子供靴はこんなに怖い

0~12歳 おかあさんの靴選び、間違っています!
靴の育児マニュアル

これ、読んでおいてよかった。手遅れにならないように、ちゃんと考えないと。
知っておかなきゃならないこと、たくさんある。
まずは自分の足のことから。
そしてそれを手本にして、子ども正しい靴の理解を。
靴文化の長い欧米では当たり前の知識や制度が、靴に慣れていない日本では、
まだまったく整っていない。
このままいくと、大変なことになる。


●陥入爪

・ゆるい靴をはくと、歩くたびに足が前にすべり、指先が靴にあたる。そして爪の巻き込みがおきる。
・足は足用の平行な爪きりできる。手用で丸くきってはいけない。

●靴と成長

買い物に出かけて、「おんぶして、だっこして」と子供がダダをこねた時は、要注意。「おんぶして」は、不快や痛みのサインかもしれません。

いつもだっこを拒否する娘が、いきなり抱っこしてといいだしてきかないので、調べたら靴が小さくて足が痛かったようだ。成長の早さにびっくりするとともに、もっと気をつけなければと反省した。
ハイハイ期間が短く、トレーニングを十分積まないうちにつたい歩きをするのは、成長が早いのではなく、危険。
●靴の選び方

自分の子が幼稚園、保育園で苦労をしたらかわいそうと、脱ぎやすく、足を入れやすいという意味の「はきやすい靴」を選んであげたくなる気持ちもわかります。でも、それは間違った思いやりというものでしょう。歩くためにはくのが靴。靴は決して脱ぐためにはくものではないのです。

歩きやすい靴は、はきにくい、はかせにくい、ぬぎにくいのかも知れない。でも、歩きやすい環境を作ってあげることの方が大事。もちろん、子どもがイヤになってしまわないように、靴の脱ぎはきの成功経験をさせてあげることは大切かも知れないが、本末転倒になっていないか、考え直す必要がある。
●良い靴

1. ツマ先が広い
2. トゥ・スプリング
歩く時の足の蹴り出しがスムーズに行えるようにツマ先が少し上がっている
3. かかとがしっかり
幼児の足は外反足の傾向がある。これをまっすぐ保つために必要。
4. 足の曲がる位置で靴が曲がる
5. くるぶしを包むアンクル・ブーツ
6. 外羽根の紐靴。スリッポン(スリップオン?)は最悪。ダメならマジックベルト

●靴の種類
p168からの靴の種類と用途の説明についても、とても参考になった。

もともとパンプスは19世紀 正式なダンス用の靴だった。そんなものを外で遊びまわる子供にはかせるのは、よくない。なお長靴は、かかとが固定されないので、長靴は決してよい靴ではない。

・アンクル・ブーツ
・ブラッチャー
・モンクストラップ
・ローファー
・一本ベルト
・ティー・ストラップ
・サンダル
・スニーカー
●選び方

左右をパッチンと留めて、売り場に陳列している靴屋では、左右両方をきちんとはかせてみることも、歩かせて試すこともできない。良い子供靴選びの場には向かない。

EやEEのサイズが多いけれど、E未満の子はかなり多い。儲からないからあまりつくられないのかも知れないけど、それで子供にサイズのあわない靴をはかせるのはどうなのか。

●靴の正しいはき方

・ヒモを十分にゆるめて、はき口を開いて、足を入れる。
・靴のかかとに足のかかとをきちんと合わせ、その位置どヒモを締める

ヒモの結び方は、用途にあった結び方があるということもはじめてしった。
p159からの記述はとても参考になった。
・シングル
・パラレル
・オーバーラップ
・アンダーラップ

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