1億稼ぐ「検索キーワード」の見つけ方

儲けのネタが今すぐ見つかるネットマーケティング手法

カンが鈍らないように、たまには仕事の本も。
復習をかねて定期的に読む。


時間がたっていても、このキーコンセプトは、たぶん揺るがない。
使い捨ての一時的にテクニックではなく、ずっと使えるノウハウという感じかな。
●広告の意義

・通販の世界とは、「お客が見る媒体に広告を出していなければ、商品・サービスは存在しないと同じ」
・金を払って広告を出している会社が、お客からの申し込みにルーズな対応をするわけがない
・ビジネスは需要があって初めて成り立つ。裏を返せば、お客さんが欲しいものと適切な告知手段さえわかれば、売れないほうがおかしいのである。

もっと積極的な広告をしなくては、と改めて思った。
広告を躊躇する必要はないのだ。
●DRM/2StepMarkeginの意味

・あなたのホームページにたどりついたお客はメルマガ登録などしない。Googleであなたの名前や会社名を入力して検索してみる。すると、あなたがどんな人で過去にどんなことをやっていて、どんな評判が立っているのかが、すべて検索結果に出てきてしまう。お客は情報を十分に収集して購買判断を一瞬ですることができてしまうのである。
・マーケティング上、成約までのステップを二段階にする必要があるのは、「お客に情報が少ない場合」「お客の警戒心が強い場合」「不特定多数でフィルタをかけなければいけない場合」だ。
・安心できる「情報」が十分に得られてからでないと、人は購買行動に移れないからだ。

マーケティングの知識やテクニックにおぼれないように、注意しなくては。
そもそもそのような技法がなぜ存在しているのか、
すべては、お客さんが何を考えているのか、にフォーカスすべきなんだ。
●反応率

・検索結果でクリックする確率と、そこからホームページで購入する確率は、ほとんど決まっている。
・キーワード検索結果に一位表示していればクリック率は10%前後、コンバージョン(成約)率は1%前後
・広告の反応率は、「広告媒体の信用度」によって明確に変化する。
・実は、新規顧客がその後に他の商品を購入してくれる確率は、10~20%と相場が決まっている。

2005年頃、Yahooの1位入札という条件はついているけれど、
それでもこの実戦で得られた数値の後悔は、とってもすごいこと。
こんなもの、本で出していいのか…。
●商材の選び方

・アパレル、嗜好食品、ジュエリー、雑貨などの欲求型商品、いわゆる「ウォンツ商材」はキーワード検索経由で大きな売上にするのはかなりむずかしい。「ウォンツ商材」は、自分の欲しいものを「言語化」しにくいからだ。言葉にできないものを、検索することはできない。欲求商品は「たくさんの種類の中から見せてもらって、いいものがあれば買う」といった購買行動がほとんど。いわゆる「衝動買い」が基本心理なのである。
・キーワードマーケティングで売れる商材は、圧倒的に「ニーズ商材」の独壇場である。言い換えれば、ショッピングモールで探しても買えない商品・サービスが、検索エンジンのキーワード経由で圧倒的に売れるもの、といえる。
・人がインターネットで検索する、という行為の裏には、必ず何かの「問題を解決しよう」という背景がある。しかし、「問題」度合いが”深刻”でなければ、そもそもお金を払う人はいない。ビジネスの価値とは、お客の問題がプロでなければ解決できないものであってこそ、初めて生まれるのである。
・「とても自分ひとりでは解決できない」と悩んでいる姿が目に浮かぶようなキーワードが、売れる言葉である。
・とにもかくにも、人に言えない、顔をさらすのが恥ずかしい、といった心理状態になりがちな言葉がネットの検索経由で異様に売れる。楽天にもAmazonにもこれらのサービスは売っていない。
・「あまり知られてない言葉」をわざわざ検索するわけだから、やはり相当に反応率は高くなる。条件は、言葉を通じて得られる顧客単価が高額であること。希少性のある言葉だけに、販売価格は思いきって高めにすることが、成功の鍵となる。
・業界が古臭くてインターネットに対応できていないことが多い(要するにダサイ)ところに、ちょっとセンスの良い人がマーケティングを勉強して新規参入すれば、すぐに市場ナンバーワンになることができる。羊の群れの中に狼が喧嘩を売りにいくようなもので、楽勝なのである。
・非常に大事なポイントとして、「インターネット関連の人間はマーケティングがへたくそ」という点がある。いわゆる技術屋あがりの人間が多いので、およそマーケティングとか顧客心理なんていうものを考えられない人たちが非常に多い。要するに「技術バカ」で、お客にわかりやすい言葉で説明しようといったことがまるで考えられないのである。
・インターネットで本当に需要が大きいのは、「個人事業レベルのクライアント」である。彼らには、請け負いをやるのではなく「情報」を提供して自力でつくり上げることを支援してあげたほうがはるかに喜ばれる。理由は簡単だ。「人に頼りたくない人」が独立企業や個人事業を経営するからである。
・「検索結果に書いてある情報で満足するユーザー」を相手にしていても、まったくビジネスにはならないのだ。
・「ネットショップ」「ネット通販」というと、多くの人は右下のゾーン、「低額なマス市場」を考えてしまうだろう。このカテゴリーは私たちが毎日のように接する商品で、しかも簡単に仕入れや製造ができるので、起業・新規事業を考える人は本当に安直にここを目指してしまう。これが本当に大きな誤りなのだ。
・高額商品を販売する場合は、ホームページに余計な機能をごてごてと付け加える必要がなくなる。商品説明のページと、資料請求のためのフォーム。この二ページさえあれば、明日からでもビジネスをはじめることができる。(1フォームビジネス)

自分の過去の失敗を指摘されているようで、耳が痛い。
そう、ほんとうにそう。
自己満足はビジネスではない。
●キーワードの基本

・最もお金にやりやすい言葉とは、「調査」「相談」「対策」「吸引」「代行」などの動作をあらわす言葉、「アクション言葉」なのである。それは一言で説明すると、「アクション含み」の検索キーワードは、「検索者が置かれている状況を簡単に推理できる」からだ。
・入札が一件もない場合は、まったく売れないキーワードである確率のほうが高い。ただし、「アスベスト」「耐震診断」など、突然事件が発覚して国民的関心事になったばかりのキーワードは、ものすごく集客できるキーワードなのに、まったく入札がない大チャンスの場合もあるから侮れない。
・一つのホームページで複数の商品・サービスを見せてはいけない。売上げが一気に落ちることになる。
・買わない客を排除する最もよい方法は、値段を入れてしまうことだ。安物買いにしか興味ないお客はクリックしなくなる。
・顧客獲得単価は、どんな商材であれ3000円を下回っていたら相当な投資対効果をもたらしていると考えていい。迷わず本格稼動すべきだ。

もう少し深く、Adwardsを研究してもいいかなと思った。
自分はたぶん、こういう仕事に、向いている気がする。
●その他

・「生き残りをかけて」「再生プロジェクト」などという言葉を聞くたびに、「お客から不要だと思われているんだから、さっさといなくなってくれればいいのに」と、いつも私は思う。

Mr.Xが暗黒マーケティングの中で話していたテクニックの部分が
すべて滝井さんによって語られている感じがする。
久々の良書。