おかえりなさいお父さん

新しい父親像を求めて
子どもに慕われてこそ
古い権威主義を捨て、子どもの目の高さで、心を通い合わせることの実感をこめて語るお父さん、お母さんへのメッセージ。
思春期に爆発する父と子の対立を予防するためにお父さんに知っていてほしいことがあります。

 
平井さんの著書はひととおり頭にインストールしておくつもり。


メモしたところを以下に。

・禅の言葉「三尺の童子を拝す」

このひと言に全てが集約。MindSetだ。

・夫も妻も、それぞれのちがった雰囲気の中で育ってきているのですから、離婚の原因としてよく言われるような性格の不一致は、当然なことです。こうした一致しない性格をどのように調和させていくかが、夫婦生活の中でも最も大切な仕事になりますし、またなかなか難しい仕事でもあるわけです。
・(女性が男性の結婚相手の)選択の第一は、子どもを好きかどうか – ということです。

結婚前の女性に。

・欧米では、自分の発言や行動に対して責任をとる人のことを「責任感がある」と評価するわけで、他人の命令に従うかどうかとは関係がなく、あくまでもその主体は「個人」にあるのです。

・わが国では、子どもたちも親たちも若い教師を「先生」と呼んでいますし、教師もそれを望んでいます。それによって上下関係を保とうとしているわけで、教師は権力者になりたいのです。もし、親が教師を「さん」で呼んだならば、教師は不愉快になるでしょう。

自分としては、あえて持ち上げるために「先生」と話したり、逆に傲慢な医師を「さん」で呼ぶことがある。

・三歳までの扱いは、男の子と変わりがありません。女の子であっても結構、乱暴な「遊び」をも好みます。
・お母さんがお父さんに対してどのような行動をとっているかによって、いつの間にかその影響を受けている女の子が少なくないのです。
・生活習慣の自立を幼児期に達成させることは、非常に無理であることが、私達の研究によって明らかになってきています。
・世間づき合いをしない家庭にも問題が(年間の来客が2,3人)

自分の育児でもちょっと気をつけたいところ。とくに来客をもっと増やした方がいいのかな?と思った。子どもにとって、自分の慣れ親しんだ部屋に呼ぶほうが、まずはよいのかも知れない。行ってばかりでは、緊張して話すところにまで至らない。近所の女の子が唯一仲良しなのは、実はそういう理由によるのかも?