FP総論(U-CAN ファイナンシャルプランナー講座)


ファイナンス音痴の改善の為に、少し基本的なことを学んで一般常識を身につけるべく、
兄からもらった少し前のUCANのテキストを通読。

●とくに心に留まったところ。

・住宅購入の平均年齢は30歳代後半といわれているが、30歳代後半といえば、一般的には教育資金の負担が重くなる時期といえる。そのため住宅ローンは、徐々に重みを増してくる教育資金を負担しながら、返済していかなければならないという特徴を持っている。
・リスクマネジメントとは、貯蓄や公的保障ではまかなえない部分に対して保険でカバーすることを考えるため、公的保障の内容を知らなければ、適正な保障設計ができないことになる

保険会社のセールスマンがあまり信用できないのは、まさにこのあたり。
彼らは自社の商品を売ることが目的だから、顧客にとって本当によいプランを立てない。
本当にそれを考えているなら、現在契約している保険証券の確認からニード分析などせず、
公的保障の内容をもっと突っ込んで確認するはずだ。

●ビジネスとして

・プランニング・フィーの設定方式
1) 時間×単価方式
 プラン作成にかかる時間を集計し、それに一時間あたりの単価を乗じるもの
2) メニュー方式
 資産運用設計はいくら、リスクマネジメントはいくら、老後資金設計はいくらという具合に、各メニューごとに料金を設定する方式
3) 会費方式
 年会費を決めておき、その金額の範囲内でFPサービスを行うというもの。サービスの内容によって別途費用を取る場合もある
4) 顧客の資産やプランの効果に基づく方式
 相続設計などでよく見られるパターンで、顧客の資産の何パーセント、あるいはプランを作成したことによって期待できる効果の何パーセントかをプラン作成料とするもの。また、FP会社によっては、プラン作成料は一切不要だが、そのプランが実行に移された際の収益によってまかなうというところもある。
・バブル経済時に不動産や保険商品の仲介で得られたコミッション収入に依存するあまり、本来のFP業務とかけ離れたビジネス展開を志向するところもあった。アメリカおよび日本ではプランニングフィー中心のFPビジネスに切り替えようという動きもある。

やはり、中立的なFPの方がいい。
私は、コミッションをもらっている人は、どんな営業マンでもあまり信用したくない。
1)は能力によって差が出るし、
3)はランニングがかかるのがいただけない。
4)がベスト、少なくとも2)がよさそうな感じがする。