大人も知らない「本当の友だち」のつくり方

自分をわかってもらえるって
気持ちいい!
超うれしい!

中高生向けではあるけれど、
日本人の場合は、大人が読んでも十分に価値のある一冊。
親業関連のセミナー帰りに手に取った一冊。
とくにアサーティブコミュニケーションについて考えるのに、
よくまとまった一冊だと思います。

●Noをいう工夫

・人から頼まれたり、誘われたりしたとき、すぐに返事をしないと悪いかなと思いがちです。でも、即答する必要はありません。質問したり、「ちょっと考えさせて」と言うことは、失礼なことではないので、考える時間をもちましょう。

これ、とても単純なことだけど、なかなかできていないこと。
アサーティブコミュニケーションの第一歩は、この「返事を先送りにする」
ことから始まるような気がする。

●欲求は自分らしさ

・予防のわたしメッセージを言うためには、まず「自分が何をしたいのか」または「何を望んでいるのか」ということ、つまり欲求をよく知っておくことが必要です。どのような欲求をもつかはその人の個性を示すものであり、「自分らしさ」です。どのような欲求があなたのなかにあってもいいのです。欲求に善し悪しはないのですから。あなたの欲求はあなたの「自分らしさ」をあらわす大切なものです。
・そして「自分はどんな欲求をもっているのか」を考えることは、「自分はどんな人間なのか」を考えることにつながります。
・「気持ち」「考え」「要求」は全部、自分の内面にあるものです。これらはごちゃごちゃになってしまって、わからなくなりがちです。でも、よく考えれば違いがわかるはずです。

十代の頃、あらゆる欲求は否定すべきもの というような
歪んだ捉え方をしてしまったことがあり、それからおかしくなってしまった。
ワクワクを探すソースの考えかたも、全てここに立ち戻る。
もう一度、見直したい。
自分自身をよく理解している人は、ぶれない。
ぶれるのは、自分のことがわかっていないから。

●能動的な聞き方(援助的な聞き方)

・相手がどんなに悩んでいても「必ず自分で問題の解決策を導き出すことができる」ということを信じて支えるのが、援助的な聞き方です。でも、相手のことを心配に思うあまり、相手の代わりに解決策を考えてあげたくなることがあります。このとき心のなかには「〜したらいい」という自分の考えがどっしりと場所をとってしまい、心の鏡は曇っています。また、「こんな場合は〜すべきではない」というような自分の価値観で鏡がゆがむ場合もあります。「相手はとても悩んでいるが、自分の悩みは自分で解決できる人だから、自分は代わりに考える必要なんてないんだ。でも解決するまでそばにいて、聞くことで心の整理ができるように助けよう」と思えたとき、鏡は相手を正確に映し出すことができます。

この、能動的な聞き方は、
「相手自身に解決できる」
という自然治癒を促す東洋医学の考え方に似ている。
女性に悩みを話されて解決策を話すというのは、
つまるところ相手をバカにしているということなのだ。

●肯定も伝えよう

・肯定のわたしメッセージ つくり方は簡単。相手の行動+自分の肯定的な気持ちです。「映画に誘ってくれて(相手の行動)ありがとう。ちょうど観たかったからすごくうれしい(自分の気持ち)」

これ、ほんとに大切。
でも多くの男性がなかなかできないことでもある。
女性は比較的やっているような気がするけど、
もっともっと積極的に表現していきたいと思った。

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