有限会社の経理のことがよくわかる本!
●この本を手にしたきっかけ
税理士任せにせず、自分で決算処理をやることになったから。
法律がかわって、もう今から有限会社をつくる人はいないと思うんです。
でも、やっぱり小さい会社には小さい会社なりの経理事務がある。それに、基本は変わりません。
とくにこの本は実務に近いレベルで、書いてくれてわかりやすかった。
迷いがちな勘定科目の定義なども、とてもわかりやすい。
手元に起きたい一冊です。
●知ったこと
(p21から)
企業会計原則の一般原則の中に「保守主義の原則」というのがあるんですね。
会社の財政に不利な影響をおよぼす可能性がある場合は、それに対処する会計処理をすること。
というもの。
(p101から)
福利厚生費、医薬品や健康診断料も入るんです。
ドラッグストアで買ってきたようなもの、もっと経費でおとせるのかな。
(p111から)
旅費交通費、ご10万円までなら非課税なのかな。
ちゃんと細かく計算しなおさないと。
(p138から)
原価償却って、計上したくない時は計上しなくてもよいのだということを知りました。
利益が出てない時はムリにやらなくてもいいのかな。
(p140から)
退職給与引当金、全然考えてなかった。
ちゃんとやらないと。
●この本を読んで感じたこと
複雑な原価計算があるわけでもなく、多人数の給与計算があるわけでもない小さな会社なら、自分で決算処理、できそう。というか、そのレベルの時に自分で苦労しておくことが、色々な意味で勉強になるし、あとあと役に立つんだなと思った。