、芳香剤などきつい合成香料などのにおいを嗅いでいると、わずかに香る自然のにおいを感じ取れません。お子さんには、機会あるごとに、自然の中で「においを嗅いでごらんなさい」と声かけ、働きかけをしてください。

妻が妊娠してからずっと、香水を使うのをやめていた。やっぱりこれよかったんだなと思った。香水じゃなくて、アロマを使うようにしよう。

幼児語を覚えて、それを言い換えて覚えなおすことは、脳を無駄に使っているのです。お子さんの舌足らずの言葉を真似ずに、正しい発音で応対するようにしてください。せっかく覚えたものを後で修正する、余分な労力をかけることは良くありません。お子さんの言葉をその都度直すのではなく、親が真似をしないことです。
例えば、「ママ、ママ、オンモ」ト単語の羅列で意志を表す時は、必ず「オンモ、イクノ」ではなく、「オンモ、表へ行くのね」「オンモ、表に行きたいの、待っててね、まだ行けないの、待っててね」と何度か繰り返して答えます。「オンモでないの、表」とは言わないで下さい。単語だけを教えるのは無駄です。長い言葉の中から覚えた単語の前後に言葉があることを知り、長い言葉の中から新しい単語を記憶して、言葉の前後のつながりで意味を感じることは、大事な意思表示につながります。

これ、とてもモヤモヤしていた。自分は幼児語はあまり使わないで育てられてきたのだけど、周囲はそうではない。どうしたものか気になっていた。けど、これをきいて自分の考えに自信がもてた。注意すべきは「言い直さない」ということ。押し付けるのではなくて、自然に子どもがまねするのを待てばよいのだ。

思いがけなく隙をつかれて困った出来事は、お母さんの負けとして叱らずに、困った顔をして後始末してください。文句は言わないで、どうしても気がすまなければ、お母さんが泣いてください。お子さんはいやな時や、嫌いなことをされた時は泣きます。お母さんも芝居心で泣き、「悲しい」「嫌い」を表現して、言葉で当たらないようにしてください。
感覚を鍛えるのに理屈はいりません。「なぜかな?」は禁句です。
命令は、それまでにお子さんが一人でできた経験のあるものに限ります。ご飯をこぼさず、きれいに食べることがまだできないのに、「どうしてそんなにこぼすの、きれいに食べてと言ったのに」は、子どもに恥をかかせています。

親の方に心に余裕がないとつい子どもを傷つけてしまいがち。私は上記のようなことは注意できているつもりだったけど、ずっと一緒にいる妻に心の余裕をもってもらうには・・・私が妻にストレスをかけないこと・・ってことになるのかな。

幼児期の指吸いは、ストレスを解消するため、自己に興味を持つためなどでするようになりますが、それで快感を覚えると、盛んに吸うようになります。それで脳の発達をさせることができますが、ほかのことへの興味がなくなっていき、自己中心的な子どもになります。結果として前頭葉の発達が遅れます。ほかのことをしたらほめ、指吸いの機会を少なくさせることです。

そろそろ娘の指吸いも気にしてあげなくてはいけないかな。ただし、これは著者の意見を鵜呑みにせず、もう少し調査する必要ありと感じる。

吸うという行為は生まれながらに備わった反射によってできますが、嚥下は学習しないと身につきません。お子さんには、丁寧に「アウン、アウン」と噛む動作を見せて、「よく噛めたね、ゴックンと飲んでみて」と言って飲み込む動作も見せます。何度も何度も声かけし、見せて、「アーンしてみて」と口の中を見て、「まだ残っていますよ。もう一度、ゴックンして…、今度はきれいに食べたね」と、口の中に食べ残りがないか確かめてから、次に進みます。
どろどろの流動食を口の中に押し込み、吸い込む食べ方は、時間をかけずに量もたくさん入ります。しかし、お母さんがいつも押し込み型で食べさせると、赤ちゃんは口いっぱいにほうり込まれたものを奥からゴックンと飲み、あげくの果てにはいらなくなったら吐き出したり、口の脇からあふれ出したりして汚い食べ方になります。

うちの子、早食いの私のせいで噛まずに飲むことがあるような気がする。今日の食事から、さっそく語りかけの努力をしよう。外食などの場合に「早く食べさせたい」などの理由で子どもの口に押し込むのは、明らかに親のエゴ。反省。

幼稚園でも小学校でもリーダーシップを取るのは、学力がある子ではなく、けんかに強い子です。では、どうしたらけんかに強い子に育てられるのでしょうか。けんかに勝つ子ではないのですよ。けんかを売られても、うまくさばける子、うまく仲間入りできる子のことです。
けんかは、けがをしない限り、止めないでさせましょう。社会性を身につけます。積極的に行動することを覚えていきます。泣くまでさせて良いでしょう。(しかし)あまりにもかけ離れた価値観を持つお母さんのお子さんを選んでは、問題が起こります。

話はよくわかるのだが、現代の最も大きな課題は、まさにこの「かけ離れた価値観を持つお母さん」がめちゃくちゃ多いことにある。価値観の多様化、相互浸透、・・・・
教育方針、ポリシー、価値観の合う人が近所にいるとは限らないんだ。この問題をどう解決するかということが、私のビジネス上の課題ともつながる。

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